2011/01/14(金)20:57
癌の叔母、その後-放射線とリハビリ。
寒いのと展覧会前でバタバタしているのとで、なんとなくダルい…。眠い。。。いろいろやることあるのに、ものすごく効率悪く、なかなか進まず、時間ばかり過ぎてさらに疲れる悪循環。ああ…。
母が、せっせと叔母のお見舞いに行っています。子宮ガンの転移で脳、首の手術。手術前よりは多少は手足が動くなったようですが、今日は背中が痛くてリハビリはお休みしたらしいです。寝たきりで、手があまり動かないので食事をするのも大変な状態。ベッドから車椅子に移動するのには女性の看護師さん5人がかり。リハビリのときは男の先生2人がかりだそうです。
で、結局、このあと放射線の治療もすることになったようです。「それでよくなった人もいる」という医師の説明だったそうで。叔母の場合は、脳のほうの新たな腫瘍がすでに大きくなりつつあるようなので、今回手術した首のほうの腫瘍が多少小さくなったところで気休めにしかならないような気がするんだけど。治療の間は入院してなきゃいけないし、放射線が終わったあともリハビリのために入院しつづけるそうです。
今は自分でトイレにも行けないし、車椅子にも自力では乗れない状態なので、それが改善されればいいのですけど、放射線治療とリハビリでどこまで回復するのか、ナゾです。本人は希望を持って治療に励むのでしょうから、それはそれでいいのですが、一方で、最後はホスピスでゆっくり過ごしたいという気持ちもあるようなので、手遅れにならないうちにホスピスに行くというのも選択肢のひとつではある気はします。
そうは言っても、本人も周りも、どこで治療をやめるか、という決断は非常に難しいです。医師が治療の選択肢を示しているのに周りが無理やりやめさせるのもなんだし、本人がよっぽど強い意志でやめるという決断をしないと周りはどうしようもないです。
ほんとうに治療法がない場合は医師もホスピスを勧めるようですが、叔母の場合はなんだかまだその段階ではないようで。だからと言って、劇的に改善する希望があるかというと、それはかなり低そうじゃないかと、素人判断。いったい、どうするのが本人(と家族)のために一番いいのか、っていうのはほんとに難しいです。
放射線治療をしましょう、と言っている医師は、叔母の癌を「良性の可能性が高いから」と手術した医師。他の医師はみんな悪性じゃないかと言っていて、結果はやっぱり悪性。まぁ、その医師はなにか根拠があって良性だと言っていたんでしょうから仕方ないんですが、母は「素人が考えたって悪性だよ」とすっかり医師に不信感を持っているので、放射線治療もどの程度の効果があるのか疑問のようです。私も、これ以上の治療は身体に負担をかけるだけなんじゃないかなという気がしています。
それはそうと、今、叔母が入院している病院がうちからはかなり遠いのです。だから、母もちょっとお疲れ気味。あんまり毎日お見舞いに行って、母のほうが体調を崩したら大変、と心配しているのですが、意外に、心配している私のほうが疲れちゃって、母は元気いっぱい、というのが過去の経験。そんなに心配することもないか。