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カテゴリ: ピアノ練習あれこれ
っと、つい「りんごの歌」のメロディにあわせて歌ってみたくなる。えっ、「りんごの歌」を知らない?なにしろこの歌が流行ったのは終戦直後(ほら、出だしが「赤いりんごに唇寄せて~」で始まる歌である。これでも知らない?)、たまに懐メロとしてテレビでも流れるこの歌を聞くと、私はついつい「譜読み楽しや~楽しや譜読み~♪」と歌ってしまうのだ。特にここ2日ほどは。
シューマンの「花の曲」の譜読みを開始してから2日目。「譜読み」という段階をどこまで指すのかは人によってまちまちだったりもするようだが、現在のところ、譜面に書かれた音符たちに沿ってただ音を出すことは出来ていても、表現記号などについてはまだまだ読み切れていない状態。だから、そういう意味では、いまだ譜読みの域を超えることは出来ていないのだろう。 しかし、こうやってピアノに向かっている時間のなかで、私は「譜読み」が最も好きなんだな、ということを改めて認識させられる。なにしろ、1度新たな曲を始めると、寝ても覚めてもその曲が頭から離れない。ところが、ある程度弾けるところまでくると、途端に練習量が落ちてくる。 「これから仕上げ段階」という最も重要なところだというのに・・・ 多分、自分のなかで「向上心」よりも「好奇心」のほうが強く支配していることにあるのではないか、と考えてみた。といっても、大好きな曲が自分の納得できるような演奏が出来るあの瞬間、あれもたまらない。 だいたい世の中に素晴らしい曲が多すぎるのよ。 だから、ついついあれもこれもと心を奪われる。 って、「曲」をそのまま「人間」に置き換えたら、思いっきりモラルに反してしまうか(苦笑) まずい、今年の目標は「愛する曲にとことん身も心も注ぐ」ではなかったか? のんきに「楽しや譜読み~」なんて歌っている場合ではないのに。 まぁ、こうして数ある曲に多数ふれることによって、おのずと自分に合った曲が絞り込まれていくのではないか、という考え方もある。それならば、多くの曲にふれることも決して悪いことじゃないはず。 もしかしたら、まだとことん愛せる曲に出逢えていないから、こんなに彷徨っているのかもしれない。 人は一生のうちで、自分の運命を感じるような曲に何曲くらい出逢えることが出来るのだろう。 ふと、そんなことを考えてしまった。 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ この日はハウスメーカーとの定例打ち合わせ日。内部仕様を細かくつめていくなかで金額が大幅に変化していくのは、まぁよくある話だが、それにしても上がりすぎだろう(ここで金額を言うのもはばかられるくらいだ)。結局、再び仕様を見直しながら地味にコスト削減に励む一同。現実は厳しいのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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