2007/12/30(日)08:14
【留学回想録40】年末年始は西安で・1
12月28日から1月2日まで連休がありました。
広い中国、当時は交通網:高速道路などもそれほど発達してなく
移動範囲は限られますが、列車で1泊程度の近いところなら行けそうです。
西安へ行こう!
同じことを考えた人がほかにもいて、
結局、留学生仲間5人(男性2名、女性3名、全員日本人です。)で旅行することになりました。
夜行列車の切符は、自力で(旅行社を通さなくても買えるたくましさが身につきましたね。)
手配した「無座」(座席指定なし)です。
21:30の発車予定時刻に余裕を持って駅に到着し、
乗車列車毎の改札を待つ列(時間が来ないと駅に入れませんでした)に並ぼうとしたら
いったい、どれなのー??
見当もつきません。
中国のちょっとした都市の駅前なんて、
ただでさえ案内も親切とはいえない状態のところに人がごった返していますが、
この時は駅が大規模改装工事中で、臨時の出入り口やら窓口やらあちこちにあり
もうしっちゃかめっちゃかです。
それでも、旅は道連れ。5人で手分けしたおかげでそれらしい列を探し出せ、
並んで待っていると、改札予定時間に列が動き始めました。
そのまま後についていくと、やがて現れたのは改札です。
駅の中に同行メンバーが1人入り、2人入り、3人入り…
ところが4人目のNさん(男性)で待ったがかかりました。
な、何で!?Nさん怪しく見えたのかな?
同じ身分(留学生)、同じ切符なのにどうして彼だけストップがかかったのか分かりませんが、
理由が分からないのは中国では度々遭遇することなので、
「いいよ、入っちゃいなよ!」
Nさんの服を軽く引っ張ったら、
ぐいっ
駅員(女性!)にその何倍もの強い力で襟首を掴まれて、Nさんは引き戻されました。
す、すごすぎる!\(◎o◎)/!
どかどか他の乗客が入って来る波にもみくちゃにされながら
切符を見せて必死に叫んだり、駅員に食ってかかったり、
日本人だと主張したり(外国人と分かると扱いがソフトになったりしたため)
みんなで戦い?をしばらく続けてから分かった入れない理由とは
「別の列車の列に間違って並んでいた=Nさんだけでなくグループ全員入場不可」
でした。(^_^;)