ふつうの生活 ふつうのパラダイス

2006/09/20(水)09:07

庭の話

普段のこと(53)

我が家にも庭はあるんだけど、花を植えようとか、花壇作ろうとか、そんな気にならない。 我が家はだんなの実家のそばなんです。姑が時々やってきて、庭の雑草も取ってくれます。結婚して、何十年、ずーっと。ところがその時に私が植えた花もとっちゃうんだよね。かつてはラベンダーを植えて薄紫の花を楽しんだりもしました。パセリも植えて見ました。どんどん増えてくれました。 ところが、姑の雑草刈りの時に「これは抜かないでね」と頼みもしましたが、気がつくとどんどん刈り取られてしまう。ちょっと気を抜くと、私が植えたいろんな花が抜かれて、刈り取られてしまう。 うちの母が植えた花も「これ嫌いなんだけど、抜いていいかしら」といって抜かれてしまったし。私もそれはまあ嫌いだったからいいんですけどね。 ちょっときれいな花を咲かせる雑草もぬかれちゃうし。 その上私の母は母で、勝手に花や木を買ってきて家主である私の意志を無視して、植えちゃうんですね。 母が植えた最大の木は柿木三本。これがね。ものすごくよく虫がつくんだ。 毎年夏になると、急に暑くなった翌日にブワッと毛虫が増殖してる。鳥肌をたてながら、それを高枝切はさみで切って、殺虫剤をかけて、ゴミ袋に入れて捨てるのです。大変です。これは、山茶花にもつくな。 私が唯一やるのが毎年秋に植えるチューリップの球根。これだけは、やってます。何にもしなくても、翌年にはきれいな花が咲くし、所詮一年ものなので、姑に抜かれる心配もない。 ちっちゃなものは、いつ抜かれるか判らないし、庭木の大きなものは、私の趣味とは、ぜんぜん別物なので、毎年植木屋さんがやってきて、切っていきます。もうぜんぜん自分の庭じゃない。 たとえ私が自分で庭の雑草を刈ったとしても、私程度のやり方だと、てぬるいから、姑は気に入らなくて、やっぱり雑草とりにくるだろうし。何しろ姑は完ぺき主義のきれい好きなので、雑草は庭の隅の隅まで徹底的に抜いていきます。天晴れです。姑がいずれ、できなくなった時、我が家の庭はどうなるんでしょうね。 やっぱり、いざ雑草がもうもうとしてきたら、蚊が増えていやなものなのかな。 私はあんまり雑草を徹底的に抜いたりしたくないんですけどね。端っことかは残しといたり、本当はワイルドフラワーとかやりたい。 でも、当座はもう庭に関しては、私のものじゃないので、花を植える気もなーんにも起きない。 もっとも私はこの手のことは面倒です。好きじゃないだけかもね。 だって抜かれちゃうなら、花壇作ったり、植木鉢でも、できるしね。 でもでも、目の前に土の庭があるのに、植木鉢で花なんて情けないし。 いやいや毎日水やるのが面倒なだけだ。 もう少しすると、植木屋さんがやってきて、庭の木はばさばさ刈られちゃうんだ。だから、春に花が咲かないんですよ。 アジサイとか。 金木犀とか。 いつか自分の好きな庭を作りたい。 それでもはボケやかいどうや、金木犀、アジサイ、銀木犀、ボタン、百合、水仙、山茶花、椿、薔薇、雪柳、なんかが咲いて、少しだけ楽しませてくれますけどね。 やっぱ贅沢か。 そういえば高層ビルの上で花や野菜を育てると、高いところだから、害虫が来ないんだって。だから、農薬とか殺虫剤とかいらないんだって。そこらじゅうのビルの上が畑や花壇になったら、いいね。 まさに空中庭園ですね。いいなあ。                         ↑この映画の場合はそんな優雅なものじゃないらしい。                            ↑植えるなら今です。

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