漢方入門の第2回目です。
患者の体質を診る物差しの一つを「証(しょう)」といいます。「証」は、その人が持っている病気に対する抵抗力のようなもの。体力が充実し、病気に対抗する力が強い状態を「実証」、
元気が衰えて体の機能が減退した状態を「虚証」、その昼間を「中間証」と呼びます。
実証の人は、がっちりした体格で血色がいい。スポーツ選手に多いタイプです。虚証の人は、線が細くて顔色が悪く、脈も弱々しい。都会で生活するソー人には、虚証の人が多いようです。抵抗力が弱くなっているようです。
虚証が強くても実証が強くても、病気になりやすい、とみる。理想は、中間証です。
あなたは、どのタイプでしょうか。
自分の証が解るチェクシート
実証タイプ
1、筋肉質でがっちりしている。
2,元気がある方だ。
3、声が太く大きい
4,肌につやがあり血色がいい。
5、胃腸は丈夫な方だ。
6,食欲がある。
7,爪がピンクでなめらかだ。
8、食べるのが早い
9,便秘をすると不快だ。
10、疲れにくい。
虚証タイプ
1,華奢な体格である。
2,あまり元気がない。
3,声が細く小さい。
4,さめ肌で肌が荒れやすい。
5,胃腸は弱い方だ。
6,食欲がない。
7、爪に筋が入って波打ったりしている。
8,食べるのが遅い。
9,多少、便秘をしても平気。
10、疲れやすい。
当てはまるのが多かった証が、だいたいあなたの証と考えられます。各項目で、普通(どちらでもない)の人は、中間証となります。