ふつうの生活 ふつうのパラダイス

2008/07/09(水)22:38

学祭にいっちゃったよ

大学生の話(17)

長男の大学でちょっとした学祭があって、もういい加減恥ずかしいのだけど、長男のでるイベントがあるということで、見に行ってしまった。学祭では、周りはもう、在学生ばかりで、高校までのような親の見学なんてことはそうはない。少しだけ、親御さんらしいご夫婦を見かけたけど。 それは承知でまあ、見に行ったのだけれど。でも、その学祭での彼の様子を見ていて、彼が家で最近いろいろと愚痴る、その彼の状況が、うきぼりになってよく見えてきた感じがした。家にいて、わが子だけ見ていると、分からないものが、大学内で、他の大学生、同級生たちを見たり、その中にいる彼を見ることで、彼の特性がよく分かった。見に行ってよかった。と思う。 大学生なんだから、いいかげんもう手をかけなくていいと、思いつつ、やっぱりまだまだ、子供なのかもしれない。どこまでが、子供で、どこからが、おとなになっているのか。その加減の見極めがむずかしいなあと、思う。 昔は、大学生って大人な存在だったけど、自分自身が年をとってきた、その目で見ると、大学生もマダマダ子供なんだなと、思う。所詮まだ、20歳前後の集団なんだし。いろいろな学祭のイベントの企画でも、矢張り所詮は素人、テレビなんかに見慣れた目には、お粗末だけれど、それはそれ。そんなことをいろいろ経験しながら、成長して、社会に出て行くのだろう。 長男には、自分の人生のたくさんの失敗、自分の欠点なんかをそっくりわが子に見つけて、自分とは同じ失敗をしないようにと、いろいろ注意するのだけれど、やっぱり、彼は彼なりの失敗と経験をこなしていかないと、駄目らしい。やはり、人間というのは、同じテッを踏んでしまうものらしい。 だんなや私のちょっとしたくせとか、それをそのまま遺伝していることに驚く。能力とか、性格が遺伝することは分かっていても、個人的なくせまで遺伝することに驚いている。たとえば、夫のジャンパーを上まできっちり締めるところとか、男なのに、内股で立つところとか、中学生の頃母ともめて玄関のドアをバーンと思い切りしめて登校した私の過去の行動を息子にまた、再現されるとは、思いもしなかったので。 なんてことをいろいろ考えつつ、見に行った、学祭なのでした。              

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