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カテゴリ:旅とおでかけ
箱根・宮ノ下の富士屋ホテルといえば、皇室の方々を始めジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻、チャップリン、ヘレン・ケラーなど多くの著名人たちも泊まった、日本を代表するような老舗ホテル。地元なのですが、一度も中に入ったことがなかったので、一度泊まってみたかったホテルです。
創業は明治11(1878)年。明治26(1893)年から大正元(1912)年までは外国人専用ホテルだったそうです。なので、館内のしつらえは外国人仕様で、ドアノブなどが高い位置に付けられているそうです。明治から昭和にかけて、歴代の経営者によって建物の増改築が繰り返されて、館内はまるで迷路のようになっていますが、そこがまた面白いです。
毎日16時からホテルの館内案内ツアーがあるというので、参加してみました。まずはチャペル(もともとは舞踏会などに使われていた部屋らしいです)でホテルの歴史(→ホテルヒストリー)の説明。そのあと資料展示室の見学と説明などがあって、館内の見所がダイジェストでわかりました。参加してた人数が多くて、説明が聞きづらかったですが、到着早々、館内をぐるっと回れたのであとで自分で回るときにわかりやすくてよかったです。 泊まったのは西洋館という建物。とにかくホテルの中全体が、天井が高くて開放感があるのですけど、お部屋も広くて天井が高かったです。建物が古いので冬は寒い、というのが富士屋ホテル関連でよく聞くのですけど、全然そんなことなくてお部屋はエアコンがついていてあったかかったです。むしろ普通のホテルよりも湿度が高い感じで、快適でした。 ただし、お部屋についているバスルームはひんやり。バスタブが猫足でびっくり。トイレも最新式だし浴室のタイルもきれいで最近の改装だと思うのですが、ユニットバスにしてしまわないで、きちんと古い物は残されているところがすごい。シャワーとか、バスタブについている蛇口なんかはレトロなものでした。浴室に窓がついているっていうのもいいです。朝風呂、気持ちよさそう。お部屋のお風呂も温泉だそうです。 お部屋の机やクローゼットなどの調度品も古くて歴史がありそう。ベッドはふかふかで寝心地がよく、もう、一週間くらい滞在してまったりしたくなるような空間でした。 夕食はメインダイニングのザ・フジヤでコース料理。贅沢、贅沢。クーポンで10%引きでした。 ごはん食べたら次はお風呂。大浴場はそれほど広くないのですが、温泉、堪能。お風呂のそばには室内プール。こちらも温泉だそうです。 お風呂に行った帰りにラウンジでうろうろとしていたら、ホテルの方が「ここはもとは客室だったんですよ」と説明してくれました。中央にタイル張りの不思議な物体があったのですが、それはもとは暖炉だったそうです。天井の区切りは客室だった頃の名残だそうです。 ロビーやラウンジには絵画や彫刻など美術品もいっぱい。探検して飽きないです。 翌朝、朝食(夕食とは別のレストランでバイキング)を食べたあとにお庭散策。お庭も広くて、水車小屋や屋外プール(冬は閉鎖)、温室など見所いっぱい。 なんだかまだまだ見てないところがあるような気がして、名残惜しかったけれど、チェックアウト。あ、そうそう、お部屋にあったシャンプーなどのアメニティグッズもかわいかったのでもらって帰りました。富士屋ホテルはパンが美味しくて、ホテルのお隣のPICOTというパン屋さんで売っています。しかし、ここで買ってしまうと一日、持ち歩かなきゃいけないので、帰りに湯本駅のPICOTで買いました。こちらは湯本富士屋ホテルの直営だそうです。小田原にも出店してくれないかなぁ。
箱根プチ旅行、二日目は芦ノ湖、大湧谷に行きました。つづきはまた明日~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 11, 2012 06:19:03 PM
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