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ふつうの生活 ふつうのパラダイス

2006.05.24
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カテゴリ:映画★アニメ
ニューワールド』『ポカホンタス』に続いて見ました。
『ポカホンタスイングランド編』

基本的設定はほとんど同じだけど、ストーリー展開は随分違う。ポカホンタスに関して残っている資料自体が少ないので、それ以外の部分は製作者サイドでかなり好きなように作れる。なかなか面白いネタだということですね。

アニメでは、まずポカホンタスは結婚してないし、外交であることをとはっきり意識してジョン・ロルフとともにイギリスの国王に会いに行く。イギリスでは、死んだはずのジョン・スミスと再会して、二人の男を並べた上でまさに好きな方えらんでいいよって感じで、(おいおいおいおいムカッそれはないだろうと思うんだけど)、結局俺について来いってタイプのジョン・スミスより、紳士的で自分の方がポカホンタスにあわせられるジョン・ロルフとくっつくのです。ポカホンタスもジョン・スミスもわが道を行くタイプということで、一緒になるとけんかになりそうで、ロルフのようなちょっとひきのある、相手にあわせられるタイプのほうが勝気なポカホンタスにはあうんじゃないか。という展開のストーリーなのでした。

しかも、最後二人でアメリカに帰って行く。ポカホンタスが死ぬところまではやらないのでした。それにしても、いかにもディズニーアニメらしく、最初から最後まで悪役が徹底的に悪役で、最後は悪役が全て悪かったというように結末を持っていってしまうことで、ネイティブアメリカンと、入埴者側のイギリスの抗争を奇麗事のようにごまかしてむりやりハッピーエンドに持っていった感じでした。

実際のところ、ジョン・スミスとポカホンタスの間に本当に恋愛関係があったかどうかはわからないし、ジョン・ロルフと結婚したことは事実なので、そのあたりの解釈が難しいところでしょうか。ディズニーも、話のつじつまあわせるのに相当苦労したんじゃないでしょうかねえ。

『ニューワールド』を作ったテレンスマリック監督は当然このアニメも見ているだろうし、その上でこの映画を作ったわけだから、アニメで語られた結末にかなりの不満もあったはず。その上で自分なりの解釈で、そして、もう少しまともなポカホンタス伝説を新しい視点で語り直したかったのかもしれません。

ところで、二十代前半でその命を途絶えてしまったポカホンタスですが、イギリスに渡ったことでアメリカ大陸にはなかったであろう数々の伝染性の病原菌に感染したであろう事は当然想像もつくわけで、もし、イギリスに行かなければ、死ななかったかもしれない。それでも、そのあと、どっと流れこんでくる入植者達との接触は増えていっただろうから、やはり、どちらにしても、伝染病にかかる可能性はあったわけで、早世してしまう運命にあったかもしれません。

ネイティブアメリカンと入植者との壮絶な抗争もネイティブアメリカンが減少した原因であるけれども、それとともに西洋人がもちこんだ虫歯によってかなり多くのネイティブアメリカンが死に至った可能性もあったという話を、以前聞いたことがあったっけ。いやあ。虫歯は辛いし、どうにもならないですからねえ。ま、虫歯に限らず、そののち、多くの伝染病を持ち込まれ、うつされて、そのせいで随分ネイティブの人たちも死んだだろう事も当然想像できる。つまりは、意図的ではなかったにしても、この当時既に生物化学兵器による侵略と戦争をイギリスヤスペインはやっていたってことだ。すごーい。流行の最先端だわサ。

さらにところでなんだけど、西洋のSFの小説やドラマや映画には宇宙人に侵略されるっていうテーマがかなり多い。昔はやった「インベーダー」とかね。結局自分達がやってきたことだからこそ、自分達もまた、やられるんじゃないかという恐怖を感じているわけですね。実際に侵略された側より侵略した側の方が自分たちが侵略されることをより強く恐怖として感じるって言うのもなんとも、因果な話だよねえ。

映画『インデペンデンスデイ』なんか、まさにそんな感じ。「こんなやつら(地球人)なんかどうなったっていいんだ。さっさと殺してこの星は自分達のものにするんだ。」といインベーダーの意識を肉体の接触によって感じ取ったアメリカ大統領の恐怖感は<まさに当時のネイティブアメリカンやそのほかの世界中の侵略された側の国々の感覚そのものであって、その映画のタイトルがまさに「インデペンデンス」だって言うのはいったいどんな目論見で作られた映画なんだか。よくわかんないです私には。

ちなみに最近『宇宙戦争』なんて映画もありますね。私、見てないんだな。これ。
トムクルーズが嫌いなモンで。それで、こういう目に見えるはっきりした侵略戦争ならまだしも、もし、宇宙人が、生物化学兵器を使ってこちらの全くきずかないうちに地球人が滅ぼされちゃうなんて可能性もあるわけだよねえ。そういう映画は出来ないのかなあ。

ところで、映画『ニューワールド』の中で、ロルフ役の俳優さんが私的には、トムクルーズにそっくりだったので、ロルフよりスミスの方がかっこよく見えたのってそのあたりも原因かもしれない。でもでもやっぱりスミスさんのほうが私の好みなんだわさ。というわけで、今日はまーここまでです。


      ディズニー/ポカホンタス

      ポカホンタスII


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最終更新日  2016.03.09 22:01:03
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