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2007年02月27日
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カテゴリ:社会系エッセイ
『ナイロビの蜂』は製薬会社の治験の話だったけど、リフォームサギとおんなじで、この手のものって難しいですね。何しろ専門分野になってくると一般人にはわからないし、最近は副作用をやたら怖がって一切薬は使いたくないなんて過激な人もいるし。副作用は確かにありますけどね。でもやっぱり薬は役に立つし、自力ではどうにも治らないこともあるわけです。

それにしても、「日本の薬の認可がアメリカなんかに比べて遅すぎるんじゃないか」というのはさすがに私なんかでも時々聞く話ですが、『ナイロビの蜂』をみてたら、それって結構実は日本が全うな国だからなんじゃないかと思った。治験は必要だけど、それってつまり人体実験なわけですから、日本みたいにすべての国民は平等って国ではなかなかやりにくい。アメリカや西洋の人たちの感覚って言うのは、自分たち白人以外は同じ人間だと思っていないという感覚が潜在的にあるわけで、これだけグローバルになって人類みな平等って表面的には言ってても、やっぱりそうじゃないわけでして。だから、アフリカの黒人を治験者にしても全然平気なわけですね。
アメリカなんかが新薬になるのが早いのはそんなふうに、アメリカのなかの貧民層の人たちや、アフリカのひとたちを使って治験ができるから早いのでしょうね。

アフリカで日本より楽に移植ができるのも、人をさらってきて内蔵だけ取り出して売ったりしてるからなのかなと、真実は知らないけど、そんなことを想像してみると、なかなか怖い。日本より簡単に移植ができるってことが本当はとても怖いことなんですよね。

よくよく考えてみると。最近では、なんとフィリピンでも移植に関して法的に許可がおりるようになって、そうなると日本でも移植用の内臓を取るための子供の誘拐なんてのもありえそうで怖い。アメリカならまだ海のはるか向こうのことと思ってたけど、フィリピンあたりだとそうじゃないもの。自分の子が誘拐されて、内臓取り出されて、売り飛ばされたらどうしよう。怖い怖い。

そういえば『アイランド』って映画がやっぱり移植のための臓器を使うためにクローンで作った人間を閉鎖社会の中でだまくらかして養ってる話でした。有色人種を使う時は罪悪感感じないだろうけど、じゃあ自分たちとおんなじ白人種を臓器のために家畜扱いしてみたら、その醜悪さや罪悪感不快感を実感しますかってつまりそういう映画だったんですね。

成人の場合は体力ありますからそんなに医者なんて行かないけど、子供を持って育ててみると、医者に行かない時の方が珍しいってくらいお医者さんとご縁が出来ます。今の治療は昔みたいにすぐ注射うったりしませんから、怪我なんかのような外科以外はほとんどが内科にお世話になる。つまり、ほとんどが薬の服用によって病気を治すわけです。最初の頃は出されるままに飲ませているんだけど、だんだん親も知恵がついてきて、出された薬が何なのかわかるようになってくると、「いつも出されるけどこの薬どうも良くないような気がするな」とか思うわけです。でもお医者様にそれを言うんだけど、大体は否定されちゃいますね。

私もいつも出される解熱剤Aがどうも効きすぎるなと思っていた。で、先生に言っても笑われるか否定されるかだったんだ。だけど、そのうちインフルエンザが流行るようになってきた。で、高熱がでるのでその解熱剤Aが処方されるのですが、そのせいで死んじゃう子供が出てきて、インフルエンザとの関連性とか、無理な解熱は良くないんじゃないかとか社会的に問題視されるようになってきた。で、その時出される解熱剤Aのことが新聞の記事になっていて、それを読んでみるとあの私がいつも効きすぎると思っていた薬だったのです。で、「やっぱりそうだよ」と思ったわけですが、この後娘が熱を出して、医者に行った時いつものようにAが処方されたので「先生それはいやです」といったら、「特にそんな症例報告はないから」と言われまして、それでも粘って他の解熱剤Bにしてもらったのです。その後しばらくして、例の薬Aははっきり危ないといわれて、それ以降でてこなくなりました。
で今は普通に解熱剤としてBが出てくるようになったんですけど。そのことに関して先生はなんにもいいませんねえ。

お医者さんが出してくれるからって、そのまま飲んでるとあぶないですね。で、専門知識がなくても感覚的にどうもこの薬はよくないなあって患者でもわかるものなんですね。で、飲むと不快になる場合は、無意識に飲まなくなったりします。でもお医者さんていうのは、症例報告がない限りは患者の訴えってあんまり聞いてくれないんです。でもさあ、自分や自分がその症例報告のネタモトになんてなりたくないじゃない。症例がでてから対処されてもねえ。
こういうところ、役所とおんなじですねえ。前例主義ですからねえ。

他にも「この薬はいやです」とお医者さんとやりあったこと何回かあります。話し合いの末、服用量を半分にしてみたり、他の補助剤をだしてもらったり、いろいろ。

でもうちの親なんか見てると、結構飲まないでためてるくせに、飲まないまま医者からはまたその薬もらってくるんですよね。「飲まない薬はいらないって先生に言えば」っていうと「いやそんなこと言うと先生に怒られるから」って飲まないのにもらってきてためてるんですね。保険料の無駄遣いなんてやめてほしいんだけど、年寄りは医者代が定額だったりするから、気にしないの。

でもね。今や一般の健康保険組合は老人保健への拠出金で赤字ぎりぎりなんですけどね。わが子の頃には健康保険なんてなくなるかもしれないんですから、高齢の人たちは無駄遣いしないでください。
お上からもらう補助のお金って無制限に出てくると思ってるみたい。そのお金って私たち子供の世代が出してるんですけど。で、最近老人でも収入のある人は保険料払うことになったし、診察料薬代三割負担になったのですよね。うちの親も怒ってるけど、なーんもわかってないのよね。私が説明してもぴんと来ないみたいだし。政府のことをいくらでもお金を持ってる神様だと思ってるみたい。国債とか、国の借金が膨大にあるっていうニュースと自分の医者代薬代がつながってるなんて全然ぴんとこないみたい。

お医者さんは儲かるってよく言うけど、よくよく考えてみれば医者の収入ってその健康保険というところからしか出ないもので、その健康保険がつぶれそうな現在、その赤字寸前の健康保険料で儲けようというのはなにか間違っていないかと思いました。

それにしても自分の飲む薬、子供に飲ませる薬。それが何なのか。よく調べたほうがいいと思う。今は、薬局でいろいろ説明してくれるようになりましたけどね。

ところで、タミフルが今取りざたされてますね。タミフルが悪いのか。たまたまなのか。具合が悪いからなのか。原因はわかりにくいですね。インフルエンザの特効薬って騒がれてるけど、本当はほかにもインフルエンザに聞く薬はあるらしいです。それでも、タミフルが騒がれるのはその裏にやっぱり製薬会社の利権が絡んでいるらしいです。ニュースの報道の仕方もねえ。中学生がマンションから落ちて死にました。前日にタミフルを飲んでいましたって行ってるのを聞いてると、明らかに原因はタミフルって思い込んじゃうじゃない。言葉のトリックだよねこういうの。真実はどうなのでしょう。



            









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最終更新日  2007年02月27日 10時29分14秒
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