カテゴリ:目医者
おはようございます、ひなこです。
このブログでも書きましたが、10日ほど前に、左目に緑内障のレーザー手術であるSLT手術をしました。 緑内障とは、眼圧が高くなることで、視神経を圧迫し、それにより視神経がダメージを受け、徐々に視野を失っていく病気です。現在、日本の失明原因の第1位だそうです。 ![]() 緑内障にも色々と種類があって、急性閉塞隅角緑内障というのは、突如激しい頭痛、目の痛み、腹痛、嘔吐などの症状が出るそうですが、私のはこれではなくて、原発開放隅角緑内障と呼ばれる緑内障の90%を占めるものです。これは、自覚症状が乏しく、徐々に視野が減少していきます。自分で、「なんだか見えない所がある」と気づいた時には、かなり進んでいて、一度失った視野は元には戻りません。 私も、何も自覚症状はありませんでした。 それなのに、何故医者に行ったのかというと、私の父が、75歳くらいで、緑内障で片目を失明してしまったからです。父は、自分が緑内障だとは知らずに、治療も受けていなかったと思うので、気づいた時には手遅れだったのだと思います。 そこで、母から電話で、「娘だから、遺伝してあなたも緑内障かもしれないから、一度検査を受けなさい」と言われました。父のことは同情しましたが、でも、あまり深刻に受け止めていなくて、自分は医者には行かずにいました。 「眼医者、行ってみたかい?」 「いや、まだ」 また別の電話で、 「眼科で検査してみた?」 「いや、まだ」 という会話を続けているうちに、ある日母が激怒して、「あんたね、目が見えなくなったらどうするの?!目が見えんのは、耳が聞こえんのより、口がきけんのより、一番大変でしょ!」と、ちょっと広島っぽく言いました。 そこで、私も重い腰を上げて、眼科に行ったわけです。これまた、GPで紹介状をもらいというところから始まったわけですが。 そうしたら、緑内障と診断されたんです。 まず、近視である(これが一番の元凶らしいです)、眼圧が高い、年齢が45歳以上、家族に緑内障の人がいる(それも親)というわけで、どこからみても、立派な緑内障でした。 中国系マレーシア人の女医さんなのですが、「自覚症状もないのに、どうして緑内障を疑って受診しようと思ったのか」と聞かれたので、「母に言われました」と答えると、「昔から言うでしょ。母親の言うことは聞いておけって。いや、本当お母さんの言うこと聞いて、受診して良かったわね」とのことでした。 その時46歳と7か月。緑内障の目薬を点し始めました。 時々、目薬を変えたりして、するとアレルギーが起こったりして、なんていうのを早くも5年続けているわけです。 で、左目の眼圧が先生が希望する数値までは下がらず、視神経も左の方が弱いということでダメージを受けやすいからと、先日のレーザー手術になったのです。 半年に1回、眼圧チェックに眼科へ行き、1年に1回の視野検査、眼底検査も、6か月毎、交互に行われています。 おかげ様で、この5年で視野の欠損は進んでいません。 痛くもなんともないですが、緑内障は、こうやって地道に目薬をさして予防するしかないそうです。私の父だって、30年くらいかかって見えなくなったんだと思います。 薬は何でも副作用がありますが、緑内障の目薬を点すと、目が充血します。知らない人は、「昨日よく眠れなかったの?」と寝不足を疑います。 あとは、毛深くなるんです!まつげがいっぱい増えて長くなりました。日本の若い娘の中には、これが目的で緑内障の目薬を使う(点すのか塗るのか知りませんが)人もいるらしいです。そんなことして、いいんでしょうか?! 近視で、45歳以上の方、私の父のようにならないためにも、一度、眼圧検査されてみてはどうでしょうか。もしかしたら、私のように緑内障が発覚するかもしれませんよ。 では、今日はここまで。 御機嫌よう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年03月16日 13時05分38秒
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