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2019年08月10日
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カテゴリ:群ようこ
おはようございます、ひなこです。

これも古本で入手。

群ようこさんのエッセイは読んだことありますが、小説を読んだのは初めてでした。
これは短編集で、7つの短編が収められていますが、タイトルになっている「びんぼう草」というお話はありません。
ググったら、貧乏草と呼ばれる植物は地域によって違うが、ハルジオンなど、と書いてありました。
北海道では、貧乏草なんて呼称はなかったような気がしますが。
私が知らないだけかもしれないですけど。

満員電車に乗る日
シジミの寝床
胡桃のお尻
友だちの子供
爪をみがく女
ぶー
おかめ日記

以上、7編です。

群さんは、動物が大好きなので、動物が登場すると、途端に話が生き生きするなー、と改めて感心しました。(エッセイ「トラちゃん」は、とても良かった)
「満員電車に乗る日」も、最後に急に犬が出てくるのですが、そこが凄く良いです。今までの話の流れとは全然変わってしまうんだけど、この場面があるのがとっても気に入りました。

そして「ぶー」は、みったくない(醜いの北海道弁)白黒猫の話なんですが、これがとっても良い!
私の友達で、捨て猫の白黒3兄弟を乳飲み子の時から育て飼っていた人がいるんですが(3匹とも、とうの昔に亡くなりましたが)、この話は彼女に読ませたい!と思いました。
「うちの子は、3匹ともかわいかったぞ!」と言われるかもしれないけど!
↑親ばか。

最後の「おかめ日記」が、その友が婆さんになった時の姿の様だと思いました。

あと、最初の短編の中で、主人公(女)が、床に寝っ転がってそのまま背中でズッていってガラス戸を開けるという描写があって、これぞ、群ようこ!とちょっと感動。
村上春樹の小説には、出てこない感じというか!

で、携帯電話とかラインとかなかった頃の時代の話なので、昔の人、ひなこが普通に読めるのも良かったですねー。
まあ、職場の男尊女卑とか、ムッとしますが。
でも、日本ってこうだったよなー。今はどうなのかな。

何かを深く考えされらる、というような本ではないけど、やっぱりさすがプロだなという感じ。
椎名誠さんとか、群ようこさんとかに対して、「こんなの私でも書ける」なんて言う人いますけど、それは無理だと思います。
だったら書いてみろよ、と言いたくなります。

ご機嫌よう!





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最終更新日  2023年01月21日 09時11分40秒
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