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2016年05月27日
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おはようございます、ひなこです。

村上春樹さんの短編を読み返してみようシリーズ第2回目は、『貧乏な叔母さんの話』です。
これは、まあ、ずばり”貧乏な叔母さんの話”なわけですが。
ご本人による「自作を語る」によると、これもタイトルから始まった話だそうです。それも、タイトルから書き始めるという執筆作業自体をモチーフにした小説で、二重構造になっています。

「つまりこれは、『貧乏な叔母さん』という小説でありながら、同時に「メイキング・オブ・『貧乏な叔母さんの話』になっているわけだ。」

「どうしてまた、『貧乏な叔母さんの話』なんていう奇妙な題の小説を書こうと思ったのか、僕自身にも思い出せない。たぶんそれはある日の午後に透明な弾丸のように飛来したのであろう。」

この短編も、全集収録にあたって全体的にかなり手を入れてあるそうです。
また、もっと年をとって、もう一度書き直すことになるかなという気もしないでもないそうです。

物語冒頭に、一角獣の銅像が出てきます。一角獣と言ったら、『世界の終わり』を連想しますが、これは東京に実在する場所にあるものなんだそうですね。雑誌で読みました。
それによると、東京メトロ外苑駅前から徒歩5分の外苑前の銀杏並木には、等間隔にベンチが並んでおり、その先の絵画館には、一角獣の姿が見えるそうです。

koen no benchi.jpg

この小説の中に、エーテルという言葉が出てくるのですが、私は意味が分かりませんでした。カテーテルは医療関係だよな、みたいな。

ETHER:エーテルとは、かつて光の波を伝える媒質として仮想されていた物質。19世紀末、マイケル・モーリーの実験によって否定された。

小説の終わりの方に、女の子の家に電話をかける場面が出てきますが、村上さんの小説はこのパターンで終わるのが多いような。パッと思い出せるだけでも、『ノルウェイの森』『田崎つくると彼の巡礼の年』とか、逆に女の子から電話がかかってくる『スプートニクの恋人』とか。

では、今日はここまで。(あんたの終わり方もどうなの、人のこと言えないでしょ、みたいな)
御機嫌よう!





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最終更新日  2020年05月02日 08時21分55秒
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