2012/08/31(金)05:34
アンケートの意義
ちょーっとエラそうな題名にしてしまいましたが(^_^;)
無印良品でアンケートがまとめられたようです。
→ 左利きについてのアンケート(ステーショナリー編)結果報告
個々の意見や要望:どういう部分が不便か、どういう工夫を強いられるか、は
当事者でないと分からない点なので
こんな思いをしている人がいると
より多くの人に知ってもらうにはいいと思います。
ただ、使用頻度の状況も含めて
商品の必要性の判断の基準にするのだったら
あまり意味のあるアンケートとは思えません。
商品(道具)は人間にとって使いやすいのが当たり前です。
右利きと左利きは普通パターンと特殊個性派ではなく、
多数派と少数派にすぎないのだから、
右利きが便利を享受している道具は
左利きにも同様に存在すべきです。
だから、商品開発のために
「どの程度の右仕様なら左利きでも使いこなせるのか?」
「どの程度の不便なら許容範囲なのか?」
なんて事を調べるのは意味無く
速やかに両用や、どうしても左右性が出てしまうものは
両仕様を揃えて欲しいと思います。
ところで、無印良品が取り組んでいる最大の意義は
デザインのシンプルさが売りなのと
取扱商品=自社ブランドな点だと思います。
左右不平等の多くは
機能的な意味での品物の有無より、
デザインをはじめ種類の多少と、価格や品揃えでの手に入れやすさです。
例えばハサミは左用が無いのではなく、
可愛い柄が無い、キャラクターものが無い、黄色だけでピンクやブルーが無い、ですが、
無印良品は
「そういう余計な色柄」を省略してシンプルにしたのが特色でしょうから
右用も左用も1色のみ、であれば選択肢で左右平等です。
また、自社ブランドなら
素人考えですが品揃えを操作・統一しやすい気がします。
例えば定規は
他の企業だと「A社のを何点、B社のを何点取り扱う」のではないかと思いますが、
「無印良品の定規はすべて左右両用タイプとなっております」として、
全国の店舗でそれだけを扱えば(オンラインショップでも)
買う側にとっては購入機会の左右不平等が解消されます。
ひとりごと:エラそうなのは、題名だけでなく内容もでしたね…(^_^;)