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風来の森いろいろ日記

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May 8, 2018
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廃用身
久坂部羊 著

廃用身とは、脳梗塞などで麻痺し、治る見込みのない身体の部分をいいます。

老人医療の現場で働く医師、漆原は、廃用身を切断するAケアという画期的な方法を試みます。
切断により体重が減ったことから、ある老人は重度の床ずれが治りました。
Aケアを受けた老人たちは、麻痺した部分を気にすることもなくなり、以前より行動的になりました。
また介護も楽になり、本人だけでなく、家族にも明るさが戻りました。
すべてうまく行っているかのように見えたAケアでしたが、マスコミがその是非を問う記事を掲載したことから、漆原は追い詰められていきます。さらにAケアを受けた老人が、思わぬ行動を起こします。


怖い小説です。
この本自体に大きな仕掛けがあるので、あまり詳しくはいえませんが、老人医療の現状が生々しく描かれ、医師である著者の実体験ではないかと思うほどリアルな描写です。

老人医療の現状や、介護を必要とする老人たちの内面など、高齢化社会を迎えるにあたり、考えさせられるテーマが多く盛り込まれた作品です。(なんて考えて作品中の単語をいろいろ検索してしまうとバカをみることに・・・)
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Last updated  May 8, 2018 06:55:36 PM
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