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カテゴリ:ミステリ
ぼくのメジャースプーン
辻村深月 著 児童書かと思いきや、けっこう重たい内容になっています。 主人公は、ある特殊な能力を持った小学4年生の男の子です。 その能力とは、他人に二つの条件を提示して、必ずどちらかを実行させる事ができる呪いのようなもので、この力を使えば、相手を死に追いやることも可能です。 一族の中で、ごく稀にその力を持ったものが生まれることを母親から告げられ、力を使うことを固く禁止されます。 そんなある日、学校で飼っていたウサギが、一人の大学生の手によって惨殺され、第一発見者となった幼馴染の「ふみちゃん」は、あまりのショックから心を閉ざしてしまいます。 犯人は逮捕されたものの、悔悛の情が見られらない犯人に対し、主人公は激しい憤りを覚えます。 能力を使って、犯人にどんな罰を与えるのか・・・という漫画っぽい設定の小説なのですが、ここからがなかなか深い話になっていきます。 主人公の能力を危惧する母親は、同じ能力を持った親戚の秋山を紹介します。 そこで能力の詳しい説明を受けた主人公は、秋山と「命」や「罪の重さ」について、さまざまな事を話しあいます。 そのうえで、犯人に与える罰を自分で決めることになるのですが・・・。 一緒に考え、苦しみ、思わず泣いてしまう小説です。 読んでください。 そしてこれを読んだら「名前探しの放課後」も是非読んでください。面白い発見があるでしょう。
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Last updated
Feb 15, 2018 09:17:36 PM
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