横穴の調査が終わりました
お盆明けの17日から行っていた横穴の調査がようやく終わりました。毎日、暑く (-_-;)、たまに夕立が降り大変でした。横穴とは、古墳時代から奈良時代初期に造られた古代の墳墓の一つです。丘陵などの斜面や崖面を横穴状に掘ったもので、土や石を盛ったり積んだりして造る高塚古墳とはその造り方や形に大きな違いがあることや、古墳の象徴である墳丘を伴わないのが一般的であるため、「古墳」と呼ばず、一般には「横穴墓」と呼んで区別しています。簡単に言えば、斜面や崖面に掘られたお墓です。中は人が埋葬されるだけなので結構狭いですよ。大きさは地域などによって異なりますが。今回調査した横穴は1.20m×1.80mで、高さ60~80cmくらいでした。調査しながら実測をしていたので、人骨や遺物が出てきました。人骨の残りは決して良いとは言えませんでしたが、ある程度の部位は認識できました。そして、20数本の歯も出てきました。この歯は残りがよかったです。手にとってマジマジと観察してしまいました。1,450~1,500年前の人(人骨)とのご対面、結構感動ですよ。嫌がっていた人の方が多かったですが f(^_^; 。とりあえず工期内に調査が終わってホッとしています。今は少しゆっくりしたいですね。