中迫梨恵個展「からだは水のようになめらかに」 NAKASAKO Rie Exhibition 2025年2月25日(火)-3月2日(日)
梅が咲き、春にむかう陽射しに包まれている京都岡崎です。中迫梨恵個展「からだは水のようになめらかに」NAKASAKO Rie Exhibition2025年2月25日(火)-3月2日(日)12時-18時https://gallerymorningkyoto.blogspot.com/2025/02/nakasako-rie-2025-22532.htmlひとりでいるとき、意識は外の世界から徐々に自身の内側に向かい始める。そのとき意識は記憶の中にある見たもの、読んだもの、食べたものから触れたものへと脈略もなく移ろう。このように意識が自身の内側で浮遊するとき、身体も外の世界で生きるためのものとは別の色や形に変容している気がする。意識が重さを持たないように、身体も重さを持たなくなる。意識が一箇所に留まることを知らないように、身体に現れる色と形は常に揺れ動くものとして存在する。そして、ふと他者の視線や気配によって意識が外の世界に戻るとき、身体は重さを再び取り戻し、意識も外側へと連行される。その意識がふわふわと自身の内側で浮遊する束の間の身体感覚を絵画とセラミックを用いて表現する。 /中迫梨恵NAKASAKO Rie 略歴2021年 京都市立芸術大学美術学部 油画 卒業2023年 京都市立芸術大学美術科研究科修士課程 修了受賞歴2020年度 京都市立芸術大学作品展 市長賞2022年度 京都市立芸術大学作品展 奨励賞主な展示2022年 YOD galleyグループ展 「it’s gonna be awesome!」2023年 galley ami-Kanoko2人展 「インターナルエアー」2024年 galley ami-kanoko 個展「そのk、発音するの忘れてる」2025年 beak 585 galley グループ展「STILL」中性的な、と表現したい独特の色づかい、たおやかで溶け込むように描かれたものたち、やわらかな輪郭により曖昧になる境界線。ペインティングのほか、自ら『触角ドローイング』と呼ぶセラミック作品、絵具が乾くまでの時間で導かれるように即興的に描くドローイングなど計31点。京都では初個展。/gallery morning・・・