カテゴリ:介護
おはようございます、ひなこです。
![]() あれは、まだ介護が始まって初めの頃でした。 晩御飯の支度をしていた午後4時半過ぎ。 トイレから戻り食卓の椅子に座っていた父をふと見ると、手にチューブを握って座っています。 ん?んんん? 「お父さん、何、それ?えっ?もしかして、尿道カテーテル抜いたの?」 ちょっ、待てよ。とキムタク風になってしまいますよね。 ガスを止め、泌尿器科に電話したら、これから急いで直ぐ来てとのことで、タクシーで向かいました。ギリギリ時間内セーフ。 その次は、文化の日でした。 デイサービスは、祝祭日が休みではなかったので、父に準備させ、朝、玄関で待ってもらっていたのですが、トイレへ行き、そこから全く出てきません。嫌な予感。 「お父さん、迎えの車が来るよ!出て来てよ!?」 「はーい」 いつものように、返事だけは良い。 でも、出てこない。 本当に迎えの車がいつ来てもおかしくなかったので、「開けるよ!」と断り、トイレのドアを開けると、手にカテーテルのチューブが。 デイサービスのお迎えの方には、事情を説明し、今日は休ませます、これから病院へ連れて行きます、と謝罪。 デイサービスが休みじゃないので、私は文化の日で病院はやっていないと気付かず、最初タクシーの運転手さんに、泌尿器科に行くよう言ったのですが、運転手さんに、「今日の当番病院は何処其処医院だよ」と言われ、そちらに向かいましたが、うちでは尿道カテーテルはできないから、○✕病院へ行ってみなさい、と言われ、そこから更に移動し、たどり着いた病院で、優しい看護師さんが、「根元からじゃなくて、途中から抜けていただけでしたから、支払いも要りませんよ」とのこと。(医者は登場する必要がなかったため) 父が、「自分は何もしていないのに勝手に抜けた」と主張するので、「今度泌尿器科で交換の時に、継ぎ目をテープでグルグル巻いてもらうといいかもね」とのこと。 ちなみに、泌尿器科でその話をしたら、「何もしていないのに抜けるなんてことはありませんから!」とピシャリと否定されました。ここの看護師さんは、ピリッとしてるんです。でも、テープでグルグル巻きにはしてくれました。 その次は、デイサービスで、チューブの途中から抜いたのに、黙っていて、服が尿で濡れたまま帰宅したことがありました。 デイサービスの方も、いつ抜いたのか気付かず、午後2時に服が濡れているのに気付き、看護師がチューブを消毒して繋ぎましたから、とのこと。 その後も、ショートステイから夜中の3時に電話がかかってきて、「カテーテルを根本から抜きました!朝イチこちらに来て下さい。そして泌尿器科に連れていって下さい」と言われたり、老健から、「カテーテルを根本から抜きました。そして、何故か先端部分がなくなっていて見つかりません。万が一体内に残っていたら大事なので、泌尿器科に連れていってレントゲン撮ります。娘さんも診察券を持って泌尿器科に来て下さい」と連絡があったこともありました。 もう、無茶苦茶ですよね。でも、絶対自分からは何も言いません。 根本から抜くと、凄く痛いらしいんですよ、傷になって。 家のトイレで抜いた最初の時には、便器に血が結構着いてましたから。 ボケてるから痛みもわからないんでしょうか? でも、免疫力が強いらしく、一度も感染症状は起きず、ケアマネさんにも、「きっと身体が丈夫なんですね。皆、大変なんですよ、カテーテル着けてると感染症が起きて」と言われました。 続く ご機嫌よう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年10月08日 12時44分31秒
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