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カテゴリ:サスペンス・ホラー
仮想儀礼
篠田節子 著 インチキ出版社と、その仕事を請け負っていた男、矢口に騙されているともしらず、正彦は、創作の夢をかなえるために、長らく続けて来た仕事を辞め、5千枚にも及ぶゲームブックの制作に取り組みます。 ところが作品完成後、矢口とは連絡がとれず、そこではじめて自分が騙されていたことをしります。 妻とは離婚し、仕事も失った正彦は、街で偶然と矢口と出会います。 矢口に恨みごとをぶつけますが、矢口もまた路頭にくれる身になっていました。 二人で一攫千金を狙い考えたビジネス。それはなんと!宗教でした。
上下巻です。 彼らが作った宗教「聖泉真法会」は、正彦のゲームブック「グゲ王国」の設定を使ったいい加減なものですが、どういうわけか、そこに御利益を感じる人が現れ、聖泉真法会はみるみる信者を増やしていきます。 正彦と矢口がインチキ宗教で成り上がっていくサクセスストーリーかと思いきや、信者があれこれと問題を引き起こし、いつインチキがばれるのかと、ハラハラの連続です。 二人の予想をはるかに超えたスピードで教団は大きくなっていき、やがて彼ら自身も、自らが興した宗教に飲み込まれていきます。
終盤はスリルとサスペンスの連続です。 とても面白い小説です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 7, 2018 09:02:19 PM
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