2014/10/21(火)19:06
亜硝酸と硝酸塩地獄!
ずいぶん前に田んぼで採集してきた水草、一緒に拝借してきた片手ひとすくいの泥で
ゆっくりと成長していたのですが、いつまでもこのままではイカン!
ちなみに、本水槽に移植したものは、みんなヤマトさんに丸裸にされました(笑)
まー、水が合わなくて弱っていたんでしょうね。
ちなみに、本格的な水草水槽ってのは、今まで維持したことがありません。
生体メインでしかも面倒くさがり屋なので、全ての水槽が本格的な水草育成にそぐわないろ過方法をとっているため。。。
しかも、ソイルが食わず嫌い。ADAのアマゾニアなんて、1年以上前に買って、そのまま未開封。
そんなことではイカン!
1年前に買っていた焼結赤玉土。こんなのもあった。しかも大量(汗)
よし。これを使ってみるべ。
あと、そのへんに転がっていた365日持つという触れ込みの化学肥料。
よしよし。これも使ってみるべ。赤玉の底に、パラパラと敷いてみたり。
焼結赤玉は、初期にかなり酸性になるという話もあるので、とりあえずマツバイだけパラパラと植えて、あとはヌカエビ1匹と、がさったときに採れた何かの稚魚と何らかのハゼ稚魚を1匹づつ同居人にセット。
Phは特にひどい酸性になることもなく、同居人も2週間ほどは全て生きていました。
しかし、日が経つにつれ、だんだんとエビの動きが悪くなり、最後はやや白濁した感じの体色に。
んでは最近しばらくやっていなかった水質検査でもするかーと、水質検査キットを引っ張り出す。
ちなみに、アクア用のヤツは割高なので使っていません。
共立理化学研究所 パックテストWAK-NO3 硝酸、硝酸体窒素 1箱(50回分)
たとえばこのへんとか使っています。
NO2、NO3、P、TH、水槽で使いそうなこのあたりの検査キットは販売されています。
しかも自分は、1回分のチューブを切って空きチューブに試薬を分け、2つの水槽を一つ分のパックで計るというセコさ(笑)
まずはNO3を全水槽でチェック。
ちなみにNO3は、一番右の色で45ppm。
左から、120水槽 イモリ水槽、メダカ水槽、カメ入り日淡水槽、赤玉水槽(NO2も計測)
120水槽は、容量でかい上に小型種ばかりを収容しているので、かなり低い。問題なし
イモリ水槽(30cm)、たまに生餌が入るのと、水量がかなり少ないため、やや多い。問題なし。
メダカ水槽(30cm)、けっこう過密なのだが、週1~2の1/3換水でこの程度。問題なし。
カメ入り日淡水槽(60cm)、カメが大量に食べ、そして、出す。やや大きめの魚の収容も影響ありか。そして、こなれた底面ろ過のせいもあり。常に数値が高い。週1~2で多目の換水。やや問題あり。
最後。赤玉水槽。
試薬をパックに吸引した瞬間から、違う。
その瞬間で、パックの中はコンコードのぶどうジュースかと見間違えるほどに鮮烈な赤紫に!
あまりの検出っぷりに、赤玉水槽のみNO2を引き続き検査。
やはり瞬間ぶどうジュース!マジックで使えそうなぐらいだ。
カラーチャートの限度が1ppmだったので、1/10に薄めて再計測すればよかったが、
たくさん出ていることに変わりはないので、これで計測終わり。
掲載した試薬の色はさほどではないが、これは撮影時に時間が経っているため。
反応が進みすぎて変な色になっていたり、中で凝結した状態になってしまっている。
さすがにこの亜硝酸量では、エビさんは生きてはいけないですね。
逆に、正体不明稚魚とハゼの元気さが不思議なぐらい。
某白ツブツブ化学肥料のパワーを再確認。使っちゃダメだよ(笑)
そして、弱酸性下では、高濃度の亜硝酸環境でも、快適かどうかは別として魚は意外と生息できるっていうことにもオドロキ。
ハゼ稚魚とナニカの稚魚は最後まで餌食べていましたし、今でも引越し先のメダカ水槽で元気です。
しかし、白濁したヌカエビはダメでした。