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2017/07/11(火)19:00

この夏の神奈川の水原は大丈夫か!

梅雨だというのに、毎日暑いですね~! 神奈川では、まとまった雨が降っていないので、水資源は大丈夫かと心配になってきました。 神奈川最大の宮ヶ瀬ダム 高さ156メートル、堤長375メートル、貯水量(箱根芦ノ湖とほぼ同じ) 貯水量の状況 いつもなら、白い岩肌が見えないところまであるのですが・・。 上流部は、もっと岩肌の露出が目立ちます。 あら~!やっぱり少ないですね~。 これで大丈夫なのだろうか? いつもは水とエネルギー館に行くのですが、今回は、ダムのコントロールセンター1階にある展望室に、行ってみました。 するとそこに、理科の実験で使うような、雨量計が? 模型だろうと思ったのですが、気象庁認定形式品の雨量計で日本中どこでも使用されているもの。 このダムでも実際に使用されているそうです。 上部に直径20センチの口、その下にジョウゴのようなものがあって水を集め、下の三角型をした部分に雨が入る。 三角型の受け皿が満杯になると、反対側に倒れ、今度は反対側の受け口に水が入り、右に倒れたら次は左へと倒れます。 日本庭園などにあるシシオドシの原理。片側いっぱいに水がたまり倒れると雨量が1mmとしてカウントされます。それが1時間あたり何回倒れたかで雨量を計測する仕組み。あまりにも単純な仕組みにおどろきです。 雨量計の上部左右にあるのは、実際に動かしてみるための水をくむコップ(ペットボトルを半分に切ったもの)で、もう半分のペットボトル(キャップ先端に小さい穴がたくさん開いたもの)に雨に見立てた水を入れ、雨量計の仕組みを知ることが出来ます。 夏休みの自由研究(工作)にどうでしょうか 雨量計の下にバケツを置きます。 神奈川のダムの水系は、丹沢山系と道志川の水を、道志ダム・相模ダム・宮ヶ瀬が連携し他のダムに水源を切り替え送水し、それぞれのダムの水量を保つ仕組みになっています。 ダムの水が少ないように見えますが、正常水位で安心してください。 ダムの水は発電や飲料水としての役割もあるが、洪水と渇水の防止という大きな役割もあります。 雨期(梅雨~秋の台風の時期)は、洪水を防ぐため基準水位を10メートル低く貯水水位を設定し、洪水に備えています。 もちろん、本当に雨が降らなければ、水枯れも起こりえますが、そうならないよう、4つのダムが連携するという、色々な仕組みがなされています。 又、下流の農業用水や河川の動植物への環境への配慮という重要な役割を担っています。 適量な水を川に放水することも必要になります。 下流の河川の石に付着した水垢などを、フラッシュ放水で川底を洗浄し、魚などの住みよい環境をつくっているそうです。 ダムのレストランには、ダム放流カレーのメニューも。 ダム周辺には、宮ヶ瀬湖畔園地、鳥居原エリア、愛川公園などの大きな公園があり、水遊びや色々な体験施設があります。 又、遊覧船やロードトレインで公園内を移動できます。 (観光放流はHPで確認してください)

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