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マレーシア 今日考えた事&思った事

白鵬翔 06年NEWS11

 中日新聞 3月30日
<抜粋> 神宮奉納相撲の取組決まる 大関・白鵬が初土俵 
四月二日に伊勢市宇治中之切町の神宮相撲場で開かれる第五十一回神宮奉納大相撲(中日新聞社後援)の取組が決まった。土俵も三十一日には完成する予定で、準備は順調に進んでいる。「春のお伊勢場所」として親しまれている神宮奉納大相撲。今年は新大関・白鵬が初めて土俵に上がるなど話題も多い。幕内上位十六人がトーナメントで対戦する「選士権大会」一回戦は、横綱朝青龍が雅山と対戦するほか、白鵬-岩木山、琴欧州-安馬、栃東-玉乃島、魁皇-安美錦など相撲ファンには楽しみな取組が続く。また、格段や十両、幕内下位力士の取組もある。神宮会館内にある神宮相撲場では、土俵づくりが大詰めを迎えた。三十一日には俵を埋め込み、作業が終了、本番を待つばかりとなる。なお、当日、日程や取組が変更になる場合もある。入場料などの問い合わせは、主催の伊勢神宮崇敬会=電0596(24)7162=へ。   



 読売 3月30日
<抜粋> よみうり寸評 
大相撲の土俵を通してモンゴルの草原がまぶたに浮かぶ。さらにはドナウの彼方(かなた)ブルガリア、カフカスの山脈も黒海も。この春場所にはバルト海のほとりエストニアも見えてきた◆「相撲が国技だなんて、小さい、小さい。ユーラシアにまたがる数千キロの空間と、十数世紀におよぶ時間が背後に横たわっているのが見えないか」と書いたのは宮本徳蔵さん◆その名著「力士漂泊」はもう20年前の刊行だ。いまさらながら卓見というべきだろう。チカラビト(力士)たちははるばる国境を越えてきた◆16歳で初土俵を踏んだモンゴルのムンフバト・ダバジャルガル少年は、それから5年、21歳の白鵬となり、羽織袴(はかま)の姿もすっかり板についた。大関を受ける「全身全霊」の口上も堂々たるものだ◆モンゴル勢同士の優勝決定戦で初制覇こそ逃したが、勝った朝青龍と並び立つ龍鵬時代さえ予感させる。その春場所で国際化の印象を一層強めたのはエストニア出身の把瑠都(ばると)。十両で全勝優勝だ◆このチカラビトたちの姿に相撲のはるかなる歴史とユーラシアの雄大さを思う。   



 くまにちコム 3月30日
<抜粋> 新生面 白鵬が大関昇進  
大リーガーのイチローの名付け親であり、その将来性を見抜いて一番打者に抜てきしたのはオリックスの監督仰木彬(あきら)氏だった。シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子には小出義雄監督の存在が欠かせなかった▼いかに逸材でもその能力を発揮させる目利きがいないと開花しない。「千里の馬は常にあれども伯楽は常にはあらず」だ。昨日、文字通り大草原で育(はぐく)まれた「千里の馬」が大相撲の大関に昇進した。モンゴル出身の白鵬=宮城野部屋=二十一歳。昭和以降では四番目の若さ▼日本相撲協会からの使者に対し、緊張しながらも「全身全霊をかけて努力します」と口上を述べた。相撲は正攻法の右四つからの寄り、上手投げ。立ち合いから足の裏が土俵に吸い付くような安定感は名横綱双葉山や貴乃花を思わせ、大力士の素質十分の声がかかる▼春場所で横綱朝青龍を破った一番には、大関は通過点に過ぎないとの予感を抱かせた。父親はモンゴル相撲の大横綱でメキシコ五輪レスリングの銀メダリスト。申し分ない血筋▼だが来日時は「ボーッとしていて割りばしみたい」な少年。やむなく帰国という寸前に入門が決まった。師匠の熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は「すぐに大変なダイヤモンド原石と分かった。ジャンボ宝くじに当たったようだ」と鍛え上げた▼将棋の羽生善治に森内俊之、賞金女王を争った不動裕理に宮里藍。成長の影にライバルの存在がある。既に朝青龍は自分を脅かす存在に白鵬を挙げる。国際化が目立つ土俵。普天王、稀勢の里ら日本人力士の足音が続いてこないのがなんとも寂しい。   



 3月30日
<抜粋> 論説 : 白鵬大関昇進/強い日本人力士の育成を  
大相撲の白鵬(宮城野部屋)が大関に昇進した。日本相撲協会が二十九日、理事会を開いて正式に昇進を決定。白鵬は「全身全霊をかけて努力します」と決意の口上を述べた。来場所は五人大関のにぎやかな陣容になる。それにしても外国出身力士の活躍は目覚ましい。多くが番付上位に並び、この傾向はますます顕著になっている。相撲ファンはこうした流れに必ずしも違和感を示していない。それは大阪場所で九度も満員御礼が出たことに表れている。しかし、相撲協会は将来の展望を開くために、強い日本人力士を次々と誕生させる方策を早く見つけなければいけない。大阪場所では、特にモンゴル出身力士の活躍が目立った。朝青龍と白鵬の優勝決定戦ばかりではない。白鵬は殊勲賞、技能賞のダブル受賞で、旭鷲山が敢闘賞、安馬が技能賞に輝き、三賞を独占。モンゴル出身の幕内の七人は全員が勝ち越すという充実ぶりだった。十両ではエストニア出身の把瑠都が四十三年ぶりに全勝優勝し、来場所の入幕が濃厚になった。ブルガリア出身の琴欧州、ロシア出身の露鵬、グルジア出身の黒海もいるから、日本人力士はよほど頑張らないと影が薄くなる。相撲協会は何よりも「草の根」を広げる作業を進めることが大切だ。日本サッカー協会は全国に芝のサッカー場をつくるよう呼び掛けている。相撲協会も子どもが遊びながら親しめる土俵を各地につくる運動を起こしてはどうか。かつて校庭に土俵を持つ小学校もあったが、この半世紀余りの間に各地で土俵が姿を消した。子どもが校庭の砂場や土俵で相撲を取る光景もみられなくなった。アマチュア相撲の関係者はジュニア育成の重要性を認識しているが、才能発掘はなかなか進まない。有望なジュニア選手を生み出せないから、トップの競技力のエネルギーが大きくならない。現状を打開するには、相撲好きの指導者を数多く確保し、その指導の下に子どもが相撲に親しみ、相撲を通じて夢をはぐくむ環境を整えることだろう。相撲協会が独自で活動を展開するのが難しいのなら、アマチュアの組織と連携して取り組んだらどうか。野球がジュニア選手の指導でプロアマ交流を進め、さらに大きな流れをつくろうとしているのは、見習うべき好例だ。伝統文化としての相撲の価値を強調し、国や自治体の支援を引き出す努力もあっていい。地域活性化、健康な生活環境整備の観点で理解を得て、草の根育成への公的な投資を促すようなメッセージを積極的に出してはどうだろう。少子化で各地の小学校には空き教室が生まれている。それを土俵に転用できないものか。一方で大相撲の巡業はどんどん減っている。その分、力士に時間的な余裕があるのなら、草の根拡大活動に参加してもらえばいい。子どもが力士から文字通りスキンシップで教えてもらうというのはどうか。朝青龍も白鵬も高校生の年齢のときに来日し、日本で相撲を習得した。必ずしもモンゴル相撲が彼らの強さの下地ではない。相撲が大好きな子どもがたくさん出てくれば、日本もまだまだやれる。   



 日刊スポーツ 3月31日
<抜粋> 白鵬、古傷検査と虫歯の治療 
大関伝達式から一夜明けた30日、白鵬(21=宮城野)は古傷の左足首の検査と、虫歯の治療のため大阪・堺市内の病院に足を運んだ。昨年名古屋場所中に関節じん帯を損傷した左足首は「先生も大丈夫と言ってくれた」と異常なしだった。その後も、後援者へのあいさつ回りなど多忙な1日を過ごした。31日には白鵬の両親がモンゴルへ帰国する   



 日刊スポーツ 4月1日
<抜粋> 家族とサヨナラ白鵬、2日大関初日 
白鵬は3月31日、ようやくつかの間の休日を得た。場所後からテレビ番組の収録など取材攻めだっただけに「やっと休めるよ」と、ひと息ついた。午後にはモンゴルに帰国する家族を関西空港まで見送った。1日に大阪から三重・伊勢市へ移動し、2日の伊勢巡業で「新大関初日」を迎える。   



 中日 4月2日
<抜粋> 力士ら続々伊勢入り 
二日に伊勢市宇治中之切町の神宮相撲場で開かれる「第五十一回神宮奉納大相撲」(中日新聞社後援)を控えた一日、出場力士らが同市に到着した。同相撲場では力士の安全を祈願する土俵祭りが行われ、当日に向けムードが高まった。 (小柳津 心介)「春のお伊勢場所」として親しまれている神宮奉納大相撲には、横綱朝青龍をはじめ、大関昇格後、初土俵となる白鵬ら幕内力士を含む約百四十人が出場。一部の力士は午後四時二十分過ぎの電車で近鉄宇治山田駅に到着し、待ちかまえたファンや市民から声援が飛んでいた。力士らの到着に先立ち行われた土俵祭りには、一足先に伊勢入りした玉垣親方や主催者の伊勢神宮崇敬会の職員ら約十人が出席。神宮の神職二人が祝詞をあげ、力士の安全や盛況を祈願した。同場所は二日午前七時に開場。大阪場所の上位力士らがトーナメント方式で優勝を争う神宮奉納選士権大会などがある。午前十一時からは伊勢神宮内宮神苑で、横綱朝青龍と三役による神前土俵入りが行われる。   



 共同 4月2日
<抜粋> 新大関らが奉納大相撲  伊勢神宮、優勝で昇進に花 
伊勢神宮(三重県伊勢市)で2日、恒例の「神宮奉納大相撲」が開催され、モンゴル出身の新大関、白鵬関(21)ら横綱、大関陣と親方らが神職に先導され、古式にのっとって内宮(ないくう)と外宮(げくう)の正宮(しょうぐう)をそれぞれ参拝した。その後、内宮近くの神宮相撲場で幕内上位16人によるトーナメントが行われ、白鵬関が力強い寄り切りで4連勝して優勝、大関昇進に花を添えた。激しいぶつかり合いなど迫力ある取り組みに会場は熱気に包まれ、集まった約2200人の観衆から大きな声援や拍手が送られた。内宮境内での奉納土俵入りは雨のため中止された。   



 日刊スポーツ 4月2日
<抜粋> 白鵬が新大関初日に優勝 
白鵬(21=宮城野)が「新大関初日」を優勝で飾った。昇進後初めての公式行事となった2日の三重・伊勢巡業で行われた伊勢神宮奉納相撲トーナメントに出場。2000人以上の観客からこの日1番の歓声を浴びた。2回戦で栃東を破って波に乗ると、準決勝で露鵬、決勝で普天王を下して昨年に続く2連覇を果たした。「久しぶりに汗をかいて気持ち良かった」と笑顔で話していた。   



 読売 4月2日
<抜粋> 大関昇進決定後初の公式行事 
大相撲の三重・伊勢巡業「神宮奉納大相撲」が2日、行われた。白鵬(宮城野部屋)にとって、春場所後の大関昇進決定以降、最初の公式行事となった。天照大神をまつる内宮参拝に参加する力士は、横綱、大関だけ。初体験の白鵬は、黒紋付き姿で傘をさし、往復約1・6キロの参道の砂利を踏みしめた。「縁起がいい感じ。雨の雰囲気もよかった」。記念撮影を求めて群がるファンにも、気さくに応じた。神前土俵入りの雨天中止には「残念」と口をとがらせたが、幕内上位16力士のトーナメント戦で見事優勝。「いい汗かきました」と、旬の力士らしい笑顔を見せた。   



 スポニチ 4月2日
<抜粋> 奉納大相撲 白鵬が優勝 
伊勢神宮(三重県伊勢市)で2日、恒例の「神宮奉納大相撲」が開催され、モンゴル出身の新大関、白鵬(21)ら横綱、大関陣と親方らが神職に先導され、古式にのっとって内宮と外宮の正宮をそれぞれ参拝した。その後、内宮近くの神宮相撲場で幕内上位16人によるトーナメントが行われ、白鵬が力強い寄り切りで4連勝して優勝、大関昇進に花を添えた。激しいぶつかり合いなど迫力ある取り組みに会場は熱気に包まれ、集まった約2200人の観衆から大きな声援や拍手が送られた。内宮境内での奉納土俵入りは雨のため中止された。   



 中日スポーツ 4月3日
<抜粋> 白鵬、大関初仕事でV 
大相撲の春巡業が、三重県伊勢市の伊勢神宮でスタートした2日、春場所で13勝2敗の好成績を挙げ、3月29日に大関に推挙されたばかりの白鵬翔(21)=宮城野部屋=が参拝など大関としての初仕事を無難にこなした。神宮奉納選士権でも2年連続優勝し、昨年に続いて賞品に神棚をもらい「滑り出し上々ですね」と笑顔を見せた。あいにくの雨で、三役そろい踏み(土俵入り)は中止となったが、2200人のファンは白鵬の行くところに群がった。白鵬はまず、外宮(げくう)で羽織、袴(はかま)の正装で参拝した。これは日本相撲協会の看板である大関以上しか参加できない。神殿で神妙な面持ちで横綱、大関陣計6人のうちの1人として玉ぐしをささげた。内宮(ないくう)でも同様な神事を行ったが、たくさんの善男善女から「大関」と声を掛けられた。「まだ慣れない。うれしいけど、照れくさい」と白鵬は少年のようにほほを紅潮させた。その後、内宮近くの神宮相撲場で幕内上位16人によるトーナメント(奉納選士権)が行われ、白鵬が4連勝して2年連続優勝、大関昇進に花を添えた。決勝では普天王(幕内)を堂々、寄り切った。「久しぶりに汗をかいて、楽しかった」という。場所後も大関昇進の伝達式や部屋の行事などで新大関は多忙を極めた。そんな中、両親ら家族は3月31日にモンゴルへ帰国したが、それまで京都へ案内するなどを水入らずで過ごした。白鵬は「ほんのちょっぴり休みたいなあ」と本音を漏らす。この夜、東京へ戻った。初優勝を目指す、けいこは4日から始まる。 (近藤昭和)   



 スポニチ 4月3日
<抜粋> 白鵬2年連続V 夏場所に弾み 
第51回伊勢神宮奉納大相撲が2日、三重県伊勢市の伊勢神宮で行われた。幕内トーナメントは新大関・白鵬(21=宮城野部屋)が2年連続の優勝を飾り、初優勝を狙う夏場所(5月7日、両国国技館)へ弾みをつけた。昇進後初めて公の場に姿を見せた新大関は誰よりも大きな声援を受け「まだ大関と呼ばれるのに慣れていない。照れるけどうれしいです」と話した。役力士による奉納土俵入りは雨で中止となったが、午前中には協会役員、横綱・大関陣でそろって参拝を済ませた。「1年に1回の行事に参加できて縁起がいいなと思った。雨が降ってていい雰囲気だったよ」と初の“公務”もしっかりこなして笑顔を浮かべた。   



 スポーツ報知 4月3日
<抜粋> 新大関・白鵬2連覇 
◆奉納大相撲(2日・三重・伊勢神宮) 毎年恒例の伊勢神宮奉納大相撲が行われ、幕内トーナメントではモンゴル出身の新大関・白鵬(21)=宮城野=が2年連続2度目の優勝を決めた。決勝で幕内・普天王(出羽海)を寄り切り。約2200人の観衆が見守る中で、注目の大関初仕事を成功させた。横綱・朝青龍(25)=高砂=による奉納土俵入りは、雨天のため中止となった。 ◆栃東にリベンジ
 ○…新大関・白鵬は夏場所(5月7日初日・両国国技館)での初優勝へ向け、完ぺきな予行演習をこなした。2回戦で、春場所で辛酸をなめさせられた大関・栃東(玉ノ井)をがっぷり四つで寄り切り、決勝の普天王戦では二枚蹴りを狙うなどして優勝をつかんだ。春場所後は大関昇進伝達式などの行事づくしだったが「久しぶりに汗をかきました。大関と呼ばれるのはまだ照れますね」と話していた。  



 サンスポ 4月3日
<抜粋> 白鵬、一足早い“大関デビュー”に大照れ 
モンゴル出身の新大関白鵬(21)が2日、三重・伊勢市の伊勢神宮から始まった春巡業で、“大関デビュー”を果たした。恒例の「神宮奉納大相撲」が開催され、横綱、大関陣と親方らが神職に先導され、古式にのっとって内宮(ないくう)と外宮(げくう)の正宮(しょうぐう)をそれぞれ参拝した。「大関と呼ばれるのはまだ慣れてない。照れがある」。この日は雨模様のため、予定されていた土俵入りが中止になるハプニングもあったが、神宮相撲場で行われた幕内上位16人によるトーナメントでは、決勝戦で平幕普天王を寄り切り、2年連続で同トーナメントを制して大関昇進に花を添えた。「久しぶりに相撲をとった。いまはゆっくり休みたい」。けいこ再開は5日の予定。夏場所(5月7日初日、両国国技館)に向け、大関として第一歩を踏み出した。   



 日刊スポーツ 4月3日
<抜粋> 新大関白鵬、横綱決まり!? 
新大関白鵬(21=宮城野)が縁起の良いスタートを切った。2日に始まった大相撲春巡業の三重・伊勢巡業で「新大関初日」を迎え、伊勢神宮奉納相撲トーナメントで2年連続の優勝を飾った。昇進後初の公式行事は、思わぬ「水入り」から始まった。伊勢神宮では例年、3役以上全員で土俵入りを披露しているが、この日は大雨により中止となった。神宮関係者によると「記録は残っていないが、おそらく(暴風雨で巡業が中止となった79年以来)27年ぶり」という珍事。結局参拝だけに終わり「残念だけど、雨が降っていい雰囲気だった」。何をお祈りしたかは「それは…分からない」とけむに巻いた。奉納相撲では2000人以上集まった観客から、この日1番の歓声を受けた。「白鵬、次は横綱やぞ!」。熱い声援に応えて2回戦で栃東を破ると、決勝の普天王戦まで4戦をすべて寄り切りで2連覇。副賞の神棚を手に「久しぶりに汗をかいたし、気持ちがいい」と額をぬぐった。横綱を目指す白鵬にとって、神前での2連覇は吉兆でもある。過去に連覇を果たした7人はすべて横綱。幸先の良い滑り出しに「縁起がいいね」と笑顔を見せていた。【太田尚樹】   



 伊勢新聞 4月3日
<抜粋> 白鵬が2連覇 朝昇龍ら15人が熱戦 神宮奉納相撲 
大相撲の春巡業「神宮奉納大相撲」(伊勢神宮崇敬会主催)が2日、伊勢市で開かれた。あいにくの雨で横綱、三役力士の内宮神前土俵入りは中止になったが、各種取組が行われた同市宇治中之切町の神宮相撲場には約2200人の熱心な相撲ファンが詰め掛けた。幕内上位力士が出場するトーナメント「選士権大会」は、大関琴欧州が欠場したものの横綱朝青龍ら人気力士15人が熱戦を展開。決勝では大関に昇進したばかりの白鵬が寄り切りで普天王を破り、2連覇を達成した。朝青龍は1回戦で雅山に引き落としで敗れた。また各段や十両、幕内下位力士の取組もあり、3月の春場所から十両格行司に出世した伊勢市出身の木村要之助さんが昇格後初の地元土俵入りを果たした。 【神宮奉納大相撲選士権大会決勝の白鵬(左)―普天王戦=伊勢市宇治中之切町の神宮相撲場で】   



 ゲンダイネット 4月3日
<抜粋> モンゴル力士はなぜ日本語がウマい 
「大関の地位を汚さぬよう全身全霊を懸けて努力します」――モンゴル出身の新大関、白鵬(21)が先週の昇進伝達式で口上を述べる姿を見て、感心した人も多いのではないか。「今後も心技体を充実させる。とくに心です」などスラスラ出てくる流暢な日本語。来日して、たった6年。朝青龍もそうだが、どうしてモンゴル出身者は日本語の習得、上達が早いのか。著書に「外国人力士はなぜ日本語がうまいのか」のある早大大学院日本語教育研究科の宮崎里司教授がこう言う。 「彼らは入門すると、寝ても覚めても日本語漬け。辞書は使わず、番付表やカラオケなどを教材に学んでいく。日本語をしゃべれなければチャンコの買い出しもできないし、風呂で兄弟子から『背中を流せ』といわれ、頭に湯をかけたらゲンコツが飛んでくる。だから必死で努力するんです。部屋のおかみさんをはじめ、忍耐強く教えてくれる人たちに囲まれている。これは外国語の習得には理想的な環境なんです。みな親孝行で、『絶対に日本で成功して親にたくさん仕送りしたい』と願っている。こうした強い思いも大きいのです」 力士だけじゃない。モンゴル民族楽器「馬頭琴」奏者、蘇日図(ソルト)氏は語学学校の1年半でマスターしたという。 「日本語とモンゴル語は文法的に非常に似ているんですよ。ともに主語―目的語―動詞の語順。これに語尾や接尾辞が次々と接続していく膠着(こうちゃく)語です。発音や単語もソックリで、『ノ』が同じような使い方をしたり、日本語の『ヤマ(山)』がモンゴル語で『ヤギ』だったりする。だから単語を覚えるだけでしゃべれるようになりました」 前出の宮崎里司教授はこうも言う。 「日本語は習得が難しい、といわれますが、留学生の中には『母音は5つだけだし簡単』という者もいる。先入観のなさ、“垣根の低さ”も強みでしょうね」 バカ高い授業料を払って語学学校に通ってもなかなか外国語をしゃべれないサラリーマン。「センセイは金髪美女がいいや」なんて心構えでは永遠にムリ。いっそ外国に行くか、ゲンコツが飛んでくるような環境をつくるべし、である。   



 Zakzak 4月4日
<抜粋> 新大関白鵬めぐりオヤオヤ困った…所有権争い 
2日から大相撲の春巡業が始まった。1番の目玉は、3月29日に誕生したばかりの21歳の新大関白鵬だ。関係者の間では、この伸び盛りの白鵬が何場所でもう1つ上の横綱に駆け上がるか、というのが早くも話題になっている。年6場所制に移行した昭和33年以降の最短記録は、北の湖、千代の富士、朝青龍の3場所。もしこの記録を破れば、大変なことになる。この前途洋々の白鵬について、何とも気になることがある。記者会見のたびに、まるで白鵬を奪い合うように2人の親方がいそいそと同席するのだ。部屋の師匠、宮城野親方(36、元十両金親)と、前宮城野の熊ケ谷親方(48、元前頭竹葉山)である。一昨年まで、熊ケ谷親方は先代宮城野(元小結広川)の未亡人に雇われる形で力士たちを指導してきた。入門先が見つからず、帰国寸前の白鵬を拾い上げ、育て上げたのはこの熊ケ谷親方だ。ところが、平成16年8月、先代宮城野の娘が北の湖理事長のまな弟子だった元十両の金親と結婚。金親はムコ養子となって宮城野部屋を継承した。このため、熊ケ谷親方は師匠の座を追われ、部屋付き親方に格下げになったのだ。ちょうど手塩にかけた白鵬が入幕して楽しみがふくらんできたときだっただけに、熊ケ谷親方の胸中は複雑だったに違いない。宮城野親方には、新参者とはいえ、師匠としての体面がある。また、熊ケ谷親方にも、白鵬はオレが見いだし、育てた力士だという自負がある。この2人の思いがぶつかり合い、絡み合い、この奇異な同席会見の背景となっているのだ。これからますます白鵬は脚光を浴び、記者会見を開く機会も増えてくるはず。見方によっては手柄争いや、所有権争いにも見える2人の親方の意地の突っ張り合いが白鵬に余計なプレッシャーを与えたり、足を引っ張ることにならないか。気になる。   



 サンデー毎日 4月4日
<抜粋> 栃東、琴欧州、白鵬「徹底比較」  
朝青龍の優勝で「順当」に幕を閉じた、先日の大相撲春場所。だが、逸材・白鵬がいよいよ大関に昇進。夏場所に綱取りをかける栃東にも注目が集まり、甘いマスクで人気も抜群の琴欧州も控え、綱取り合戦はいよいよ壮絶な「国際戦」の様相だ。相撲人気も復調、早くも気になる夏場所を前に、注目の3大関を比べてみると。

栃東(29)の父は関脇、琴欧州(23)の父はブルガリアのレスリング指導者、そして白鵬(21)の父はモンゴル相撲ブフの横綱・。3大関ともいずれ劣らぬ血筋であるが、「やはりモンゴルの国民的英雄を父に持つ白鵬が恵まれているでしょう」と言うのは、相撲に詳しい漫画家のやくみつるさん。確かに白鵬の父は、68年メキシコ五輪のレスリングで銀メダルを獲得した輝かしい経歴も持つ。同じくモンゴル出身の横綱・朝青龍(25)の父もやはりブフの力士だが、こちらは関脇。「朝青龍の父より、白鵬の父の方がブフでは数段格上」(専門誌記者)と言うのも納得である。

一方、「相撲に血統は関係ないですよ」と言うのは、元小結で現在はスポーツコメンテーターの舞の海秀平さん。「横綱の息子が横綱になるとは限らないですしね」ははあ、確かに。余計なお世話ではありましたが。しかし、この3大関、揃って一流スポーツ選手を父に持つとは、いずれにせよ甲乙つけがたい恵まれたDNAと言えるだろう。

「相撲は精神力が最も大事」と言う舞の海さんが、精神力の強さで太鼓判を押すのは白鵬。「物怖じせず、どっしりしている。そのうえ『勝つんだ』という気力に満ちあふれています」『大相撲力士名鑑』(共同通信社)の編著に長年携わる相撲記者の京須利敏さんも、白鵬のしぶとさとゆとりを称賛する。逆に、舞の海さん、京須さん共に心の弱さを不安視するのが、栃東だ。「繊細なせいか、大事なここ一番で硬くなり、プレッシャーに弱いところがありますね」(舞の海さん)「今がもう精一杯という感じがします」(京須さん)

3大関の中で夏場所後の横綱昇進にリーチがかかっているのは、この栃東なのだが。いっぽう、やくさんの評価は全く違ったものだ。栃東の精神力を「断トツ」と高く評価する。「栃東だけは優勝経験がありますからね。それって、ものすごい強みなんですよ。それに、琴欧州も白鵬も栃東に比べて若いし、試練も少ない。マスコミ対応にも慣れていませんしね。2人とも1回だけはずみで優勝してくれれば話は別だったんですけど(笑)。初優勝を意識すると、精神的にはキツイものでしょう」

白鵬は30年に一人の逸材
ひるがえって、琴欧州はどうか。「記者の質問にあからさまに不機嫌になったり、神経が細かい」(京須さん)という指摘があるが、舞の海さんは、「この春場所は膝を痛めながらも出場するなど、ハングリー精神は買います」と、高い評価を隠さない。「相撲はハングリー精神がないとできない。おおむね生活がかかっている外国人力士の方が旺盛ですがね。まあ、豊かな日本人にハングリーになれと言っても難しいのかもしれませんが」(舞の海さん)

「何たって白鵬のガニ股!あの美しさといったら、たまりませんよ」と、称賛を惜しまないのは、やくさん。舞の海さんも、「均整のとれた体で申し分ない。栃東や琴欧州と比べられること自体、気の毒」と、白鵬を推す。その美しい肢体に強さの秘密があるのか。京須さんが説明してくれた。「白鵬にぶつかっていっても、マシュマロみたいに軟らかいので力が吸収されてしまい、ぶつかった当人が力を出し切れないんです。まさに のれんに腕押し」肉体部門では文句なしに白鵬の独り勝ち。しかし、この体は努力の賜物だ。今でこそ体重は150を超える白鵬だが、入門当時は68。あまりに小柄で入門も難しいとされていたが、大きくなるために吐きながらご飯を食べていたというのだから恐れ入る。逆に舞の海さん、京須さん共に体の硬さを指摘するのが、栃東だ。柔軟性が足りないゆえに、「打ったりひねったりされると弱い」(舞の海さん)「ケガをしても回復が遅い」(京須さん)と口をそろえる。また、身長2を超える琴欧州は、内股を不安視されている。舞の海さんは、「脚が長すぎて腰高だから、体形は相撲には向かない。内股だから横の動きに後れをとりがちで、今後も膝の故障が心配です」

かつて 技のデパートと呼ばれた舞の海さんが、 30年に一人の逸材と絶賛するのが白鵬。「下位の者に取りこぼしがないうえ、朝青龍にも強い。動きや技に無駄がなく、非の打ちどころがありません。取り口にも幅があり、すでに横綱レベルの相撲を取っています」あるスポーツライターも、「白鵬は土俵に根が生えたような安定感で、大器の予感。大鵬を思い出しますね。すでに自分のスタイルがあるのもすごい。それに比べ、琴欧州はスタイルが未知数。今後の課題でしょう」と話す。そして、舞の海さんは、ズバリ 最速の横綱を白鵬と断言するのだ。いっぽう、横綱昇進にリーチがかかっている栃東だが、「玄人好みの技がある」(前出のスポーツライター)とはいえ、「同じリーチでも、上がり目の少ないリーチかな」(やくさん)と、いまのところはまだ期待感も薄い。

若い人に角界のベッカム人気
「最近、栃東への拍手が大きくなっている」と証言するのは、やくさん。舞の海さんも、「3大関の中で、観客の拍手が一番大きいのは栃東。やはり彼は日本人で唯一横綱になる可能性のある大関ですから」と言う。ただ、「大関5人で比べると、もっと大きいのは魁皇(33)ですね」とも打ち明ける。やくさんはその魁皇を、「落日の美しさ。横綱になる可能性は低いけど、勝ち負けにかかわらず情緒要員として欠かせない」と評するのだ。となると、人気では日本勢が一歩リードか!?しかし、ここは外国勢も負けてはいない。 角界のベッカムこと琴欧州も、「甘いマスクで若い素人筋を取り込んでいる」(舞の海さん)ただ、「CM出演などに精を出しすぎて稽古不足にならないように」(前出のスポーツライター)という心配も囁かれているようで。その琴欧州に追いつく勢いなのが白鵬。舞の海さんは、「色白で動きに品格がある。玄人にはたまりません!」と、鼻息も荒く語るのだ。「同じモンゴル出身でも朝青龍の迫力ある 動のイメージに対して、白鵬は 静。日本人受けしやすいから、これから人気が出ますよ」京須さんも、そう予言する。まさに、やくさんが言うところの「WBC」ならぬ「WSC(ワールド・スモウ・クラシック)」の様相を呈してきた大相撲。「後世、相撲の歴史をひもといた時に、きっと今は面白い時代だったと言われるはず。大相撲という長大なドラマを心して観よ!」という、やくさんのお言葉が身にしみそうな夏場所が待たれるばかりである。
本誌・菊地 香



 日刊スポーツ4月5日
<抜粋> 新大関白鵬がけいこ再開 
新大関白鵬(21)が5日、東京・墨田区の宮城野部屋でけいこを再開した。準備運動、しこ、すり足に加え、幕下の龍皇と四つ相撲の状態から投げ合う、けいこを繰り返した。「久しぶりに運動しました」と、気持ちよさそうに汗をぬぐった。7日の靖国神社奉納相撲からの春巡業で、徐々にけいこ量を増やすつもりだ。   



 サンスポ 4月5日
<抜粋> 新大関白鵬が初げいこ-「もっと巡業あれば」と貪欲 
大相撲の新大関白鵬が5日、東京都墨田区の宮城野部屋でしこ、てっぽうなどで昇進後初のけいこを行った。大関として初の公式行事となった2日の伊勢神宮奉納相撲では幕内上位16力士のトーナメントで優勝。この日も元気いっぱいで同じモンゴル出身の幕下龍皇とモンゴル相撲で体をほぐした。「大関と呼ばれるのはまだ慣れてない」と話した21歳の新大関は、わずか4日間の春巡業が不満のようで「もっと巡業があった方がけいこできるのに」と貪欲(どんよく)だった。  



 サンスポ 4月6日
<抜粋> 大関・白鵬、17日にモンゴルで凱旋パレード! 
先月29日に大関に昇進した白鵬(21)が5日、夏場所(5月7日初日、両国国技館)に向け、けいこを再開した。17日に母国モンゴルに一時帰国する予定だが、首都ウランバートル市中心部のスフバートル広場で昇進記念パレードを計画。モンゴルの英雄が凱旋帰郷する。
新大関のオーラが漂った。東京・墨田区の宮城野部屋でしこ、てっぽう、すり足の基本運動をしたあと、同郷の幕下龍皇と約30分モンゴル相撲を取った白鵬の表情は、充実していた。「けいこというか運動だった。モンゴル相撲はたまにやるといいね」。大関昇進後は雑誌の取材、テレビ収録に追われたが、土俵でたっぷり汗をかき上機嫌だ。気分がいいのは、もう一つ理由がある。今月17日からモンゴルへ凱旋帰国する予定。夏場所の番付発表が24日のため、短期滞在となるが、スフバートル広場で記念パレードを計画中。母国の先輩、横綱朝青龍が平成14年名古屋場所後に大関昇進を果たしたさい、同広場には約600人のファンが詰め掛けた。春場所前に、モンゴル相撲(ボフ)の大横綱だった父ジジド・ムンフバトさん(64)と訪れたときは、数分で200人を超える人だかりができたという。今回は先輩、朝青龍を超えるフィーバーとなることは間違いない。「大関と呼ばれることには、まだ完璧には慣れていない」。新大関の戸惑いとは裏腹に、母国での人気は、さらにヒートアップする。(江坂勇始)

★8月に台湾巡業…モンゴル巡業も検討
日本相撲協会が8月に台湾で巡業を実施し、同じ時期にモンゴルでの巡業も検討していることが5日、明らかになった。台湾巡業は戦後初、モンゴル巡業が実現すれば史上初となる。海外での巡業は93年6月の米国サンノゼ、ハワイ巡業以来で13年ぶり。台湾巡業は台北で8月19日と20日に行う予定。北の湖理事長(元横綱)は「(台湾は)ほぼ開催の方向で固まっている。体育館など設備もしっかりしているようだ。モンゴルは白鵬が大関に昇進したし、タイミングとしては今だと思う」と話した。春場所千秋楽を観戦したモンゴルのエンフボルド首相も開催を希望しているという。   



 スポニチ 4月6日
<抜粋> 白鵬 モンゴルで凱旋パレード計画 
大相撲の新大関・白鵬(21=宮城野部屋)が5日、東京・墨田区の宮城野部屋で昇進後初めての稽古を行った。しこ、すり足、てっぽうで十分に汗をかいた後、幕下・龍皇とモンゴル相撲のような変則相撲を延々30分。「きょうは稽古というか運動だけど、久しぶりに東京で稽古していい気分だった」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。今月中旬にはモンゴルに帰国し、昇進パーティーを開催する。さらにウランバートル市中心部にあるスフバートル広場での凱旋パレード計画も浮上している。ド派手凱旋帰国で力を蓄え、新大関は夏場所(5月7日初日、両国国技館)での初Vを目指す。
≪夏場所前売り好調≫新大関誕生の効果もあってか夏場所の前売りが好調な売れ行きを見せている。すでに千秋楽のマス席は完売。14日目も残り少ない。今場所の前売り整理券の配布枚数は882枚で、協会が集計を始めた03年夏場所以降(東京場所のみ)では最多。昨年夏場所(483枚)の約2倍、今年の初場所(685枚)も大幅に上回った。北の湖理事長(元横綱)は「新大関が誕生したし、栃東の綱獲りの話題も残っているから」と活気のある土俵がファンの注目を集めているとの見方を示した。
≪台湾、モンゴル巡業実現へ≫8月に計画している大相撲の台湾巡業、モンゴル巡業について日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)は5日、「(台湾は)ほぼ開催の方向で固まっている。体育館など設備もしっかりしているようだ。モンゴルは白鵬が大関に昇進したし、タイミングとしては今だと思う」と話した。台湾巡業は戦後初、モンゴル巡業は史上初となる。海外での巡業は93年6月の米国サンノゼ、ハワイ巡業以来で13年ぶり。台湾巡業は台北で8月19日と20日に行う予定。   



 スポーツ報知 4月6日
<抜粋> 白鵬 大統領にお披露目 
大相撲の新大関・白鵬(21)=宮城野=が5日、初優勝を狙う夏場所(5月7日初日・両国国技館)に向け、東京・墨田区の宮城野部屋で始動。母国・モンゴルには17日に凱旋する予定で、首都ウランバートル市中心部でエンフバヤル大統領を招いての昇進祝賀パレードが予定されていることが分かった。またブルガリア出身の大関・琴欧州(23)=佐渡ケ嶽=は、東京・丸の内でキャリアウーマン向けに開かれた啓発セミナーに特別ゲストとして参加した。悲願の初優勝へ、白鵬はゆっくりと動き出した。砲丸型の重しを持ち、腰を下ろしてすり足。テッポウを終え、全身に汗がにじむと、同郷の幕下・龍皇と立ち合いなしで組んでから始めるモンゴル相撲形式の特殊げいこを約30分こなした。「久しぶりにけいこして、体を動かせました」けいこ場にかかる木札は、夏場所の番付発表(24日)まで「関脇」のままだが、すでに風格は間違いなく大関のものだ。今やモンゴルでは横綱・朝青龍(25)=高砂=をしのぐ人気者。17日から3泊4日で凱旋し、02年8月の新大関・朝青龍以来となる祝賀パレードの開催が決まった。場所は政府庁舎が並ぶ首都中心部のスフバートル広場。モンゴル相撲の大横綱で国民的英雄の父・ムンフバトさん(64)を横に、羽織はかま姿で声援に応える。パレードに出席予定のエンフバヤル大統領からは、国民栄誉賞に準ずる労働英雄章が授与される見通しだ。日本での注目度も増してきた。4日にはフジテレビ系の「ジャンクスポーツ」などバラエティー番組2本の収録をこなし「楽しかった」と屈託なく笑った。朝げいこ後も、相撲専門誌を含む3件の取材に応じた。日本相撲協会によれば、CM出演依頼も近々来る見込み。同じモンゴル出身ながら闘志むき出しの朝青龍とは違う“ゆるキャラ”の売り出し時だ。チンギス・ハーン建国800年を記念してのモンゴル巡業も、8月に実現予定。新大関に吹く追い風は強まってきている。   



 日刊スポーツ 4月6日
<抜粋> 新大関白鵬モンゴル流でけいこ再開 
新大関白鵬(21=宮城野)が5日、モンゴル流でけいこを再開した。しこなどの基礎運動後に土俵に入ると、同じモンゴル出身の幕下龍皇と四つに組んだ形から相撲を取り始めた。まわしをつかむ際に、手の甲を本来とは逆さまに内側に向けて握った。昨年の夏場所2日目に同じモンゴル出身の旭鷲山が琴ノ若戦で見せたワザだった。白鵬はその体勢から左上手出し投げを決め「相手の腕をきめて投げられるモンゴル相撲の技。面白いでしょ?」と、自慢げに胸を張った。土俵の枠がなく、投げ技だけで決まるモンゴル相撲は取組時間が長い。最後の一番は決着に15分を要し、全部で合計30分も取り続けた。汗をびっしょりかいて「たまにはこういうのもいい。スタミナがつく」と話し、大関デビューへ向け、ワザの研究とスタミナ強化に努めた。そんな白鵬のモンゴル凱旋も17日から3泊4日の日程に決まった。大関昇進を祝うため、母国では国内きっての大通りでの凱旋(がいせん)パレードと、大統領らも出席予定の2つの祝賀会開催が予定されている。「モンゴルの風習にない鏡開きをするために酒だるを持って帰ります」(龍皇)。モンゴル相撲の大横綱を父に持つ新大関は、母国でも国民的ヒーローとして期待されている。【瀬津真也】   



 日刊スポーツ 4月7日
<抜粋> 新大関白鵬「昇進ムード」断ち切った 
靖国神社奉納大相撲が7日、東京・千代田区の靖国神社で行われた。横綱朝青龍(25)新大関白鵬(21)らが取組の前に本殿を参拝。既に新大関として2日の伊勢神宮での巡業を経験している白鵬は落ち着いた態度で参拝、その後の土俵入りをこなした。大関となって巡業先で専用の部屋が用意されるなど待遇は明らかに変わったが「別に変わらないよ」とマイペースを崩さない。今は昨年名古屋場所で痛めた左足首の状態が気になる様子で「しこを踏むときに左足を下ろすと痛い」と話すなど、多少の不安を抱えている。夏場所(5月7日初日、東京・両国国技館)まで1カ月を切り、昇進ムードは完全に断ち切っている。   





















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