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テーマ:本日のお勧め(387268)
カテゴリ:ミステリ
傷痕 矢口敦子 著
目黒区一家殺害事件の加害者の家族と、被害者の遺族が皮肉にも巡り合い、そしてある男の出所がきっかけとなり、この事件に関係する者たちの平穏な日々が失われることになります。 小田島は妻に暴力をふるい、逃げた妻をかくまっていた弁護士一家を殺害します。 ところが、実際に事件の首謀者として処刑されたのは、小田島ではなく、同行していた知也の父、正実でした。 母の真理恵は、幼い知也を養子に出し、知也は本当の父と母、そして事件の事を知らずに成長します。 そんなある日、知也を引き取った一色家に衝撃が走ります。 知也のガールフレンドの桜井香子が、知也の父がかかわった事件の被害者と同じ名前であることを知ったからです。 そして、何も知らない知也の前に、小田島が現れ、すべてが白日の下にさらされることになります。 主犯が本当はどちらだったのかが、関係者の証言だけという曖昧な状態の中で、知也は父の刑が妥当であったのかを考えることになります。 死刑制度の是非をめぐるやりともあり、裁判員裁判についても考えさせられる深い内容の作品です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 2, 2018 05:57:51 AM
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