カテゴリ:読書・日々の生活
「温かいスープ」という題の短いエッセイが、教科書に載っている。 海外での貧しい講師時代の月末には、いつもオムレツだけを頼んでいたのだけれど いつしかパンをもう一人分おまけにくれるようになり、 特別寒かった季節には、なんとオニオングラタンスープまでつけてくれた。 それも、「間違えて作りすぎた」なんて言いながらくれたのである。 相手の立場やプライドを大切にしながらの親切によって、 筆者は「人類に絶望することもないだろう」というのである。 寒くて腹ペコで、でもお金があまりないときに そんなスープがどれほどうれしいだろう、想像してみて なんて、一生懸命こんなスープなんだ と話していたら、 腹減るからやめてくれ~~ というむしろ悲鳴が。 私自身も、四時間目にそんな話をするのは、ちょっと辛いものがあったのだった。 今日は、寒かったし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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