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カテゴリ:サスペンス・ホラー
紗央里ちゃんの家 矢部嵩 著 小学5年生の主人公は、夏休みを利用し、父親と一緒に、従姉の紗央里ちゃんの家に泊り行くことになります。 紗央里ちゃんの家には、祖父母(父親の両親)と叔母夫婦そして紗央里ちゃんの5人が住んでいましたが、主人公と仲が良かった祖母は、数か月前に亡くなっていました。 こんな感じの設定で始まり、主人公が父親と共に紗央里ちゃんの家に着きますが、呼び鈴をならしても反応がありません。数十分待たされた挙句、出てきた叔母さんは、なんと血まみれ。 叔母は、魚をさばいていたと言いますが、明らかに様子が変です。そして紗央里ちゃんの姿もありません。 異変を感じ、この家の秘密を探ろうとした主人公は、洗濯機の下から人間の指を発見します。 祖母の死にも疑問を持ち始めていた主人公は、この指が祖母のものか、それとも行方がわからない紗央里ちゃんのものか、さらなる調査を開始します。 そもそもこの少年、指を見つけた時点で大騒ぎしないところから、すでに壊れている徴候がありますが、話が進むにつれ、いよいよもって狂ってるとしか思えない行動をとりはじめす。登場人物すべて狂っています。やってることも、言ってることもよくわからなくなってきますが、そこにまた怖さを感じます。手の込んだストーリーや下手な解釈は一切不要。狂ってるやつはそれだけで怖いというシンプルかつ強烈なホラーです。ホラー好きなら読むしかないですよこれは!
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Last updated
Feb 21, 2018 07:55:03 PM
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