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40歳にして惑いっぱなし

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DABESA

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March 29, 2005
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食べ物ネタが続きましたので目先を変えてギターネタです。

'61 Fender ST

上の画像は61年製のフェンダー・ストラトキャスター。後ろに立ててあるのは付属のブラウン・トーレックス・ケースです。色調がちょっと実物とは違いますが。

このギターは俗に言うスラブネック仕様で、このタイプは最近人気が高いようです。
「スラブ(slab)」とは、「厚板、平板、(肉・パンの)厚切り」などという意味で、指板(フィンガーボード)が厚く、ネックとの接着面が平たいことに由来しています。日本語では「平貼り」と呼ぶようです。
この仕様は59年の途中から62年の途中まで。以降はラウンドネック仕様という指板とネックの接着面が湾曲したタイプに変わります。
仕様変更の理由は、ローズウッド(指板)とメイプル(ネック)の温度や湿気に対する反応の違いから来る狂いを回避するためと言われています。

この頃のネックはいわゆる「Cグリップ」で結構薄め。癖がなくニュートラルな感じでかなり弾きやすいです。
ネックに比べてボディのコンディションは良くありません。というか悪いです。
恐らく塗装が完全に乾燥する前に温度差の激しいところへ頻繁に持ち出したのでしょう、塗装がひび割れ、剥げ落ちている箇所がかなりあります。
また、座ってプレイすることが多かったのか、大腿に当たる部分の塗装剥がれがかなりあります。そんなわけで、かなり古色蒼然とした雰囲気があります。
使っている奴より年上ですし、丁寧に扱っております。(^^;)

このギターはスティービー・レイ・ボーンに憧れて購入しました。
彼のストラトは年式が異なるパーツの組み合わせと言われていますが、スラブネックと3トーンサンバーストのアルダーボディだったら良いか、と拡大解釈しています。

最近はいろいろなギターメーカーが、このギターのような「使い込まれたギター」を意図的に再現したモデルを発売しています。
「レリック(遺跡)」とか「エイジド(歳をとった)」と呼ばれているモデルです。
作り上げたギターにわざと傷をつけ、塗装を剥がし、金属パーツを錆びさせる・・・ショップが行うならまだしも、メーカーがこのようなことを行うのは非常に疑問です。

古めかしく見せる技術は、使い込まれたギターを修理した際に修理箇所を目立たなくするために発達したと言われています。
その技術を売らんがために新品のギターに施すのは、生まれたばかりの赤ん坊に貫禄を付ける目的で傷をつけるのと同じように感じてしまいます。
新品であるにも拘わらず、古めかしく見せるために故意に傷をつけられたギター達・・・とても不憫に思います。





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Last updated  March 29, 2005 10:52:21 AM
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