ふりふりしっぽとちびっこ怪獣

昨日は朝一で老犬ひまわりに、ふかふかベッドを買ってきました。
これでゆっくり眠れるね。

父が再々電話してきては、そんなひまの様子を尋ねます。
気になって仕方がないみたいです。

一昨日の夜はこれで最後になるかもしれないから、と抱き締めて寝たそうです。
ひまちゃん、これからは基本的には我が家で過ごすことになりますが、どうか最期のときは大好きな父の腕のなかで迎えられますように。

そんな風に思うのは贅沢でしょうか。

さて、今朝は５時頃に排泄のため、ひまちゃんを抱いて外に出ました。


地面に下ろしてほんの少し歩かせたんですが、溝蓋の小さな穴をまたぐのも四苦八苦。

一旦立ち止まって、穴にはまらないようじりじり進んで慎重にまたぐ。

ほんの数センチの高さが上がれなくて立ち往生。

道に傾斜があると体が下へ下へと持っていかれて...どん詰まりのところでハマったようになって動けなくなる。

少し前には難なくこなせていた沢山のことが出来なくなっていて、見ていて切なくなりました。
若い頃のやんちゃな姿を思い出してしんみり。

でも、こういう...老犬としての体の衰えも、大切な我が子だからかな...。
よく頑張ったね、と思えてとても愛しい。

そんなひまちゃんですが、父のトラックの駐車場が近付いてくると信じられないくらい足早になって...最後には小走りしてました。
私が走らないと追い付けない早さです。
きっと、車庫に父がいるかも...と思ったんだろうな。
そう思うと切なくなりました。

犬は本当に愛情深いです。

６時前に父とそんなひまの話をしたんですが、父、電話口で涙ぐんでました。
置いていくことはひまにとって幸せなことなんだろうか...と。
でも...体の衰えを思うと始終揺れているトラックに乗せて動くのは可哀想じゃけー、ひまもわしも寂しいけど我慢するしかないのぉ、とも。

ひまちゃん、大好きな父が会いに来てくれる週末を楽しみにして頑張ろうね。
それまでは私のお世話で我慢してね。