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カテゴリ: クラーマー友の会
今日から10月。本格的な秋と思いきや、なんと九州では猛暑となり、福岡や熊本で最高33.7度まで気温が上昇したらしい。あぁ、秋はどこへ行ってしまったのやら。しかし、日が落ちると途端に肌にあたる風は冷たく、確実に秋が来ていることは実感できる。
さてさて、フリーページの「みんなのクラーマー音源集」にまたしても新たな音源を紹介できることとなった。今回紹介させて頂くのは3曲、tyeesさん演奏の第8番、そしてFrancois松さん演奏のお馴染み番外編、第15番(改)、更にF松さんの演奏を受けて急遽掲載の運びとなったPianistたけみちゃんの第15番(オリジナル編)である。 「みんなのクラーマー音源集(1)」 ・第8番 (Moderato con espressine) ・第15番 (Lento) 「みんなのクラーマー音源集(2)」番外編 ・第15番改 (Lento) 第8番は私も「左手のための練習」として毎日練習している曲であり、これがなかなか左手の活発化によく効く。以前、ショパンのエチュードOp.10-12を練習の際、このクラーマーの第8番を予備練習代わりにしていたのだが、無理に弾きすぎて、手を壊してしまったことを、懐かしく?思い出す。まぁ、何事もほどほどに、がかんじんということだ。tyeesさんの演奏は、まだ練習中であることをコメント付きで、と言われていたのだが、快調なテンポであれだけ弾けていたら、羨ましいとしか言いようがない。私ったら、長々と練習している割に、どうしても中間部で指がとまる箇所があるのだ。 一方第15番の、このスペシャルバージョンにはおそれいった。まぁこれは実際に聴いてもらった方が早いだろう。オリジナル第15番は両手のトリル練習曲であるが、実は苦手な部類な曲であった。でも、このスペシャルバージョンだったら楽しんで弾けそうである。演奏者であるFrancois松さんには、是非楽譜を掲載して欲しいな、なんて思ってしまったら、やっぱり我が儘か? (ここから日記追記→)そして、Francois松さんのスペシャルバージョンを受け、学会中にもかかわらず急遽音源録音をしてくれたのが、Pianistたけみちゃん演奏の第15番。2日の朝5時前に「音源掲載したよ~」なるメッセージが届いていたのにはこれビックリ。いつもながら感謝感謝である。この曲を聴いて頂ければわかるように、これでもか、というほどトリルの連続。「タラタラタラタラタラタラタラタラ」が続く箇所はまだ良いのが、たまに「タラリラ」とフェイントが入ると、一瞬ウッとなっていたのは、まぁ私だけであろう。自分にとっては苦い苦い曲であるが、それをさすがPianistたけみちゃんは実に綺麗に演奏している。 こうしてみなさんの演奏を聴くたびに、「よっしゃ、わしも頑張らねば!」と元気が出る。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 夜、HDDレコーダーに溜まった録画番組を整理しながら、その合間にテレビのチャンネルを変えると、ちょうどピアノのリサイタル映像が視界に飛び込んできた。えっ、なになに?とそのまま見入ると、それはNHK教育テレビの「きらっといきる」なる番組。「脊髄空洞症」という重い病気を患った女性ピアニストの特集であり、丁度ラフマニノフの「ひなぎく」Op.38-3の演奏シーンが映し出された。病気の影響から視力も失い、点字楽譜で練習をするという彼女の音色は、実に純粋で優しい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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