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カテゴリ:アルタイ徒然(たわごと、妄想)
何度も(苦笑)泣き事でぼやいてますが、過労ペースです(笑)。
過労とくれば、英語にもなっちゃった過労死。 過労死とくればすぐ思い浮かぶのが過労死崩御としか思えない清朝の雍正帝(←一発変換できた!)。 大学の時に、この人今で言うところの過労死と聞いたんやったっけなあ。 皇帝も過労死するのかよ!と面食らいました。 この頃の疲れっぷり、「過労」て言葉で連想するのが雍正帝…。 彼についての本無いかと検索かけたら、 東洋史の授業で何度も名前聞いた宮崎市定氏の「雍正帝」て本(そのまんま)。 今日の外出帰りに買いましたよ。 のだめの新刊も買いましたよ、でも後のお楽しみに取っておきまする。 大まか斜め読みや検索で見ただけでも、もう彼の働きっぷりが涙チョチョ切れます。 夜更けに寝て朝4時に起きて、引きこもって地方からの報告書に全部朱筆で勅コメント。 罵倒っぷりがマジ引きます。 赤ペン万歳爺(皇帝)、万歳万歳万々歳! あんた一体いつ寝てますねん休んでますねん、死にまっせ!ペース。 最強レベルの独裁皇帝らしいけど、独裁の分全部自分で抱え込んだ訳ですかいな。 究極のワンマン経営、そりゃあぶっ倒れるわ…。 45歳で皇帝に引き出される(そんな感じの印象)まで、冷めた目で宮廷内の内ゲバを観察…。 いくら皇族でも、肩身の狭い住み込み間借人間だったようで。 そんな生活してたから、世の中の酸いも甘いも見てきたしそこらの甘ちゃん天子と訳が違うんじゃ甘く見るなやボケ!とぶちかましてます。 まだ読んでいる途中なのですが、面白い面白い。 あまりにも皇帝の責務について真面目すぎた為に独裁と言う名の全部抱え込み系になったんかな。 何もかも自分で背負い込もうとすると、精神も壊れます…。 とにかく、皇帝のお仕事にフルパワー投入!ワーカホリック!! 親族臣下への仕打ちは半端でないっす。 単なる残酷君主とは全く違う、徹底情報収集による綿密な糾弾。 でも、クリスチャンの親戚満洲族(!)が頑なに信仰を守ったのには、 「わかった!もういいから!お前らは真面目で偉いわ…。」て根負け気味で最後に赦免してます。 雍正帝はキリスト教禁教、と聞いた事ありますが、厳密には面子上の問題やったのね。 その親戚が、浅田次郎氏の「中原の虹」に出てくるヌルハチの長男チュエンの子孫とはびっくり。 洗礼名がジョンやポールと出てきたので、ビートルズが頭に浮かぶ…。 どうも色々本読んでると、満洲族の頑固人の多さに興味出ます。 頑固と言うか、物事に真面目に取り組み過ぎな感じ!? 遠戚とは言え皇族が一応禁止のクリスチャンになり、 皇帝から止めんかいと何度もなじられても結局皇帝が折れて…。 その皇帝も過労死ですか、切ないです。 理想と現実の差をわかっていても、その理想に強引に近付けようとして突っ走ってぶっ壊れた印象ですね。 仕事に対して真面目に考え過ぎても良くない例なのかな!? ※インタビュー:「お仕事は?」:「皇帝してます!」 :「お仕事は如何な具合ですか?」:「天命に則り、天下の為に皇帝の責務を果たすのみっす!」 :「ぶっちゃけ大変でしょ?」:「天命ですから!」 :「そんな激務だとご健康損ないますよ?」:「天命ですから!」 :「何か一言…」:「朕(オレ)が全部頑張って解決するからお前らよく見とけやボケ(血圧上昇興奮状態)!!!!」 まだ読んでる途中とは言え、こんなイメージが強くなってきてます。 雍正帝こと愛新覚羅胤示眞(いんしん)さん、あなたこの時代にいたら立場によっては過労死間違い無しで…。 労災間違いないですね(涙)。 或いはひたすら報われないワーキングプアになってるかもしれなさそう…。 たった13年の在位を全力疾走した生き方はある意味ロックンロールしてますなぁ。 物申す系の歌唄いにもなれそう。 シラケられてる可能性高い状況の中、爆走する「俺様」…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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