カテゴリ:美容
おはようございます、ひなこです。 ![]() 今でこそ、日本で髪を染めるのは、普通のことですが、私が若い頃は、髪を染めるっていうのは、日本ではあんまり行われないことでした。
まあ、おばあさんが、ビゲンヘアカラーで白髪染めをするくらい? なので、ひなこも日本で髪を染めたことはなかったのですが、シドニーに来たら、皆さん、結構髪を染めて楽しんでおられたので、ちょっと私も染めてみようかなと思い始めました。 そこで、当時某日本企業で働いていたのですが、金曜日の午後5時の帰宅時に、「週末に髪をイメチェンするけんね。月曜の朝には別人と化した私を楽しみにしていてね」などというセリフをはいて家路につきました。 そして、翌日。 家の近所にあったこじんまりとしたヘアードレッサーへ行きました。 そこには、ゲイのお兄さんがおりました。 「パーマをかけて、毛染めをしたいんですが」と言うと、「パーマと毛染めって一緒にできないのよ」と言われました。 そうなんだ。 「じゃあ、毛染めをお願いします!」 すると、お兄さんが「駄目よ、染めたりしちゃ。髪の毛、痛むでしょう」と言うのです。 多分、白人からしたら日本人のストレートの黒髪っていうのは、ないものねだりでちょっと憧れちゃうところがあるんでしょうが、「こーんな綺麗なヴァージンヘアーを台無しにしちゃうのは絶対ダメ」とお兄さんは一歩も譲りません。 「今までパーマも毛染めもしたことないんでしょ」って。 「いや、染めたことはないけど、パーマは何回もかけたよ」と言っても、「パーマかけたことある髪がこーんな真っすぐできれいなわけないじゃなーい」と全く取り合ってくれません。 そこで「あなた、ちょっとおかしいわよ。だって、あなた商売なわけでしょう。お金儲けできるのに、どうして拒むのよ。私の髪が痛もうがなんだろうが、言われたとおりに染めて私からお金取りなさいよ」と言ったら、「まあ、それもそうねえ」と気を変えてくれました。 髪の毛の色見本を持ってきて「どれがいい?」と聞くので、「これ!」と選んだら、「これはダメよ。あなたの髪の毛真っ黒だからまずブリーチして、それから色を入れるようになるもの」というから、「じゃあ、そうして下さい!」と言うと、「ブリーチなんかしたらせっかくの美髪がダメになる!」と完全拒否。 すったもんだの末、最初の色とは全然違う「この色だったらやってあげる」という妥協案に渋々同意させられました。 で、染めてもらって、「はい、できあがり~」となったら、あんまり元の色と変わってないんですよ。 で、私が「?」という顔をしていたら、手鏡を持たされて外に連れていかれました。 まあ、確かに日向の日光の下で見ると、ちょっと茶色くなってましたけれども。 ウーム、でも、想像してたのと違う・・・。 で、月曜日。 会社に着くなり、「あれ?ヘアードレッサー、行かなかったの?」と皆に言われ。 「もう、聞いてよ~」と一部始終を説明。 そんなわけで、金髪の人も大勢いるオーストラリアにいる間は、誰も私が髪を染めているなんて気づきもしなかったのですが、ワーキングホリデイが終わって日本に帰ったら、日本ではマジョリティの人々が黒い髪なので、私の髪が赤茶であることが判明。 というか、私の髪も伸びてきたので、根本だけ地毛状態になったわけですが、そこだけが黒くてそこから先は茶色かったわけです。 一度染めて気が済んだので、それから髪を染めなおしたりもしなかったので、しばらくの間この2色ミックス頭で過ごしました。 うちの次男(茶色の髪)が日本滞在中に薬局から毛染め剤を買って、それこそ金髪ブリーチにしたことがありました。 私よりも手先の器用な母が薬剤を塗りながら、「昔だったら、孫がばあちゃんの白髪染めをしたんだろうが、21世紀だねえ。ばあちゃんが孫を金髪にするなんてねえ」と感慨深く言っておりました。 あれ以来、自分でヘナで白髪を染めてみたことはあるけど、薬剤で染めたことはないです。 母は、白髪を染めずに自然と白髪にした方が手間がかからずいいと私に忠告します。 最近白髪も増えてきたけど、どうしたもんじゃろのお。 では、ご機嫌よう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年05月25日 08時00分14秒
[美容 ] カテゴリの最新記事
|