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マレーシア 今日考えた事&思った事

白鵬翔 06年NEWS20

 スポーツ報知 6月27日
<抜粋> ナツだ!白鵬ツナ取り電車道だ!
日本相撲協会は26日、名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)の新番付を発表した。モンゴル出身の大関・白鵬(21)=宮城野=は、双葉山、照国以来となる史上最速タイの大関2場所通過での綱取りに挑戦する。成功した場合は不知火型の横綱土俵入りを継承することが分かった。朝赤龍(高砂)と稀勢の里(鳴戸)は東西の新小結。稀勢の里は所要26場所でスピード3位(年6場所制、幕下付け出しを除く)の新三役となった。東関脇・雅山(28)=武蔵川=は大関復帰に挑む。すでに横綱の器であることは、自他ともに認めるところだ。白鵬は、その力を名古屋で証明する。宿舎となる名古屋市緑区の浄泉寺での記者会見で「今までどおり普通にやれれば。自信はあります」と言い切った。憂うつな雨が降りしきる中で、ゆったりとした表情だ。今場所決めれば、年2場所時代の双葉山、照国以来3人目の大関2場所通過。戦後では初の快挙だ。「それができれば、やった!という感じです」。さらに22歳でモンゴル相撲の横綱となった父・ムンフバトさんよりも1歳若く、21歳で最高位に立つオヤジ超えへの野心もある。先場所は横綱・朝青龍が休場した中で初優勝。誰にも文句を言わさないためには、ぜひとも同郷の先輩を倒して上がりたい。「横綱に勝って(横綱に)なれれば一番」と笑みを浮かべる。昨年まで愛知県体育館から約50キロ離れた西尾市にあった宿舎は、今年から先々代師匠の時以来約25年ぶりに名古屋市内に戻った。出げいこへ向かう回数も、これまでより増える。横綱昇進後は、立浪一門ゆかりの不知火型の横綱土俵入りをよみがえらせる使命を背負う。雲竜型に比べ短命に終わるとのジンクスがあり、負のイメージが強くなってしまっているが、熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)は「それをうち破るぐらいの横綱になってほしい」と期待する。揺るぎない自信があるからこそゲン担ぎはしない。近年まれに見る大物が、横綱になる時が来た。  



 スポニチ 6月27日
<抜粋> 白鵬けいこ再開「まあこれから」
綱とりの懸かる大関白鵬は27日、名古屋市緑区の宮城野部屋でけいこを再開した。しかし、土俵の一部が湿気を含んで軟らかくなっているのを見て「これではけいこできない」と言って苦笑い。しこ、腕立て伏せなど軽めの内容で汗を流した。けいこは21日以来で「体が軽く感じた。まあこれからだね」と余裕を見せる。今後は出げいこが多くなりそうだ。   



 中日スポーツ 6月28日
<抜粋> 白鵬“武者修行”で綱目指す
横綱を目指す白鵬(21)=宮城野部屋=が27日、名古屋市緑区の宮城野部屋で名古屋場所(日本相撲協会、中日新聞社共催)のけいこをスタートさせた。昨年までの愛知県西尾市から名古屋市内に部屋宿舎を移したが、土俵の状態が良くなく、28日から大島部屋(名古屋市西区)や武蔵川部屋(同北区)にほとんど毎日、出げいこすることになった。白鵬は“武者修行”で綱をつかむ。この日、名古屋にきて初めてまわしを着けて土俵へ下りた。白鵬の体調は悪くなく、むしろ「体が軽く、いい感じ」。ところが、部屋の若い衆に胸を出したとき、土俵に足が沈み気味で、首をひねった。「土俵が柔らか過ぎる。けがも心配」と顔を曇らせた。入門の時から指導している熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)の説明によると「土俵の下にコンクリートがあって、その上に土が盛ってある。雨が降ったりして、湿気が多くなると、その土が浮き上がってくる」という。梅雨時で、土俵の状態としては芳しくない。そこで大島部屋や武蔵川部屋、錣山部屋などに出げいこに行くことを検討。時には大島部屋に泊まり込んでけいこに励む予定だ。 (近藤昭和)  



 デイリースポーツ 6月28日
<抜粋> 白鵬ショック…土俵使えない
名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)、綱とりの懸かる大関白鵬は27日、今年から移転した名古屋市緑区の宮城野部屋でけいこを再開した。しかし、この朝、テント屋根の下の新土俵は雨水を含んでびっしょり。「白鵬が古傷の左足首を痛める危険がある」(熊ケ谷親方=元幕内竹葉山)と、柔軟体操やしこなどの軽いメニューにとどめた。土俵はコンクリートにビニールシートを敷き、その上に盛り土したもので、構造的にこの時期は乾燥しにくい。造り直すには時間的な余裕がなく、大島部屋や陸奥部屋などへの出げいこで補う考えだが、綱とり場所で部屋の土俵が使えないという“ピンチ”。白鵬は「出げいこで一生懸命やります」と言いながらも浮かない表情だった。  



 スポニチ 6月28日
<抜粋> 白鵬と把瑠都が真剣勝負
けいことは思えない真剣勝負だった。大関白鵬は28日、名古屋市天白区の三保ケ関部屋へ出げいこし、把瑠都らと胸を合わせた。把瑠都とは5勝3敗で、がっぷり四つから寄り切られる一番も。「これから上に上がってくる力士。重いし、力が強い」と警戒を深めた様子。連続で18番取り、息が上がったが「スタミナをつけて、まあ、これからだね」と余裕の表情だった。先場所、新入幕で11勝の把瑠都は「いいけいこで自信になった。これから先(白鵬の)ライバルになっていきます」と自信満々だった。   



 日刊スポーツ 6月28日
<抜粋> 綱とり白鵬、把瑠都と白熱のけいこ
綱とりを狙う大関白鵬(21=宮城野)が28日、三保ケ関部屋に出げいこして「新ライバル」把瑠都(21)と申し合いを敢行した。計18番のうち、把瑠都とは8番。土俵上での本格的なけいこは11日ぶりだったが、5勝3敗で貫録を見せた。夏場所千秋楽以来の“対戦”に「(把瑠都は)重くて力が強い。これから上がってくる。いいライバルになるよ」と絶賛していた。一方の把瑠都も「疲れたけど、いいけいこができた。相手が強ければこっちも強くなるからね」と満足顔だった。  



 デイリースポーツ 6月29日
<抜粋> 
大相撲名古屋場所(7月9日・愛知県体育館)、綱とりに挑む大関白鵬が28日、名古屋市天白区の三保ケ関部屋に出げいこし、把瑠都と胸を合わせた。先場所の千秋楽以来となる“再戦”は、8番とって白鵬の5勝3敗。番付上位の地力を見せた。しかし、四つ相撲から寄り切られる場面もあり「力が強いしバランスもいい」と、先場所新入幕で11勝を挙げた相手の素質を改めて認めた。最初の顔合わせで、把瑠都の早い立ち合いに、思わず白鵬が待ったをかけた。本場所さながらの緊張感が漂う中、2度目の立ち合いでは、まわしを取った白鵬が寄り切り。負けた把瑠都は柱をたたいて悔しがった。白鵬がエストニアの怪物を指名したのは「身長も体重も僕より上だから」。暑い名古屋場所を戦い抜く体力を、大きな力士とのけいこで養う考えだ。所属する宮城野部屋の土俵が使えない白鵬は「あした(29日)も来ます」と明言。ライバルと腕を磨き合って、横綱昇進へ突き進む。  



 スポーツ報知 6月29日
<抜粋> 白鵬、綱取りへ把瑠都に勝ち越し
名古屋場所(7月9日初日・愛知県体育館)で綱取りに挑む大関・白鵬(21)=宮城野=は28日、エストニア出身の西4枚目・把瑠都(21)=三保ケ関=との申し合いを開始した。名古屋市天白区の三保ケ関部屋へ出向いて18番。把瑠都とは8番胸を合わせて5勝3敗と注目カードの前哨戦は大関が面目を保った。初っぱなから近未来のライバルをけいこ相手に選んだのは、綱取りへの意欲の表れ。けいこ後、白鵬は「他の幕内力士より重いし、力も強い。スタミナをつけないとね」と充実感に浸った。腰を下ろして踏み込む白鵬がやや優勢だったが、把瑠都も負けていない。大関初挑戦となった夏場所では一蹴されたが、左四つでがっぷりとなると綱取り大関を堂々と寄り切り。少し左肩を痛めているが不安はなさそうだ。まだ平幕だけに本来なら大関を立ててしかるべきだが「年も同じ。強い相手だからこっちも強くなれる。これからいいライバルになりますよ」と遠慮はない。灼熱(しゃくねつ)の名古屋での戦いは、この大物2人を軸に展開するかも知れない。  



 スポニチ 6月29日
<抜粋> 白鵬 ライバル指名の把瑠都と稽古
大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)に向けて大関・白鵬(21=宮城野部屋)は28日、三保ケ関部屋に出稽古し、自らライバルに指名した幕内・把瑠都(21=三保ケ関部屋)と稽古を行った。いきなり実現した綱獲り大関と入幕2場所目の力士の黄金カード。約1週間ぶりの本格的な稽古だった白鵬は、18番のうち8番を把瑠都と取って5勝3敗だった。ぶつかり稽古でも胸を出して「自分より身長も体重もあるし、いい稽古相手になる。これから間違いなく上がってくる」とあらためて実力を確認した。   



 日刊スポーツ 6月29日
<抜粋> 白鵬出げいこで把瑠都と8番
大相撲名古屋場所(7月9日初日、愛知県体育館)で注目の2人が、早くも激突した。綱とりを狙う大関白鵬(21=宮城野)が28日、エストニア出身の新鋭・把瑠都(21)の三保ケ関部屋に出げいこした。十両の龍皇と里山を含めて18番の申し合いで、把瑠都とは8番。本格的なけいこは11日ぶりで、突っ張られて押し出される場面もあったが、5勝3敗と勝ち越した。「重みがあってバランスもいい。他の力士にはない」。金髪をつかんで引きずるなど「愛のムチ」も振るった。把瑠都も「相手が強ければこっちも強くなる。これからライバルになるよ」。29日も出げいこの予定で、2人で切磋琢磨(せっさたくま)して、新時代を切り開く。  



 中日新聞 6月30日
<抜粋> 必死で力士に挑戦
大相撲名古屋場所で名古屋入りしている大関白鵬ら宮城野部屋の4力士が29日、名古屋市昭和区藤成通のキッズランド幼稚園を訪れた。茶道を取り入れるなど日本の文化伝承に力を入れる同園が、国技の相撲を子どもたちに触れさせようと企画。同園理事長の豊川正弘さんが、昨年引退した行司木村孔一さんと縁があったことから実現した。「みんなで戦えば多分勝てるよ」と意気揚々だった園児たちだったが、身長190センチ、体重150キロの白鵬が登場すると表情が一変。「白鵬関とお相撲取りたい人いますか」との誘いに、挙手したのは約80人の園児のうち半分ほど。それでも園児たちが一緒になってぶつかり、必死に白鵬に挑戦。白鵬らが四股(しこ)や股(また)割り、取り組みを披露すると、園児たちは「すごい」などと大きな歓声を上げて喜んでいた。 (山口哲人)  



 中日スポーツ 6月29日
<抜粋> 白鵬、オユンナに横綱昇進を約束
大相撲名古屋場所(日本相撲協会、中日新聞社共催)を前に、モンゴル出身の歌手オユンナ(30)が29日、宮城野部屋(名古屋市緑区)を訪問、同国出身で今場所横綱を狙う白鵬(21)を激励した。最新のモンゴルの相撲人気事情や新弟子時代の苦労話などで対談は盛り上がった。白鵬は「今場所しっかり頑張る。自信はあります」と、“おねえ”のオユンナに名古屋で綱を締めることを約束した。オユンナの訪問は午後5時少し前。その時、白鵬は生活の一部という3時間の昼寝を終えて、スタンバイしていた。「この間は楽しかった」という白鵬の言葉に、緊張していたオユンナの心が解けた。記者から仕入れた情報を白鵬にぶつけた。この日も、三保ケ関部屋(名古屋市天白区)へ出げいこして14番取ったこと。大関昇進から約1カ月間、過密スケジュールで少しけいこが足らないのでは-など。白鵬は「まだこれから。名古屋でけいこ始めて2日間だもの」。この言葉にオユンナは安心し、つい最近まで滞在していたモンゴルでの白鵬人気のすさまじさを伝えた。「みんなから、あなた(白鵬)のサインをもらってきてと言われたの。だって、今一番の旬の人だもの」白鵬もオユンナも、来日した当時は魚の刺し身は大の苦手。「今はよく食べます。おいしいよ」という白鵬の言葉に「私も日本食が大好き」と来日15年目になるオユンナも同感だ。この日は「あんまりモンゴル料理を食べていないでしょ」と心を込めて作った手料理のモンゴルのピロシキとポテトサラダを持参。これには白鵬も大感激だ。オユンナは今、日本で頑張っているモンゴル人力士たちの応援歌を製作中だ。7月1日、モンゴルへ戻って完成させるという。「みんなに元気を与えられる歌。歌詞は日本語とモンゴル語の両方です」白鵬は言った。「僕は小さいころからオユンナさんの曲を聴いていました。日本のことはあんまり知らなかったが、オユンナさんは知っていたんですよ」の言葉に、思わず、先輩の口元が緩んだ。(近藤昭和)  



 スポニチ 6月30日
<抜粋> 
≪白鵬 園児から綱獲り声援≫綱獲りに挑む大関・白鵬が、前日に続き平幕・把瑠都と稽古を行った。稽古後には、名古屋市の幼稚園を訪れ、幼稚園児約80人と相撲をとって息抜きした。「白鵬関、横綱になってね。応援するよ」と園児に激励され「僕も幼稚園で走り回るのが好きでした」と楽しげに回想していた。  



 スポーツナビ 7月
<抜粋> 
綱取りを目指す大関・白鵬に注目! 大相撲七月場所が、9日から23日まで愛知県体育館で行われる。白鵬(写真奥)が横綱昇進を決めれば、双葉山、照国以来となる64年ぶりの大関2場所通過、さらに史上3位の年少横綱昇進となる。 今や、飛ぶ鳥を落とす勢いの白鵬だが、行く手を阻もうとする力士は少なくない。横綱・朝青龍は、同じモンゴルの先輩後輩の間柄で一月場所、三月場所と連勝。休場明けとなる今場所は、2場所ぶりの賜杯奪還に燃えており、最大のライバルだ。また、同い年では、上り調子の新鋭・把瑠都との対戦も見もの。前回はわずか1秒で倒したものの、上を目指す把瑠都にとってリベンジは絶好のアピールとなる。朝青龍の“ひとり横綱”時代に白鵬が終止符を打つか。それとも、新たな好敵手が台頭してくるのか。熱気あふれる七月の名古屋から目が離せない。(スポーツナビ)   



 デイリースポーツ 7月日
<抜粋> 白鵬、攻めに工夫見られる内容
大相撲名古屋場所(9日初日)に横綱昇進の懸かる大関白鵬が2日、名古屋市緑区の宮城野部屋で新十両の龍皇と17番をこなした。四つに組むだけでなく、のど輪、突っ張りなど、攻めに工夫の見られる内容だった。初日まで1週間となったが「だんだんよくなっている」と笑みがこぼれる。3日からは伊勢ノ海部屋へ出げいこに行く予定で、入門時から育てた熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「これからもっと状態はよくなる」と期待を込めて話していた。  



 サンスポ 7月3日
<抜粋> 白鵬、快速綱とりへ…付け人不足で龍皇サポート
大相撲名古屋場所だより(9日初日、愛知県体育館)初の綱とりに挑む大関白鵬(21)が同じモンゴル出身の新十両龍皇(23)と協力して、双葉山、照国に続く史上3人目の大関2場所通過を目指す。2日は名古屋市緑区の宮城野部屋で、同部屋に所属する龍皇と18番を取り15勝3敗。龍皇はこれまで白鵬の付け人で、夏場所までは支度部屋でのけいこ相手。関取になったが、今場所は自身の取組後も支度部屋に残り、白鵬のウオームアップの相手を務めるのだ。宮城野部屋の力士は10人いるが、関取は白鵬、龍皇、十両光法(32)の3人。3分の1が関取で、付け人が不足しているため、龍皇の力を借りることになった。白鵬は「先場所より体は張っている。暑さに負けずがんばりたい」。同じ3月11日生まれで2歳年上の兄弟子のサポートを受け、横綱昇進を狙う。(江坂勇始)  



 スポニチ 7月4日
<抜粋> 朝青と白鵬が胸合わせる
大相撲名古屋場所(11日初日)を前に、横綱朝青龍と綱とりの懸かる大関白鵬が4日、愛知県長久手町の鳴戸部屋へ出げいこした。お互いが新小結の稀勢の里らに力の違いを見せつけた後、4番の“直接対決”。朝青龍は3番目の相撲で痛めている右ひじを強打して顔をしかめたが「いつまでも痛いなんて言ってられない」とけいこ後は気にするそぶりを見せなかった。素早い攻めの朝青龍に1勝3敗の白鵬は「横綱は集中していたね」と感心した様子だった。  



 スポニチ 7月5日
<抜粋> 白鵬 綱獲りへ朝青龍追っかけ稽古
大相撲名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)で綱獲りを目指す大関・白鵬(21=宮城野部屋)が4日、愛知・長久手町の鳴戸部屋へ出稽古し、横綱・朝青龍(25=高砂部屋)と4番の申し合いをした。白鵬は、朝青龍が出向くのを知っての出稽古で、綱獲りへの強烈な意欲を見せた。 心に宿る闘魂そのままに、白鵬は動いた。朝青龍が2日連続で鳴戸部屋で出稽古をすると伝え聞くと、もう、じっとしてはいられない。安馬、猛虎浪とともに鳴戸部屋に出向いた。「横綱がどんな稽古をしているか分からなかった」。綱を腰に巻くために、倒さなければならない最大のライバルの背中を追いかけた。全20番の申し合いで横綱とは4番。1勝3敗と負け越したが「息も切れなかったし、集中して稽古できました」と手応えを口にした。だが、本音も漏れる。「場所前に横綱とやっておきたかった」。綱獲りに向けて「横綱に勝って横綱になれたら最高」と話してきた。場所前の直接対決。胸を借りるつもりなどさらさらなかった。ゲンを担ぐ意味もあった。大関獲りが懸かった春場所前に高砂部屋で朝青龍に胸を借り、見事に大関昇進を果たした。部屋付きの熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)は「横綱は最大の強敵。白鵬も(稽古で)負けたら気合が入るだろうからね」と説明。負け越しは、逆に気合の源にもなった。白鵬は、5日も鳴戸部屋で出稽古する予定の朝青龍を追って、鳴戸部屋を訪れる考えだ。申し合いで相手をこてんぱんにする横綱から、多くの関取は逃げていく。そんなそぶりはみじんも見せない大器が、場所前から横綱に真っ向勝負を挑んでいく。
≪朝青龍15番で14勝≫朝青龍は、白鵬や稀勢の里らと15番の申し合いで14勝1敗と順調な仕上がりぶりを見せた。白鵬との稽古中に、痛めている右ひじが相手の左腕にぶつかり、苦もんの表情を浮かべる場面があったが「いつまでも痛い、痛いって言っていられないよ」と話した。「横綱に勝って綱獲り」との白鵬の言葉を聞いた先月末には「100年早い」と一喝。この日の白鵬については「まだ腰が高いな。力はついていると思うけど」と対抗心をのぞかせていた。   



 スポーツ報知 7月5日
<抜粋> 朝青龍、白鵬相手に貫録見せた…申し合い3勝1敗
大相撲名古屋場所(愛知県体育館)で復活Vを狙う横綱・朝青龍(25)=高砂=が4日、綱取り大関・白鵬(21)=宮城野=との申し合いを3勝1敗とし、前哨戦は速攻の寄りで貫録を見せた。愛知・長久手町の鳴戸部屋に集合し、関取衆に14勝1敗。右ひじに痛みを感じて中断したが、休場後初めて胸を合わせた白鵬について「ちょっと腰が高いね。でも、先場所の優勝力士。力はついてきている。こっちは一からやっているからね」と油断はない。やや精彩を欠いた白鵬は14勝6敗。スタミナがつき、息切れしなかったのが救いだが、熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)は「横綱の方が、いい感触をつかんだようだ」と初日までの修正を急務ととらえていた。  



 中日スポーツ 7月5日
<抜粋> 白鵬、横綱にフラれた~
大関白鵬(21)=宮城野部屋=が4日、横綱朝青龍(25)=高砂部屋=が出げいこしている鳴戸部屋(愛知県長久手町)に急行。大相撲名古屋場所(日本相撲協会、中日新聞社共催)に向けて胸を借りるつもりだったが、わずか4番で朝青龍が切り上げて終了。横綱を追いかけたが、見事にフラれた格好だ。白鵬がぼうぜんとしたのは、待ちに待った朝青龍との申し合いが始まり、4番を取り終えた直後だった。突然、横綱が「ありがとうございました」。鳴戸親方(元横綱隆の里)に一礼し、一方的にけいこを切り上げたのだ。これからという時に、●●〇●の1勝3敗で“勝ち逃げ”されてしまった。「横綱ともっと番数をこなしたかった? ねぇー」。ほかの関取を含めて20番取って14勝6敗でけいこ終了。報道陣に囲まれると同情を求めるような目で心境を語った。けなげな“求愛”だった。横綱の胸を借りたいと動向を追っていたところ、前日(3日)から朝青龍が鳴戸部屋で出げいこを始めたという情報を入手。大島部屋への出げいこを急きょ変更して、鳴戸部屋に駆けつけたのに…。つれない態度でフラれてしまった。白鵬の育ての親・熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)も「10番くらいやって横綱に力を出してもらえたら一番良かったけど、中途半端で終わっちゃった」と漏らす。そもそも胸を合わせる前から微妙な距離を置いていた2人。交わす言葉もどことなくぎこちなかった。たった4番だったが、白鵬は「朝青龍の状態? いいですね。けいこ場でも力あるし、しっかり集中している。あとはヒジだけだね」と分析するが、どこか寂しそう。ケガの状態や駆け引きもあるのだろうが、もっと胸を貸してほしかったという思いが募る。尊敬するモンゴルの先輩は相譲れない宿敵に変わりつつあるようだ。  (中谷秀樹)  



 日刊スポーツ 7月5日
<抜粋> 白鵬、朝青龍を「待ち伏せ」して4番
大相撲名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)で綱とりに挑む大関白鵬(21=宮城野)が4日、横綱朝青龍(25)を「待ち伏せ」した。鳴戸部屋に出げいこに来ると聞きつけて先乗り。場所前初の「直接対決」は、3番目の相撲で朝青龍が痛めている右ひじを強打して4番で打ち止め。1勝3敗だった白鵬は「もっとやりたかった?」の問いに「うん。でも、横綱はひじを気にしていたから」と残念そうにつぶやいた。だが、この日の行動からも、白鵬の意欲が伝わってくる。入門時から指導する熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は「みんなが避けたがる横綱に自分から挑むようになったのは、自信がついてきた証拠」と話す。そして朝青龍もけいこ後はひじを気にするそぶりを見せず「いつまでも痛いと言っていられない。明日(5日)もここに来る」と仕切り直しを宣言。応じた白鵬が、横綱相手に最後の仕上げに入る。  



 朝日 7月5日
<抜粋> 綱とりに挑む白鵬 立ち合いの鋭さカギ
新大関の夏場所で初優勝し、一気に横綱へ駆け上がるチャンスをつかんだ白鵬。名古屋入り後、出げいこを重ねてきた。4日は鳴戸部屋。ここに出げいこに来た朝青龍を追って。横綱と申し合いを4番。1勝3敗。勝ったのは、横綱が痛めている右ひじをかばい、途中で力を抜いた1番だけだった。休場明けのモンゴルの先輩に「まだ腰は高いけどね。力はついてきている」と言われた。白鵬が強い相撲で見せる低く鋭い立ち合いは、まだ完全ではない。 出げいこが多いのは、宮城野部屋の宿舎は土俵が雨などの影響で緩くなったからでもある。ぶつかりげいこなど低い姿勢を意識する動きも多くできない。白鵬のけいこを見た元横綱大鵬の納谷幸喜さんも「立ち合いだよ。しっかり踏み込めばいいんだ。そうすれば左のまわしにも手が届くし」と指摘した。 その課題を初日までに修正できるか。優勝して、照国以来63年ぶり、昭和以降では最速タイとなる大関在位2場所での横綱昇進が果たせるかは、その辺りがかぎだ。 名古屋は昨年、左足首をけがした場所。「悔しい思いをした。まさか1年後に綱とりがかかる場所になるとは」と驚く。ここ3場所では幕内最多の40勝と安定した力を発揮している。父はモンゴル相撲の横綱。「22歳で横綱になった父を越えたい」と21歳が挑む。  



 サンスポ 7月5日
<抜粋> 綱とりへの試練!白鵬、出げいこ先で朝青龍と4番勝負
綱とりをいっきに引き寄せるため、現役横綱を探した。追った。朝青龍と4番をこなした白鵬は、本場所を前に、確かな手応えをつかんだ。「横綱は右ひじを気にしていたけど集中してやっていた」。名古屋入り後、三保ケ関、大島部屋へ出げいこを行った白鵬だが、この日は朝青龍の動向を確認して決めた。この日は計20番をとり14勝6敗だったが、横綱からは「力がついている」と警戒された。「横綱に勝って昇進したい」-先月26日の番付発表の際に宣言した言葉どおり、気持ちが体を動かした。夏場所では初優勝(14勝1敗)を果たしたが、朝青龍は右ひじを痛めて途中休場。2人の取組はなかった。大関昇進を決めた春場所は、本割では勝ったが、優勝決定戦では敗れている。対戦成績も3勝6敗と分が悪い。自らを納得させるためにも、朝青龍は避けて通れない関門だ。名古屋場所中は、毎年モンゴル相撲(ボフ)の全国大会(ナーダム)が開催される。父ムンフバトさん(65)は、同大会で6度の優勝を誇る大横綱だった。先月20日に早大で講演をしたとき、父の現役時代の映像が流された。ときを経ても色あせない強さに、改めて偉大さを知った。父が歴史を刻んできた7月。白鵬も偉業を達成する。  



 スポニチ 7月6日
<抜粋> 
大相撲の新小結・稀勢の里(20=鳴戸部屋)が5日、愛知・長久手町の部屋で出稽古に訪れた大関・白鵬(21=宮城野部屋)らと稽古。名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)では序盤から番狂わせを演出することに意欲を示した。「やるからには横綱にも大関にも勝ちたい。遠慮なく、思い切りぶつかりたいですね」。この日の申し合いでは約40番。白鵬とは8番取って2勝6敗。2勝は左差しでの寄り切りと一方的な突き出しで、ともに万全の相撲だった。「勝ったのはたまたま。いい稽古ができました」。20歳になったばかりの若武者がダークホースとなる。  



 中日スポーツ 7月6日
<抜粋> 稀勢の里、力ついたッス
大相撲名古屋場所(日本相撲協会、中日新聞社共催)を前に、新小結・稀勢の里(20)=鳴戸部屋=が5日、この日も同部屋(愛知県長久手町)に出げいこにやってきた大関白鵬(21)=宮城野部屋=に申し合いでは2勝6敗だったが、ぶつかりげいこでは攻め方、受け方と両方の相手に指名された。稀勢の里は「いいけいこになった。でも正直疲れました」。中身の濃さにけいこ後は口もきけないぐらいぐったりしていた。稀勢の里が安馬や若の里、隆乃若と申し合いをしていると、白鵬が目で合図を送り、稀勢の里を土俵に呼び込んだ。それに応えて、稀勢の里は例のお尻をフリフリする立ち合いから一気に白鵬を押し出した。「そうだ。その荒々しい相撲がハギワラ(稀勢の里の本名)の持ち味だ。いつもそうやれ」と師匠の鳴戸親方(元横綱隆の里)は満足そうに、稀勢の里に声を掛けた。もっとも、大関に対して、会心の相撲はこれと、寄り切りで勝った2番。あとは白鵬に立ち合いでまわしを取られて、一方的に寄られたり、投げ技を食ったりした。「バテた。大関に申し訳ないですね」。昭和以降5番目に若い新三役は、3日で20歳になったばかりだが、礼儀正しい。「大関が(出げいこに)来てくれて自分は力がついた感じ」と胸を張る。4日後に迫った初日だが、「気持ちの高まり? だんだんですね」。いよいよ戦闘モードに入ってきた。 (近藤昭和)  



 日刊スポーツ 7月6日
<抜粋> 白鵬苦手克服へ出げいこで最終調整
綱とり成就へ向けて大関白鵬(21=宮城野)が、またもやライバルを克服した。大相撲名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)への最終調整に入った5日、2日連続で鳴戸部屋へ出げいこした。通算成績3勝6敗と分の悪い若の里と、成長著しい新小結稀勢の里を申し合いで圧倒した。本来の目的は、横綱朝青龍とのけいこだった。4日に胸を借りたが、朝青龍が右ひじを強打したため、わずか4番で終了。朝青龍が「5日も鳴戸部屋」と言ったために再度足を運んだが、ドタキャンされた。「横綱が来なかったのは残念だった」が、目の前の2人も難敵。気持ちを切り替えて若の里と稀勢の里を徹底攻略した。低い立ち合いでまわしを取ると楽勝の連続。25番連続の申し合いでも、息を切らさなかった。見守った前師匠熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は「もう若の里への苦手意識は消えた。稀勢の里にも自信を持った」と満足げに話した。6月28日には新鋭の把瑠都とけいこして研究した。白鵬は「後は栃東関とやっておきたい」とつぶやいた。初場所と春場所で2連敗中。今年全5敗のうち2敗を喫した最大の難敵を、6日の出げいこ最終日に攻略する。【瀬津真也】  



 スポニチ 7月6日
<抜粋> 白鵬出げいこ 仕上がり万全
大関白鵬は6日、名古屋市西区の陸奥部屋へ出向き、4日連続の出げいこ。再入幕の豊桜らと29番連続で取っても、息はほとんど乱れない。「体調もいいし、気分もいい。いい仕上がりですね」と笑顔で話した。7日は休養日で、この日が実質的なけいこ打ち上げ。万全と言える調整ぶりに「すごく充実したいいけいこができた。体が勝手に動いている」と自信たっぷりだった。  



 中日スポーツ 7月7日
<抜粋> 名古屋場所前夜祭 注目の力士が勢ぞろい
大相撲名古屋場所(9日初日・愛知県体育館=日本相撲協会、中日新聞社共催)の前夜祭が6日、名古屋市中区のCBCホールであり、注目の力士が勢ぞろいして抱負を語った。把瑠都らと順調にけいこを積んできた大関白鵬は「横綱昇進を期待していい?」の質問に「はい」ときっぱり。再大関を目指す関脇雅山は「先場所のように楽しく相撲を取って結果がついてきたらいい」と話した。横綱朝青龍の土俵入りや相撲甚句、のど自慢などのアトラクションも。8人の小学生力士と対戦した高見盛は「良いけいこになります」と奮闘し、観客を楽しませた。前夜祭の模様は8日午後2時から、CBCテレビで放映される。 



 中日スポーツ 7月7日
<抜粋> 白鵬、朝青龍を無視
いつになく冗舌だった白鵬がコメントに窮したのは、朝青龍に話が及んだときだ。「出げいこで調子がいいと感じた力士? 安馬関と稀勢の里関ですね」報道陣から「では横綱は?」と尋ねられると、一瞬の沈黙のあと、白鵬は「なんで、そんなこと聞くんだよ…」と苦笑いを浮かべ、ノーコメントの姿勢を示すのが精いっぱいだった。連日のように各部屋に向かった「出げいこ王」はライバルたちの調子を肌で感じ取っているだけに、言葉に説得力がある。真っ先に安馬と稀勢の里を挙げたのに、朝青龍については言葉に詰まった。決して良くないと感じ取っているのだろう。この日は十文字、再入幕の豊桜、猛虎浪の関取3人を相手に29番続けて取って28勝1敗。それでも、息がほとんど乱れない。白鵬は「(体が大きな)把瑠都関とやったおかげ。スタミナがついた」と、ここでも出げいこ効果を強調する。「ポイントとなる相手? みんなポイント。1番1番が大事」と白鵬。これで場所前の実質的なけいこを終え、あとは宮城野部屋で“微調整”する。 (中谷秀樹)  



 スポニチ 7月7日
<抜粋> 白鵬 綱獲りへ態勢万全
大相撲名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)で綱獲りに挑む大関・白鵬(21=宮城野部屋)は6日、名古屋市西区の陸奥部屋に出稽古した。豊桜ら関取衆と29番。番数を重ねてもほとんど息が上がることはなく、本人も「いい仕上がりだね」と自信をのぞかせた。初日まで残り3日となっても出稽古を敢行。「体調がいいから行こうっていう気になる」と状態は上向き。「たぶん気合が入ってるから」と稽古の番数も普段の場所以上にこなしてきた。7日は休養日で、この日が実質的な稽古打ち上げ。「この3日間はすごく充実した稽古ができた」と本番に向け備えは万全だ。  



 スポーツ報知 7月7日
<抜粋> 白鵬綱取り自信…出げいこ打ち上げ109勝25敗
名古屋場所(9日初日・愛知県体育館)で綱取りを狙う大関・白鵬(21)=宮城野=は6日、名古屋市西区の陸奥部屋で場所前の出げいこを打ち上げた。三保ケ関、大島、鳴戸、陸奥の4部屋を行脚して合計109勝25敗。「いい感じになってきました」と大関2場所通過での綱取り最短タイ記録に自信を深めた。番数を重ねても息が乱れない。100勝超えの出げいこを締めくくり、スタミナ増強に成功した白鵬は「把瑠都関とやったおかげかな」。格下とはいえ、体力で勝る相手との三番げいこが自信となった。さらに朝青龍の胸を借り、難敵の若の里や稀勢の里とも胸を合わせた。「先場所みたいないい状態になってきた」と熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)も納得顔だ。食事も鉄板焼きやウナギなどを楽しみ、夏バテを寄せつけない。昨年、名古屋で痛めた左足首も「先場所よりいい」と悩みの種が解消されたようだ。この日はCBCホールで行われた前夜祭の収録で「15日間自分の相撲を取りきります」と宣言した後、県内の温泉へ直行。疲れを癒やして勝負の場所に挑む。  



 日刊スポーツ 7月7日
<抜粋> 名古屋場所初日、白鵬は朝赤龍と
綱とり白鵬は初日は朝赤龍戦-。日本相撲協会は7日、大相撲名古屋場所(9日初日・愛知県体育館)の取組編成会議を開き、初日と2日目の取組を決めた。大関白鵬(21=宮城野)は初日が新3役の小結朝赤龍と、2日目は旭天鵬とそれぞれ対戦する。休場明けの横綱朝青龍は、初日で20歳の新小結稀勢の里と対戦。かど番の大関栃東の初日は旭天鵬。大関復帰を目指す関脇雅山は初日に露鵬と顔を合わせる。十両以上で、初日からの休場者はいなかった。  



 毎日新聞 7月8日
<抜粋> 大関・白鵬の「綱取り」に注目集まる
9日初日の大相撲名古屋場所では、モンゴル出身の大関・白鵬(宮城野部屋)の「綱取り」に注目が集まる。来日当初はあまりにひ弱で引き取り先の相撲部屋もなかったが、史上8人目の新大関優勝。大関2場所で通過すれば64年ぶりの出世の記録となる変ぼうぶりだ。大化けの理由は?【上鵜瀬浄、村社拓信】
■ライバル
「チャンスが出てきた。自信はあります」と、横綱昇進をかける名古屋場所の抱負を語った白鵬。先月下旬に名古屋入りすると連日、三保ケ関部屋(名古屋市天白(てんぱく)区)に通い詰めた。「いずれは上がってきて勝負になる」と、ライバル視する把瑠都(ばると)との出げいこだ。白鵬は今年13、13、14勝。横綱・朝青龍には春場所の優勝決定戦で敗れたが、本割(本戦)では2戦2勝した。「横綱に勝って(横綱昇進に)成功すれば最高」と話し、4日には朝青龍の鳴戸部屋の出げいこに合わせて乗り込んだ。白鵬を指導する熊ケ谷(くまがたに)親方(元前頭・竹葉山)は横綱について「(夏場所でけがをした)右ひじが、本調子ではないようだ」と言い、「怖い相手」として「苦手の栃東、一気に出てくる稀勢(きせ)の里、組まれると危ない把瑠都」を挙げる。
■70キロから
6年前に15歳で来日。モンゴルの先輩・旭鷲山の紹介で、大阪の実業団チーム「摂津倉庫」に寄宿し、初めてまわしをつけた。一緒に来た6人は部屋が決まったが、体重70キロに満たず、ひ弱な白鵬だけは3カ月のビザの有効期限が迫っても引き取り先が決まらなかった。旭鷲山が知り合いの部屋持ち親方衆数人に根気強く電話をかけ、熊ケ谷親方が救ったのは帰国前日。会う間もなかったが「若くて背が高ければ、あとからけいこで体を大きく出来る」。親方は後日の第一印象を「体が餅みたいに柔らかかった」と振り返る。番付に初めて載った序ノ口16枚目は負け越したが、熊ケ谷親方が鍛えた。付きっ切りでちゃんこを食べさせ、「ご飯はちゃんこのつゆや牛乳で流し込む。吐いても容赦しなかった」という。白鵬は「厳しい社会と承知していたから我慢した。耐えられず、やめる力士を見て自分は負けたくないと思った」04年初場所で新十両。十両以上の定員が4人増えた時期と重なり、幕下9枚目の6勝1敗だけで昇進する幸運にも恵まれた。幕内での負け越しは1回しかない。熊ケ谷親方は「出会った時から、あの子には運があった。今は体も完成し『勝負師』の血が騒ぎ始めた」と話す。白鵬の父ムンフバトさんは68年メキシコ五輪レスリングの銀メダリストでモンゴル相撲の横綱を長く続けた男なのである。
■型を確立
出世の歩みは幕内優勝22回の貴乃花、24回の北の湖に似る。北の湖理事長は早くから白鵬に注目、立ち合いで顔を張って差す「張り差し」を多用した際、「ごまかしを覚えるな」と戒めた。白鵬は張り差しを控え、左足から踏み込んで左前まわしを取る型を確立した。大関昇進直後からは公私ともに「誘惑」も多い。しかし「『実るほど頭(こうべ)を垂れる稲穂かな』ということわざと同じ意味の言葉がモンゴルにもあるんです。母に教えられました」。名古屋場所で横綱昇進を決めれば、双葉山(1937年)照国(42年)と並び、大関を2場所で通過。驚異的な記録に名を連ねる。  



 日刊スポーツ 7月8日
<抜粋> 綱とりの白鵬「ちょっと興奮してきた」
大関白鵬(21=宮城野)が8日、綱とりのかかる名古屋場所(9日初日、愛知県体育館)を前に最終調整した。名古屋市内の部屋で新十両龍皇を相手に20番。強い日差しの下、たっぷりと汗を流した。7日の完全休養でリフレッシュして表情も明るく「ちょっと興奮してきた。いい緊張感だね。体調は自分なりにいいと思う。ここ何場所かの相撲が取れれば」と自信をのぞかせた。初日は同じモンゴル出身で新小結の朝赤龍と対戦する。  



 スポーツ報知 7月8日
<抜粋> 
大相撲名古屋場所は9日、愛知県体育館で開幕する。最大の注目は新大関の先場所を14勝1敗で初優勝し、早くも綱とりに挑む白鵬だ。名古屋入り後から充実したけいこを積んだ白鵬は8日、名古屋市緑区の宮城野部屋で最後の調整。横綱昇進に向け、北の湖理事長(元横綱北の湖)は「まずは優勝が前提となるだろう。将来性もあるから12勝なら厳しい目で見られる。13勝がめどになるでしょう」と期待を込めて話した。約5年ぶりの大関復帰を目指す関脇雅山の相撲も楽しみだ。理事長は「11勝くらいがめど」との見方を示した。8日午前には土俵の安泰を祈願して、土俵祭りが行われた。  













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