プリズン・トリック
プリズン・トリック遠藤武文 著第55回江戸川乱歩賞受賞作交通刑務所内で殺人事件が発生。犯人の姿はなく、しかも現場は密室。被害者の顔は薬品で焼かれ判別できない状態になっていたが、現場には、「石塚、死すべし。 宮崎」と書かれた張り紙が残されていたことから、簡単に解決できる事件だと思われた。ところが、当初犯人だと思われていた受刑者の宮崎は被害者だったことが判明。この時点で犯人を石塚と断定し捜査をするが、捜査によって驚きに事実が判明する。交通刑務所内の様子が詳細に描かれています。犯人、刑務官、刑事、記者、事故の加害者等、各章によって視点がかわり、感情移入が難しい部分があります。でも事件の背景はなかなか奥が深くて、謎も多くて楽しめました。プリズン・トリック【電子書籍】[ 遠藤武文 ]価格:594円 (2018/4/27時点)