テーマ:生き方上手(647)
カテゴリ:スーパー老人健康の秘密
世界25カ国60地域の長寿食を20年間にわたり調査してきた京大家森名誉教授。 家森名誉教授はNHK「知るを楽しむ」の番組でも『長寿の謎』を詳しく解説している。 家森先生の研究では、「長寿の秘訣は日々の食生活にある」と発表されている。 その主なポイントは、 1 脂肪、食塩を控える。 2 高タンパク、高繊維の食事をする。 (大豆、牛乳、ワカメ、野菜、果物を多くとる) これはまさに日本食に長寿の原点があるようですね。 しかし、最近の日本食も変わってきているようで、この点にも家森先生のあらたな研究成果が発表されています。
「長寿は沖縄からハワイへ?」 『環境と健康』より一部抜粋 沖縄が世界の長寿の見本として誇れそうに思えたのですが、家森が沖縄県人とそれがハワイ、ブラジルに移民した場合の100歳老人の割合を比較して意外なことを見つけたのです。すなわち、10万人あたりの100歳老人の数は、沖縄県人14.6、ブラジル在住の沖縄県人3.3、ハワイ在住の沖縄県人17.6とハワイのほうが元来の沖縄より長寿であることが分かったのです。ハワイ日系人は沖縄よりも10年も早く現在の日本の平均寿命に達しているそうです。また家森の調査では痴呆もハワイ日系人と沖縄県人との比較でハワイの方が少ない傾向が見られ、とくにそのうちの脳血管性の割合はハワイのほうが3分の1程度のようです。 家森はこの原因を追求して次のように結論しています。まず食塩の摂取が一日8グラム程度と沖縄よりさらに少ないことが注目されます。しかもナトリウム対カリウムの比も低いのです。これは果物や野菜をより多く摂っていることを意味します。またハワイではより多く蛋白を摂っておりしかも肉と魚をバランスよく摂っているようです。また男性の喫煙率が5.6%と極めて低いのも注目されます。しかし肥満はハワイの方が多くその為か高血圧の頻度はハワイの方が多いのです。これを更に適度の運動をすることで減らすことが出来ればより理想に近かずくことが出来るかもしれません。
家森先生の著書に興味深いものがいくつかあります。 そのなかでもとりわけユニークな本がこれです。 元気な長寿に関心をお持ちの方はぜひご覧下さい。 日本放送出版協会 刊 (文責 スマイルおやじ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.03.12 10:16:48
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