京都情景 graphis kyoto

2008/05/07(水)16:46

ほいろのはいったくらのある、しゃくやのにわ 消えゆく町家

四条堺町下がる、一軒の町家が建て替えられる お別れ内覧会が催された 表の間から奥の間へ、そして庭先へ 家主さん、「こういうのを幹しか見えへん借家の庭」と言うんどす、と 太陽を求めて木々がどんどん大きくなる、手入れが行き届かないために剪定が追い付かずスクスク育つ、やがて見えるのは幹だけに?・・・そんな意味合いだろうか 右に土蔵が見える 家主さん、「この蔵、大工さんにみてもーたら、ほいろが入っているというーたはりました」、と 火の色、すなわち一度、火災に遭っている、もしくは火事に遭った土が使われると言うこと。この前の大火と言えば天明の大火(1788年)? 幕末の騒乱? どれだけ遡るのだろう 昔の、うちの庭とよく似ている、猫が石灯籠をつたって隣の家の軒屋根に飛ぶ そんな、おおきさの庭

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