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カテゴリ:アルタイ徒然(たわごと、妄想)
新カテゴリ編集してたら、過去日記辿るのに意外に時間食うた!
昨日の続きな内容は、改めて書く(まだ読了してないのもあるし時間遅いし)つもりです。 過去日記タイトル、今と変わらん愚痴泣き言系ばかり(苦笑)。 相変わらずダメダメですな~そんな中でもちょいとはマシにしていきたいんやけどね。 で、昨日から読んでいる宮崎市定著「雍正帝」(中公文庫)。 本編は読み終わり、赤ペン勅コメントについての解説に入りました。 著者の宮崎さんについては、東洋史の授業で何度も名前聞いたしゼミや卒論でもおせわになった論文あったはずです。 でもぶっちゃけ、ご存命の期間は知らずのままでした(ごめんなさい)。 亡くなられたのは12年前…1995年。 阪神淡路大震災とか災害や事件多く、そしてブルーハーツからハイロウズに。 浅学すぎてごめんなさい…。 東洋史の大家(たいか)な方ですが、この本は読みやすいです。 最強レベルの独裁皇帝ではありますが、皇帝と言うお仕事に対して真面目過ぎた為、 責任感と正義感とか真面目一直線故の独裁やねんな~と。 「あなた(皇族も家臣も庶民もひっくるめて皇帝以外のみんな)の為に天命に則って皇帝やってるんやがなぁあぁあ!!!!!」と余計なお世話と取られかねない仕事意識。 『正に善意にあふれた悪意の政治』と書いてたし…。 自意識だけでの行動になると、周りが見えなくなりがちですが、まさにそれですね。 超ワンマンやから官僚にはさぞ不人気やろな、と読んでて思いましたが案の定…。 このオッサンヤバいんちゃうか!?と噂の的になってたのでしょうね(涙)。 こんな人が上司や社長なら、僕壊れます(笑)。 必死でついて行こうとするけどスピードが違うから脱落しそう。 でも、13年の在位での業績は、ホンマに13年しか皇帝やってへんのかいなと思うくらいにヤバすぎです。 280年前の中国で、あのとんでもない国土の範囲でホンマはパソコンしてはりますやろと突っ込まれるくらいに情報収集。 反論の余地が無いまでに収集収集! 他にも色々と人間コンピューターの如く奮闘してはります。 多分脳はパソコンや(笑)。 他にも現代に通じるような話や皮肉など書かれていますが、何と初版は1950年! 501なら革パッチだがね(笑)! つーかまだ戦後5年…。 ある意味凄い本です。 とにかくまあ、全てを自分で抱え込むと過労(死)してしまう例ですね…。 浅田次郎著「蒼穹の昴」や「中原の虹」の西太后みたい。 フィクションの世界での話なれど、彼女も過労死やなぁ。 雍正帝についてのドラマが中国でやってたそうやし、日本向けに出てたらぜひ観たいです。 「独裁言うても自分の仕事に責任負った前提だからしんどいのよ」とぼやきが聞こえそう…。 そして彼に(真剣に)ついて行けた一部の家臣も凄い! 帝陵にお参りしたいくらい感情移入してます(苦笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月15日 00時50分33秒
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