京都情景 graphis kyoto

2010/08/12(木)15:17

夕焼け模様の世界へ

大病院に勤める友人は、いまだに徹夜の勤務をしている 夜、誰もいなくなった病院で、血液検査をこなしてゆく A型、B型、C型、、、、 いま血液は非常に複雑になっていて、C型ではないけど、A型のB型みたいな「種類」が存在するらしい 有効な血小板だけを分離して使ったりするため、らしい 血液、だと8種類? ほどなんだけど B型の血液から採りだしたものをA型の人に使ったりするので、わかりにくいそうだ そうしたわけで分析もシビアになる 命と繋がっている仕事、ストレス、キツそうだ 生老病死は・・・町の中に混在する 京都大路、健康なときには目につかない病院が、ほんまにいっぱいある お寺の伽藍の次に巨大な物だ 「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」藤原新也さんが、切り取ってきたインドの風景 ガンジスの川辺、砂浜に流れ着いた死体を食う犬たち。 http://www.fujiwarashinya.com/main.htmlのMemento moriをクリック 日本では「死」は見えない。ぷかぷかと川を流れたりはしない。ほとんどの人が病院でなくなりオートマチカリーにお骨になる 治らない病気? 生の一部としての死 老いと病が立ち上がったとき。生きていることと死ぬことと向き合う 女性の平均寿命は85.99年。365日X86年=31390日 3万日とはとてつもない「生」だ 病院では日常に連続する「臨終」 そんな、うしろがわのビョーイン世界の話 「そんなん、あんまし、聞かんほうがええで」 ぶちまきたいけど、愚痴りたいけど、そんなんきっと、思てるとおりやて、って いいたそうに、彼女は帰っていった 点滴の針が右手に刺さり、チンチンからはチューブが ベッドの横にはテレビも便器も置かれている ボタンを押せば看護婦さんがやって来て とっても優しいのだけれど うしろがわも、まえがわも、働く場としても 病院とは、やっぱり、距離を持っていられればと 病院の窓から「夕焼け、きれいやなー」と西山を眺めたりはしたくないなー、と にほんブログ村 長生き日本、いきているのかしんでいるのか、書類上の高齢者がん百人、そんな話題の流れる夏のお盆に

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