テーマ:映画館で観た映画(8350)
カテゴリ:外国映画 は行
出来は悪くないとは、思う。でも、前二作をみているハムナプトラファンにすれば、肩透かしを食らった気分だ。エジプトが舞台になってないものはねやっぱりハムナプトラとはいえないかなあ。 中国を舞台にすると、かなり重厚な面白いものが出来るけれど、この作品では、十分な中国についての情報調査、資料調査がされていないまま、中途半端にとりあえずの知識だけで、作ってしまっていて、底の浅い作品になってしまった。万里の長城をつくった皇帝といえば、明らかに秦の始皇帝なのに、今回その中国では重要度抜群の始皇帝がただの、悪霊の大ボスとして、物語で使っているという、安直さ。西洋よりは、中国にくわしい日本人にすれば、違和感ばりばりで、なんかかなりちがうーという感じ。 兵馬俑が動き出して、戦争を始めたら。という、アイデア自体はおもしろいんだから、ハムナプトラとは離れて、もっと舞台設定をこって徹底的に中国の話として作れば、かなりいいものができたはずなのにと、思う。 今回は、ヒロインがレイチェルワイズじゃなくて、変わってしまっていた。ハムナプトラシリーズは、レイチェルワイズだからこそのよさなのに、そのいちばん重要なヒロインがかわってしまった時点で、これはもう、ハムナプトラじゃないんだけどね。 エジプトねた自体過去に既にたくさん作られていて、新しいものじゃないところを、ハムナプトラ独特の展開ゆえに面白かったのに、残念。監督が前二作とは、ちがうのでもう、その時点で、ハムナプトラじゃなくなってるのでしょう。 それから、いままでは、この手の冒険物で特に気にしたことなかったんだけど、考古学者なのに、自分の発見した遺跡に対しての扱いがひどい。ろくな前調査もなく、いきなり、ずかずか遺跡に入り込んだ挙句、仕掛けにひっかかかって、遺跡を壊したり、遺跡の中で拳銃ばんばん撃ってたり。貴重な遺跡を破壊して平気でいる辺り、考古学者の人がみたら、怒り出すんじゃないのかな。 貴重な兵馬俑を破壊しても平気で、今回の悪役の皇帝の遺体だけをありがたがって運び出していたり。そんなことしたら壊れるし、ありえないきがする。監督は、兵馬俑の歴史的価値も、万里の長城の歴史的価値もたぶん、まったく分かってない。 今回、中国政府から、手直しを要求されたのも無理からぬことだと思う。それで、直しても、これなんだから、中国政府もずいぶん甘くなったものだ。 西洋の目から見た中国って所詮こんな程度なのかも。 今回の作品は、ハムナプトラの人気による集客をねらった別作品ですね。 それにしても、一作目からわずか9年、三作目ですでに、一作目ではやっとカップルになったばかりの主人公とヒロインの子供がすでに大学生。映画の中の時間の進み方早すぎる。ジュニアがててくる段階で、すでに、インディジョーンズの二番煎じにしかみえなくて、そもそものこの夏の新作インディジョーンズ自体が、いまいちだったのに、ここでもまた、似たような設定って、なぜに。 もうこのシリーズはつくられないでしようねえ。 それとも、シリーズ四作目ができたら、今回のことに懲りずに見に行くなんていうバカをしてしまうかもしれない。 ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝@映画生活 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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TBありがとうございます。
3作目はエジプトから中国に舞台を移したおかげで マンネリ感はなかったですが、 結局、敵はミイラなんですね(笑) 前作でエヴリン役を演じたレイチェル・ワイズが 降板したのが残念でした。 今度、訪れた際には、 【評価ポイント】~と ブログの記事の最後に、☆5つがあり クリックすることで5段階評価ができます。 もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!! (2009年02月15日 18時36分14秒)
シムウナさん
こんにちわ。現代は、「マミー」だそうですから、基本ミイラのお話だそうです。でも、今回のものは、無理やりミイラにしてるけど、本当のところ、ミイラじゃないんですけどね。 コメント、トラバありがとうございました。 (2009年02月16日 06時57分25秒) |
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