新型コロナについて
こういう平常ではないときにこそいろんなことがわかるから、周りの大人、施設、行政、そういうものをちゃんと観察しときなさいと子どもたちに言っておいた。個人的には、地方自治体ごとの対応策の違いに興味をひかれていた。例えば松阪市の「テイクアウト支援商品券」と四日市市の「さきめし券プロジェクト」松阪市の場合、75000世帯×2000円=1億5千万の効果このうち半分を市が負担する。ただ、これは使われなければ紙屑となるし、個人的感想を言えば使うのが面倒くさいから使わないと思う。周りからも同じような声もちらほら聞こえてくる。なぜなら、先日、記事にしたサイトが見つかるまで、商工会議所が発表する店舗一覧を見ても、どれが何のお店なのかすらわからなくて、正直呆れていたということもあるし、テイクアウトしなくても現状イートインできる状態に戻りつつあるということもある。できれば、事後にどの程度使われたのか、どれくらいの経済効果があったのか公表してほしいと思っている。また、外食自粛ということはわかるが、テイクアウトできるお店だけを支援するものなのでテイクアウトできない形態のお店、テイクアウトに移行する費用すら捻出できないお店はどうすればいいのかという問題点もあるように思う。ちなみに松阪市公式ツイッターではこの企画について、一度つぶやかれたきりである。かたや、四日市市の場合、クラウドファンディングという形をとったので、資金調達は全国からだ。まだクラウドファンディングは終了していないが、すでに2億1千万をこえるお金が集まっている。クラウドファンディングの選択肢には、先めし券の付いていない純粋な寄付もあるが、それだけでも700万近い。主催者の公表では、ここから一店舗当たり75万円と、割り増し分40%の30万円が支援金として配布されるそうだ。テイクアウトに限定もしていないので、情報さえつかんでいれば、原則誰でも参加できた形だ。ツイッターに関しては、こちらは専用のツイッターアカウントを作り、公式ツイッターとしては珍しく、一般の方がリツイートなどして拡散すれば、きちんとリプライを返している。こにゅうどうくんもアイキャッチとして、しっかり活躍していた。若干の個人的感情は入ったが、どちらが良いとか何が言いたいということではない。ただ、観測していた結果、こうだったということである。そして、子供たちに伝えたのは、商工会とか市役所っていうのはね、君たちや君たちの友達が20年後、30年後に主役として居るところなんだよ?っていうこと。つまり、君たちがしっかりしないとねっていうこと。