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カテゴリ: キーワードdeピアノ曲
21日の朝、やたら磨りガラスの外が白い。慌てて窓を開ける。「雪だ!」
どうやら東京では21日未明から雪が降り始め、朝10時過ぎには路面も屋根もベランダも、すっかり真っ白な雪で覆われていた。しんしんと静かに降り続ける雪だが、時間の経過と共に確実に積もり続けている。こんな日は、やはり「雪」にちなんだ曲を弾くしかないだろう。えっ、ワンパターン? そういえば昨シーズン、都内の大雪の際にも同じことを言っていたような気がする。その際に選んだ1曲が ドビュッシー 子供の領分から「雪が踊っている」 まぁ私の今の技量ではこの曲がせいぜいである。しかも、雪が降らないと、この曲を弾こうという気持ちにならないあたりが、進歩を妨げているらしい。いつまで経ってもヨタヨタ歩きな「雪が踊っている」、こんな調子では雪が踊るどころか、「雪が泣いている」か。 折角なので、昨年12月に掲載した「冬」がキーワードなピアノ曲たちをちょっと整理してみよう。前回はクリスマスを含めていたが、今回はそれらを割愛し、「雪」を中心にいってみたい。 ■朝、窓を開けたら雪だった ・叙情小曲集から「冬の景色」 (ギロック) ・こどものためのアルバムから「冬の朝」Op.39-2 (チャイコフスキー) ・ピアノのための6つの印象から「初雪」Op.11b-5 (ハンニカイネン) ■窓から雪の情景を楽しむ ・叙情小曲集から「音もなく降る雪」 (ギロック) ・子供の領分から「雪が踊っている」 (ドビュッシー) ・5つのスケッチから「冬の情景」Op.114-2 (シベリウス) ・「粉雪」 Op.57-2 (パルムグレン) ・ユーゲントアルバムから「冬の時 その1」Op.68-38 (シューマン) ・ユーゲントアルバムから「冬の時 その2」Op.68-39 (シューマン) ■雪の降る日、部屋で温まりたい ・子供の情景から「炉端で」Op.15-8 (シューマン) ・四季から1月「炉端にて」Op.37a-1 (チャイコフスキー) ■折角だから雪のなか、出かけてみる ・前奏曲 第1集から「雪の上の足あと」 (ドビュッシー) ・10のやさしいピアノ小品から「ハンガリー民謡.ゲデレーの市場に雪が降っていた」 (バルトーク) ・「予言者」による挿絵から「スケートをする人々」 (リスト) ・「富士山の白雪」 (カウエル) ■戸をたたきつける雪の嵐 ・子供の小品から「吹雪」Op.27-23 (カバレフスキー) ・小泉八雲の怪談によるバラード「雪女」 (ノルドグレン) ・超絶技巧練習曲集から「雪あらし」 (リスト) さぁ、こんな雪の日、あなたならば何を弾く??えっ、いつもと変わらない??? やっぱりショパンの「幻想曲」?雪のふるまちを~♪と・・・ それよりも、とにかく今晩中にどうかやんで欲しい、この雪たち。 今日は雪にちなんだ曲を弾くよりも、雪がやむことを祈りながら弾くことのほうが必要そうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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