画質のいい動画の作りかた
※ニコ鉄やMMDに限らず、あくまで一般的な内容です。対象はいわゆる「動画初心者」ですが、単語に関してはいちいち説明しないので、分からないものがあったら検索してください。なお、最終的な画質を決めるときに一番重要なのは素材なので、これを重点的に取り上げます。まず、何はともあれ劣化の少ない素材を用意しましょう。いくら解像度が高くても、ブロックノイズだらけの動画素材やJPEG画像では、作成出来る動画の画質は上がりません。劣化の少ない動画を作りたいなら、素材の段階から気を配りましょう。具体的なビットレートなどはあえて書きませんが、自分の目で「これは間違いなく奇麗だ」と思える物を用意してください。アスペクト比は本来あまり気にしなくてもいい(編集ソフトでカバー出来る場合が多い)のですが、作る動画に合わせたものを用意すると編集作業が楽になります。ニコニコ動画のアスペクト比は4:3または16:9なので、素材もどちらかで統一しておくとのちのち楽できます。動画・静止画に限らず、解像度はある程度のものがあれば大丈夫です。最終出力するものと同じ解像度であれば問題ないのですが、それ未満だと『拡大』という劣化を伴う処理が入ってくるのでオススメ出来ません。大雑把な目安は、最終出力から見て面積比で4倍くらいのものを用意すること。ニコニコ動画の4:3では512x384なので、その4倍である1024x768。16:9では640x360なので1280x720。ただし、自身の環境(PCの処理能力・HDDの空き容量)に合わせて柔軟に考えましょう。(ニコニコ動画の標準解像度は時々変わりますので、最新情報を常にチェックしてください)意外と忘れがちなのがfpsです。だいたい10fps以上あれば問題はありませんが、30fpsを標準と考えたほうがいいかもしれません。30fpsあればカクつきは感じませんが、逆に60fps以上にするのは、意図的に「ヌルヌル」動画を作るのでもなければ必要ありません。一般的な話として、解像度とfpsを上げた上で画質を維持しようとすると、それだけPCに負荷をかけることになります。320x240・10fpsと1920x1080・60fpsの動画があるとして、同じビットレート(低めの1Mbps)を割り当てると、後者の方が劣化が激しいです。※長くなりそうなので、とりあえずここまで。