NかMか NorM? (1941)
おはようございます、ひなこです。情報部からナチの大物スパイ<NとM>の正体を秘密裡に探るという任務を帯びたトミーは、妻のタペンスには内緒で任地へと赴いた。だが、タペンスとて一筋縄でいく女ではない。騙されたふりをして先回り。かくして二人は、大規模な、ナチ•スパイ網のまっただなかへと飛びこむことに--スリル満点の冒険ミステリ。トミーとタペンスシリーズです。2人はすっかり中年となり、子供2人も大人になって働いています。イギリスとドイツは戦争中。そうか、2人が会った頃の戦争って、第一次世界大戦だったんだよね。こういうのを読むと、メルケル率いるドイツが牽引していたEUを離脱したっていうのも、昔のことを忘れない年寄りのせいだったのか、なんて思ったりもして。二人の子供たち、デボラとデリクは、自分達の親の凄さを最後まで認識せずに終わります。話変わって、日本って諜報部門が弱いですよねぇ。外交がなってないのも、そういうところに起因しているのかも。なんでもアメリカからの情報で賄っているのかな。各国大使館って、諜報部員もいる感じなんだと思うんですけど、日本大使館は警察の人がいるのかな。大使館より商社の方が情報持っていたりするんだよな、日本って。まぁ、そんな話は置いといて。面白く読めましたよ。1日で読んじゃいましたもの。こいつが怪しいなっていうのも、珍しくなんとなく分かったりして、楽しみました。あと2冊、トミーとタペンスシリーズ続きます!ご機嫌よう!