2008/12/29(月)22:28
地球温暖化や環境問題!達磨にも?
相州ダルマ
日本人にとって、身近な縁起物として知られる『だるま』。だるまの特徴は「七転八起」。転がしてもすぐ起き上がることから、別名「起き上がり小法師」とも言われているそうです。相州達磨の底には、重りになる皿がついているそうです。
その達磨にも環境問題や地球温暖化の波が!
達磨は“どんど焼き”でも燃えにくいようで、環境と言った問題も抱えているようです。これからは環境にもやさしい達磨にしないといけないなぁ!と職人さんはいいます。
この写真の工程は、下塗りされた達磨に、ニカワを塗っているところです。職人さんは、これが一番いやな作業だと・・。
以前、ニカワ塗りの作業は9月頃から出来たそうですが、地球温暖化の影響で、この作業も年々時期が遅くなっているとのことでした。
温度・湿度の微妙な加減が、達磨の色にも大きく影響するのだとか。
ダルマ1 posted by (C)sanpo
みな同じに顔が描かれています。手作業なのにすごいですねー!
ダルマ2 posted by (C)sanpo
相州の伝統模様が衣に描き入れられると完成です。
ダルマ4 posted by (C)sanpo
2008年12月29日、神奈川県平塚市にて撮影。
だるまはご祈願いただく際に、片目をいれ、「開眼」させるのがならわしとなっています。
だるまの左目(向かって右)より目を入れ、願い事が成就したら、右目(向かって左)描き入れてください。