ふつうの生活 ふつうのパラダイス

2005/12/15(木)18:28

読み語りに参加してくださいその2

よみがたり(6)

前回読み語りについて書きましたが、書ききれなかったことがあるのでもう少し。 さて、読み語りをするためには、毎回実際の教室に行くわけですが、そのときその教室の雰囲気を感じ取ることができます。 つまり先生の指導が上手であれば教室に入った時すでに机がさげられ、前に一つ椅子が用意され(ここに座って読みます)、子供たちは教室に座って(娘のの学校では読み語りの時は床すわり形式でしたので)待っていてくれます。おはようの挨拶にも元気に返事が返ってきます。わたしたちが読んでいる間も静かに聞き入ってくれますし、読後の感想もしっかり手を上げて応えてくれます。ここの先生はよく子供たちの気持をつかんでいるなとたった一回の読み語りでもわかるものがあります。 こんな時は読み語り冥利に尽きるというかとてもうれしくてやっててよかったーと思います。 ところがごくたまにあぶない教室があります。教室に入っても机はそのままだったり、さて読もうと思って椅子に座って絵本を開いても、子供たちはすごく遠巻きのポジションにつまりは教室のなるべく後ろの方に全体が座っていて、教室にしらーっとした雰囲気があります。読んでいても私語が多く、感想もありません。なにか教室全体の雰囲気がさめていて、それが毎週のことなので、「このクラスどうしちゃったの?」と当番のお母さんたちがいいあうような状況です。 明らかに学級崩壊寸前です。どうしよう。そこでみんなで話し合うこともありました。 所詮完全な解決などできようものではありませんが、ぎりぎりのところで食い止められたかもしれません。実際どうだったのか。とにかくそのときは当番でない時も毎週見学には行きましたが。 家にいて子供と話していても、学校のことはわかりづらい。保護者会に出席しても話の嫌いな先生はすぐに終わらせてしまいます。いろいろ話してくださる先生もいらっしゃいますが、やはり限界があります。 読み語りのために教室に入っていると学校のことがかなりよくみえてきました。 自分の子供のクラスメートがどんな子たちで、教室がどんな雰囲気で担任の先生がどんな風に子供たちとかかわっていてくださっているのか。あの組の先生は厳しいとかこっちの組の先生はやさしい。とか。どのクラスのどの子が問題児で、だれだれはリーダーなんだな。とか。あの子はいつもしゃべってるよ。じゃあ毎回感想言ってもらおうなんてうちあわせ。 読み語りのために学校に行くということは、子供と先生だけの世界に少しだけ別の色の絵の具を落としてくるようなものかな。 教室を少し開かれた世界にしていくことで、今行き詰っている学校のあり方に改革というとオーバーですが手助けをしていきたいのです。 先生とは違うスタンスで子供たちと接していく大人が入っていくことで、今までの学校の呪縛をほどいていけるでしょうか。 続きはこちら↓ 読み語りに参加してください その3

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