2016/03/21(月)15:06
塾に入れるか入れないか。
中学に入学しようというお子さんをお持ちの保護者さんへ。
塾に入れるか入れないかですが、この時期にあせって塾に入れることはありません。
この時期、競い合って広告をまいて、新規入塾を獲得しようとどの学習塾も躍起になっているのは、少しでも早く入塾させないと他塾にとられてしまうからです。
もっと身も蓋もない話をすると、3月で卒業してしまった中3の月謝の穴埋めです。
塾に行かせる必要があるかないか、中1の中間テストの結果を見てからでも遅くありません。
では、1学期中間でどういう状況であれば、塾に通わせたほうがいいのかというと
5教科合計であれば、400点と450点を一つの目安にしてください。
新中1の最初の中間テストはボーナスみたいなものです。
英語なんて、ほとんど何もやっていないに等しい。
80点が当たり前の世界です。
ここで各教科80点、合計400点がとれないとしたら、勉強の習慣がないか、小学校の内容があやふやか、モチベーションが低いかのいづれかです。
勉強の習慣がないなら習慣をつけてくれそうな塾へ、理解不足ならわからないことに徹底的につきあってくれそうな塾へ通わせてあげて下さい。モチベーションが低い生徒はやる気をださせてくれるような塾に通わせてあげて下さい。
450点のほうの区切りは、さらに上を目指す方のための目安です。
津高校や松阪高校を目指すなら450点が一つの目安になります。
1学期中間で450点に足りていないのなら、その後苦労すると思われます。
ちなみに、当塾では中1の1学期中間は、特に何も指示せずに受けさせます。
そのほうが、生徒の能力を測れるからです。
そこで、前述の400点に満たない生徒もでてくるわけですが、指導すればほとんどの場合、成績が上がっていきます。
ところがそれでも上がらない生徒もいます。
モチベーションが低い生徒たちです。
今までの経験上こういう生徒は指導していても、点数はじりじりと下がっていきます。
モチベーションの低い生徒にやる気を出させるには根気とタイミングが必要で、本当に難しいです。結局、中3になって切羽詰まってくるまで、成績が上がらないということもあります。
それでも、本当に大事なことだけでもきちんと教わっていれば、受験に間に合わせることもできるので、いつもこちらがヤキモキしながら指導しています。
ちなみにうちが12月~3月に新中1に入塾してほしい理由は中学校で英語を教わる前に、うちの英語の考え方に慣れてほしいからです。
もちろん前述の「身も蓋もない理由」もございます。