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内向的HSP、子なし専業主婦ブログ

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2022年07月の記事

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【本】感想『東京ディズニーランドガイドブック with 風間俊介』

ディズニーに詳しい風間俊介さんが、ディズニーランドを案内してくれる本。『Disney Supreme Guide　東京ディズニーランドガイドブック with 風間俊介』　風間俊介　講談社　2022年Disney　Supreme　Guide　東京ディズニーランドガイドブック　with　風間俊介 [ 講談社 ] 巻頭の二つ折りマップの裏面にある、ポスターラインナップがとても良かったです。そして講談社の本の宣伝とはいえ、世界のディズニーテーマパークのポスターをまとめた本や、ポストカード集があると知ることができて良かったです。ディズニーテーマパーク　ポスターコレクションディズニーテーマパーク　ポスターコレクション [ ウォルト・ディズニー・イマジニアリング ] ディズニー　テーマパークポスター　ポストカード集ディズニー　テーマパークポスター　ポストカード集 [ 講談社 ] 今回の本、私は「東京ディズニーリゾート」のガイドブックだと勘違いしたまま読んでいましたが、ディズニーランドのガイドブックなので、ディズニーシーの情報はありませんでした。シーのガイドブックも、ぜひ「with風間俊介」で出していただきたいです。Disney　Supreme　Guide　東京ディズニーランドガイドブック　with　風間俊介【電子書籍】[ 講談社 ]

2022.07.20
【本】感想『笑う書店員の多忙な日々』小説

書店で働く23歳の先輩アルバイトと、18歳の新人アルバイトをメインとしたお話。『笑う書店員の多忙な日々』　石黒敦久　メディアワークス文庫　KADOKAWA　2018年笑う書店員の多忙な日々（メディアワークス文庫） [ 石黒　敦久 ] この著者の作品を読むのは初めてです。著者の文章とは相性が悪いのか読みづらく、残念ながら私には合いませんでした。最後まで読んだら違う印象を受けるかも……と思い、頑張って最後まで読みましたが、私の中での評価は変わりませんでした。何より「この本を読みたい」という理由になった、本のあらすじに書いてあるストーリー（全店フェアのお話）が一番最後の第四章についての内容で、第四章にたどり着くまでは全然別のお話が展開されていたことが残念です。あらすじを読み、「こういうお話を読みたい」と期待して読み始めたからこそ、内容とのギャップに不満を感じました。笑う書店員の多忙な日々【電子書籍】[ 石黒　敦久 ]

2022.07.19
【本】感想『希望という名のアナログ日記』角田光代さんのエッセイと小説

図書館で3月に予約して、ようやく順番が回ってきました。『希望という名のアナログ日記』　角田光代　小学館文庫　小学館　2022年希望という名のアナログ日記 [ 角田光代 ] あちこちに掲載されたものをまとめた本のようです。巻末に単行本あとがきは載っていますが、文庫版あとがきはありませんでした。この本に載っている作品のうち・一番最初に載っているエッセイ「〈希望〉を書く」・短篇小説「それぞれのウィーン」・那覇マラソンのエッセイ「四十二・一九五キロで知る那覇」（沿道にいる一般応援客からの差し入れの話）が、特に印象に残りました。希望という名のアナログ日記【電子書籍】[ 角田光代 ]

2022.07.16
【本】感想『ミュージアムグッズのチカラ2』グッズ紹介

美術館、博物館、動物園、水族館などで売っている独自グッズの紹介を通して、ミュージアムの楽しみを伝える、全ページカラー印刷の本です。『ミュージアムグッズのチカラ2』　大澤夏美　国書刊行会　2022年ミュージアムグッズのチカラ2 [ 大澤夏美 ] いくつかのミュージアムはインタビュー記事もあり、グッズ制作の背景や、新型コロナウイルスの影響による苦労などを知ることができます。気になるグッズが見つかるだけでなく、この本で初めて知るミュージアムもあり、新しい発見がありました。特に群馬県にある神流町恐竜センターの、恐竜ロボットが登場するというライブシアターが気になります。ミュージアムグッズの役割は、単なる「お土産」だけではない、と教えてくれる本でした。前作ミュージアムグッズのチカラ [ 大澤夏美 ]

2022.07.15
【本】感想『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』エッセイと小説

著者のお部屋の中にある物をもとに書かれたエッセイと、それにまつわる小説が書かれています。『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい　部屋をめぐる空想譚』　岡田悠　河出書房新社　2021年10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい部屋をめぐる空想譚ウェブメディア「オモコロ」に掲載された記事がもとになっているとのこと。独特な思考と、それを的確な言葉で表現できる文章力が素晴らしいと思いました。目次は、以下のとおりです。●台所　10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい●リビング　取扱説明書554冊からたどる或る男の人生●トイレ　「地球の歩き方」100冊の詩的な一節で旅に出る●寝室　122の花言葉から成る花瓶たちのロマンス●風呂　バブの20分間の鼓動を聴く●書斎　「きかんしゃトーマス」490話から紡ぐ安全報告書●部屋　269色を探して部屋をめぐるもともとは、上記の「書斎」で書かれている「きかんしゃトーマス」の事故率が知りたいと思って読み始めました。ただ実際に読んでみると、それよりも前に書かれている「リビング」で、ドコモの取扱説明書に出てくる「ドコモ太郎」の人生を追体験するくだりがとても面白く、声を出して笑ってしまいました。文章を読んでこんなに笑ったのは久々です。そして私の当初の目的だった「きかんしゃトーマス」の事故率ですが、著者が全490話を観賞して調べた結果として・合計事故回数・事故を起こした機関車のランキング・事故原因の内訳・途中から事故が減少した理由の仮説などがまとめられていて、興味深い内容でした。（欲を言えば、表やグラフが欲しかったです。）誰にも求められていないこと、役に立たないことでも、とことん追究する著者独自の世界。私が普段あまり気にとめないところにも、深い世界が広がっているのだと気づかせてくれる本でした。10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい部屋をめぐる空想譚【電子書籍】[ 岡田悠 ]

2022.07.14
【本】感想『装幀室のおしごと。～本の表情つくりませんか？～』小説

2巻まで出ているうちの1巻。『装幀室のおしごと。～本の表情つくりませんか？～』　範乃秋晴　メディアワークス文庫　KADOKAWA　2017年装幀室のおしごと。～本の表情つくりませんか？～（メディアワークス文庫） [ 範乃　秋晴 ] 主人公の女性は、大手出版社に就職して2年目の装幀家。本のカバーのデザイン、タイトルロゴ、中身の文字サイズ、紙の種類などを考えるのが、装幀家のお仕事のようです。会社の合併にともなって、主人公は二人一組で仕事をすることになります。装幀は本の表情だと考えている主人公。ところが一緒に組むことになった相手（男性）は、仕事はできるけど本は嫌いで、装幀を広告ぐらいにしか思っていない。そんな方向性が違う二人が一緒に仕事をしていく、そういうお話です。装幀のお仕事が気になって読んだので、まず何より、主人公の家族の話がかかわってこないところがとても良かったです。主人公と家族との不仲とか、親の介護とか、そういう話がなくて、純粋にお仕事小説として仕事内容に集中して読めて嬉しかったです。他の著者の小説で、最近読んだ何冊かは立て続けに、「この題材を家族問題なしで読みたい」と不満に思っていたので。また、主人公よりも仕事のパートナーの男性のほうが表立って活躍していて、意外というか新鮮でした。もしかすると、そこが物足りなく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、私は好きです。こういう役割の主人公。表紙のイラストだと主人公は横を向いているのでお顔が分かりにくいのですが、中のイラストで正面を向いた柔らかい表情を見ると、主人公の人となりがよく表現されているなと思います。最後のほうで明かされる主人公の過去には、すごく驚きました。良い設定だと思います。「装幀が作家を不幸にすることもある。」（p.263）というセリフが作中に出てきますが、普段あまり意識しない装幀について、改めて考えるきっかけになりました。私自身、本の中身が気になれば、大抵はカバーのデザインは気にせずに読みます。ただ、本の中身が気になってもカバーのデザインに抵抗があって手に取らない本もありますし、やっぱり装幀のお仕事って大事だな、と気づかされます。装幀室のおしごと。　〜本の表情つくりませんか？〜【電子書籍】[ 範乃　秋晴 ]

2022.07.12
【本】感想『無理ゲー社会』

図書館で3月に予約して、ようやく順番が回ってきました。『無理ゲー社会』　橘玲　小学館新書　小学館　2021年無理ゲー社会（小学館新書） [ 橘玲 ] 今、多くの人々が「無理ゲー」（攻略がきわめて困難なゲーム）に放り込まれてしまったかのように感じているのではないか。著者はそのように考え、今回の本は、この「理不尽なゲーム」の構造を解き明かす試みだとしています。ここで気をつけたいのは、無理ゲー社会を生き抜くための具体的な方法が書いてあるわけではない、ということ。若者がなんとか生き延びるためにはどうすればいいのか知りたいところですが、それを期待して読むと、本の最後の文章で読者は突き放されることになります。本の冒頭で書かれているのは、金銭的に厳しく、また自分の将来を悲観して安楽死の制度を求める若者の切実な声。そうした切羽詰まった感覚は、1959年生まれの著者にどこまで届いているのか……。もしかすると、あまり現実味がないのではないでしょうか。この本のタイトルから私が期待していた内容は、残念ながらあまり書かれていませんでした。私には難しい部分が多く、読み飛ばした箇所もあります。私が読みたかったのは、今回の本に書いてある内容でいえば、次のような箇所です。・日本の若者たちは、超高齢社会において増え続ける高齢者を支えなければならない。それは著者の言葉で言えば「高齢者に押しつぶされてしまう」ことだし、「罰ゲーム」。（何の罰なのか……。）・そこで高齢者の既得権を減らそうとしても、70歳以上の団塊の世代は最も大きな影響力を持つ有権者で、マスメディアを支える視聴者・読者でもある。日本社会にとって高齢者批判は最大のタブーなので、別の「犯人」として、「格差」「貧困」「資本主義」への批判を声高に語ることで、現実を直視せずにこの理不尽な事態を説明している。・さらには、高齢者を支えるだけでなく、1世紀（100年）を超えるかもしれない自らの人生をまっとうしなければならない。本を読み終えてよくよく考えてみると、私自身は超高齢化の現状を「無理ゲー」と考えていたようです。そのため、そこをもっと詳しく読みたかったですが、それはこの本のメインテーマからは離れた内容でした。無理ゲー社会（小学館新書）【電子書籍】[ 橘玲 ]

2022.07.09
【本】感想『朝日堂オーダーメイド製本工房』小説

製本会社「朝日堂」には、手製本専用の作業場があり『この本を一冊だけ作ってほしい』という個人からの依頼を受けている……そんな工房が舞台のお話です。『朝日堂オーダーメイド製本工房』　相原罫　メディアワークス文庫　KADOKAWA　2021年朝日堂オーダーメイド製本工房（1）（メディアワークス文庫） [ 相原　罫 ] 誤字脱字よりも気になるのは、表紙のイラストです。読み始めた当初は気づかなかったのですが、イラストをよく見ると、主要人物2人のうち左側にいる男性は、本の上に座っているじゃないですか！右側にいる女性は、その様子を優しい表情で見つめているのですが……。本を作る仕事をする人が、本の上に座るでしょうか？そして、そんな行為を許すでしょうか？私だったら、本の上に座るなんてとても考えられないです。本を大切にしていない、と判断します。製本を題材に書いた本の表紙に、このイラストはそぐわないのでは？と思うのですが、私の感覚がおかしいのでしょうか……。なお、この男性は作中で積み上げられたパレットに腰かけて本を読んでいたという描写があります。パレットというのは、おそらく紙を積み上げる荷物台のようなもの。これだって、製本には大切な道具だと思うのですが……。そんな人物を作中で「本に対する情熱があった」なんて書かれても……とは思いますが、パレットに腰かける描写も踏まえると、表紙のイラストは登場人物の普段の様子を的確に表現しているのかもしれませんね。その他、これもお話の本筋とは関係ありませんが、貸し出しカウンターで本を読んでいる図書館の職員が2人もいる、ということも気になってしまいました。私が利用している図書館では、貸し出しカウンターで本を読んでいる職員の方を見たことがありません。そもそも、利用者が声をかけやすいように、カウンターの職員は何もせず待機しているはずでは……？確か以前読んだ本（司書の仕事を解説した本）に、そう書いてあったような気が……。そんなわけで、本筋とは別の部分にモヤモヤしてしまいました。朝日堂オーダーメイド製本工房【電子書籍】[ 相原　罫 ]

2022.07.07
【本】感想『先生、原稿まだですか！　新米編集者、ベストセラーを作る』小説

主人公は、新卒で出版社に入社した23歳。たまに方言が出てしまい、またセリフに「！」が多用されるくらい、元気いっぱいの明るい女性です。『先生、原稿まだですか！　新米編集者、ベストセラーを作る』　織川制吾　集英社オレンジ文庫　集英社　2017年先生、原稿まだですか! 新米編集者、ベストセラーを作る（集英社オレンジ文庫） [ 織川制吾 ] 印象深いセリフについて。編集者である主人公は、担当している作家にこう言われます。「これまでそうして何年も担当の意見を聞き、書き直してきましたが、一度として売れた例はなかった。（略）本当を言うとぼくはもう、編集というものが信用できなくなっているんです」（p.133）「編集はみんなそう言います。こうしたほうがいい。これでは売れないと口を出す。だけどそんな言葉に根拠なんてないんだ。（略）ぼくはこれ以上そんな言葉に振り回されたくないんです。」（p.134）これらの言葉が、すごく重く感じました。そしてこれを読んで、先日読んだ別の著者の小説『新米編集者・春原美琴はくじけない』（和泉弐式、メディアワークス文庫、2020年）を思い出しました。新米編集者・春原美琴はくじけない（1）（メディアワークス文庫） [ 和泉　弐式 ] その本でも、主人公の編集者に対して、作家は言うのです。「最初に『売れる小説を書いてきて』って言ったのは、あなたたち編集者じゃない。プロットも原稿も、これなら売れるこれじゃあ売れない、こうしろああしろって。そうやってさんざん人の小説をかき回しておいて、今さら私らしい小説？ふざけないでよ！」（『新米編集者・春原美琴はくじけない』p.183）こうしたセリフを読むと、編集者が作家に対して行う助言の責任の重さを、ずっしりと感じます。担当の編集者1人で判断した助言は、果たしてどこまで適切なのか……。その助言は、ものすごく不安定な土台の上に存在している気がしました。あくまでこれらは小説内のセリフですし、実際の現場のことは何もわかりませんが、編集者の責任の重さについて考えさせられました。先生、原稿まだですか！　新米編集者、ベストセラーを作る【電子書籍】[ 織川制吾 ]

2022.07.06
【本】感想『常設展示室』アート小説（短編集）

実在する絵画が出てくる、6つのお話が書かれています。『常設展示室　Permanent Collection』　原田マハ　新潮文庫　新潮社　令和3年常設展示室 Permanent　Collection （新潮文庫） [ 原田マハ ] 作品の中に出てくる実在する絵画について、本の表紙以外にも画像を載せてほしかったです。また、6つのお話すべてではありませんが、主人公の女性は・世界有数の美術館に勤務している・最大手の画廊に勤務し、世界を股にかけて仕事している・大学の教授で、美術賞の審査員をしているといったようにスペックが高めで、親近感が持てませんでした。とはいえ、それでも一番最後のお話「道　La Strada」は心に響くものがありました。印象に残った文章「ほんとうの感動は作品を観終わったあとについてくる。たとえばその作品を観たのが美術館なら、そこを出て、食事をして、電車に乗り、帰宅し、眠る直前まで、観た人の一日を豊かにし続ける。それが名作というものだ。」（p.191）常設展示室ーPermanent Collectionー（新潮文庫）【電子書籍】[ 原田マハ ]

2022.07.05
【本】読了『新米編集者・春原美琴はくじけない』小説

主人公は、26歳の女性。小説が嫌いなのに、小説の編集部に異動することになって……というお話。作家の伊井隆之介先生、個性が独特で面白い人物でした。『新米編集者・春原美琴はくじけない』　和泉弐式　メディアワークス文庫　KADOKAWA　2020年新米編集者・春原美琴はくじけない（1）（メディアワークス文庫） [ 和泉　弐式 ] 新米編集者・春原美琴はくじけない【電子書籍】[ 和泉　弐式 ]

2022.07.01

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