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マレーシア 今日考えた事&思った事

白鵬翔 06年NEWS27

 日刊スポーツ 9月6日
<抜粋> 白鵬、懸賞パワーで綱とり再挑戦
大関白鵬(21=宮城野)が懸賞パワーで綱とり再挑戦を成功させる。大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議が8日に行われ、初日は小結稀勢の里(20)2日目は出島(32)との対戦が決まった。今場所から新たに45本もの懸賞をかける大口スポンサーの後押しを受け、好発進を狙う。白鵬の目の前に巨大なニンジンがぶら下げられた。今場所から懸賞をかける住宅会社「タマホーム」が、計90本のうち半数の45本を毎日3本ずつ白鵬の取組にかけることを決定。全勝すれば250万円近くが懐に入る計算だ。同社の広報担当者は「私たちは住宅業界NO・1を目指しており、角界の頂点を狙う白鵬関をぜひ応援したいと考えた」と説明した。今年は53勝7敗で幕内最多勝を独走しながら、懸賞獲得金額では朝青龍に1000万円以上も水をあけられていたが、いよいよ懸賞本数でも横綱級となりそうだ。この日は部屋のけいこが休みで、先月28日の番付発表後で初めての完全休養。先場所で痛い星を落とした初日へ向け、リフレッシュに努めた。あとは白星を重ねて、懸賞の束と横綱の座をつかみとるだけだ。【太田尚樹】  



 毎日新聞 9月9日
<抜粋> 秋場所は10日初日 朝青龍に本社から優勝額授与
大相撲秋場所は10日、初日を迎える。前日の9日は両国国技館で土俵祭があり、その後、夏場所初優勝の白鵬と、名古屋場所で17回目の幕内制覇を達成した朝青龍に毎日新聞社から優勝額が授与された。綱取りを狙う白鵬と、受けて立つ朝青龍が対面し、がっちり握手した。白鵬は自分より大きい額を見上げて「かっこいいね」と感心。「何枚飾られたいか」の問いには「何言ってるんだよ」とかわして、にんまり笑った。朝青龍と会うことは意外だったようで「思ってもみなかった。でも、これから頑張る気になった」と、改めて綱取りに意欲を燃やした。一方、朝青龍の優勝額は、国技館に並ぶ32枚の半分を超えた。終始笑顔の朝青龍は、けいこ不足を指摘されても「むちゃくちゃやっても仕方ない」。本割で3連敗中の白鵬に対しては「それなりの意識をもたないと。言わなくても分かるでしょ」と警戒していた。【上鵜瀬浄】  



 日刊スポーツ 9月9日
<抜粋> 白鵬が綱とりへ向けて気合
大相撲秋場所(東京・両国国技館)初日を翌日に控えた9日、優勝額贈呈式が国技館で行われ、夏場所で初優勝した大関白鵬(21=宮城野)が初めて出席した。高さ3メートル以上の額を前に「いいっすね」と笑顔を見せた。記念撮影では朝青龍とともに写真に納まり、2場所連続の綱とりへ向けて「また頑張ります」と気合を入れ直していた。  



 デイリースポーツ 9月9日
<抜粋> 白鵬、綱とりに向け緊張感
大相撲秋場所は10日、東京・両国国技館で開幕する。2場所連続で横綱昇進に挑む大関白鵬の相撲ぶりが最大の注目だ。白鵬は場所前から精力的に番数をこなし、勝負の場所を迎える。9日は名古屋場所を制した横綱朝青龍とともに、両国国技館での優勝額贈呈式に出席。口数が少なく、緊張感が漂っていた。昭和以降で3番目の若さとなる21歳6カ月での昇進を目指し、初日に元気な小結稀勢の里と対戦する。2連覇を目指す朝青龍は「思い切ってやるよ」と自信たっぷり。白鵬の壁になるのかと聞かれ「言わなくても分かるでしょ」とにやりと笑った。5年ぶりの大関返り咲きを狙う雅山、東前頭筆頭に番付を上げた把瑠都も場所を盛り上げそうだ。9日午前には土俵の安泰を祈願して、土俵祭りが行われた。  



 スポニチ 9月9日
<抜粋> 白鵬 初の優勝額に「かっこいい」
綱とりの白鵬は9日、夏場所で初優勝した時の優勝額を見詰め「いいですね。かっこよく写っていてよかった」とうれしそうに話した。この日の贈呈式には、50年以上も優勝額の彩色を担当している佐藤寿々江さんも同席。佐藤さんは初めて手掛けた白鵬の印象について「成長過程にいますから、まだ若いですよね。顔つきに少年の面影が残っています」と評した。  



 スポーツ報知 9月10日
<抜粋> 白鵬V逸でも13勝以上で綱!!
10日に初日を迎える大相撲秋場所(両国国技館)で綱取りに再挑戦する大関・白鵬(21)=宮城野=が、優勝を逃した場合でも13勝以上なら昇進する可能性が9日、出てきた。北の湖理事長(元横綱)が、勝ち星だけではなく内容も重視する考えを示したもの。白鵬はこの日、夏、名古屋場所の優勝額贈呈式に出席。最大の壁となる横綱・朝青龍(25)=高砂=と健闘を誓い合った。安定感を評価 白鵬の昇進に大きな光が差してきた。土俵祭を終えた北の湖理事長が口を開いた。昇進目安は13勝以上かと問われると「その辺がメドになるだろう」と明言。続けて「ここ数場所の安定感を配慮しなければならない」と、V逸でも昇進の可能性があることを示唆した。横綱昇進の内規は2場所連続優勝か、それに準ずる成績。先場所も優勝を逃したため目安は厳しいものと見られていた。だが、今年に入ってから13勝、13勝、14勝、13勝と安定感抜群の成績を残している点が、大きく評価される。今場所も13勝すれば昇進直前3場所で40勝。朝青龍の38勝、大鵬の36勝も上回る。白鵬はこの日、夏場所の優勝額贈呈式に出席。名古屋場所を制した朝青龍と顔を合わせると「(並ぶことがあるとは)思ってもみなかった。これからまた頑張ろうと思う」と、最大のライバル打倒へ闘志を見せた。課題となるのは、北の湖理事長も「重要」とする序盤戦。名古屋でも初日に敗れたことが、見送りに大きく影響。史上3位タイの大関3場所通過へ。白鵬は今度こそ、夢を逃さない。  



 サンスポ 9月10日
<抜粋> 白鵬、綱とりへ気合!優勝額贈呈式で気持ち新た
10日に初日を迎える秋場所で横綱昇進を目指す大関白鵬(21)が9日、両国国技館で行われた夏場所優勝額の贈呈式に出席。名古屋場所優勝者の横綱朝青龍(25)と握手をかわし、綱とり場所への闘志を新たにした。壁として立ちはだかる横綱を倒して、北の湖理事長(元横綱)がノルマに挙げる「13勝」をクリアし、昭和以降で3番目の若さとなる21歳6カ月での昇進を実現させる。白鵬は夏場所で初優勝した時の優勝額を見つめ、「いいですね。かっこよく写っていてよかった」。うれしそうに話すと、名古屋場所を制した朝青龍と握手した。白鵬と朝青龍。先月28日の番付発表以降、2人は申し合いを避けてきた。横綱審議委員のけいこ総見や出羽海部屋への出げいこの際に顔を合わせたが、対戦せず。「横綱がやりたがってなかったので」とした白鵬だが、手の内を隠すためにあえて自重した。朝青龍はこの日、白鵬の壁になるのかと問われると「言われなくても分かるでしょ」。白鵬に今年3戦全敗の横綱は、改めてモンゴルの後輩の前に立ちはだかる決意を示した。先場所は初日に朝赤龍に敗れて大願を逸した白鵬は、初日で稀勢の里を倒して勢いに乗り、千秋楽の対戦が予想される朝青龍を倒して夢をつかむつもりだ。  




 日刊スポーツ 9月10日
<抜粋> 白鵬、掲額式で朝青と視線合わせず
今日から始まる大相撲秋場所(両国国技館)で綱とりを狙う大関白鵬(21=宮城野)が9日、最大の敵を前に緊張感を漂わせた。優勝額贈呈式に出席したが、同席した横綱朝青龍(25)とは視線を合わせぬまま。記念撮影で「思ってもみなかった」(白鵬)握手を求められると、こわばった顔で右手を差し出した。贈呈式終了後には「優勝額はあと何枚欲しい」という質問に「何言ってんだよ」と、ぶっきらぼうに答えた。今場所前は平常心を保つため、朝青龍との接触を意識的に避けてきた。4、6日とけいこ場で2度、顔を合わせたが「自分のペースでやりたい」と申し合いを回避。場所前に胸を合わせなかったのは、今年5場所目にして初めてだった。対照的に朝青龍は余裕たっぷり。白鵬には本場所で3連敗中だが「今年は東京場所で優勝してないから、やるしかない」と綱とり阻止? の優勝宣言まで飛び出した。白鵬の心の高ぶりが吉と出るか、凶と出るか-。初日の小結稀勢の里戦で運命の一歩を踏み出す。【太田尚樹】  



 日刊スポーツ 9月10日
<抜粋> “幻の巨大魚”イトウを追って(前編)
成田からウランバートルまでは直行便で約5時間30分。ここで超大物と会うことになっていた。あす10日から始まる大相撲秋場所で、横綱昇進を目指す白鵬関のお父さん、ムンフバトさんだ。モンゴル相撲の大横綱で5連覇を含む優勝6回、さらにレスリングメキシコ五輪フリーの87キロ級で、同国初の銀メダルを獲得している。国民的英雄で日本でいえば王さん、長嶋さんといった存在。65歳だがはち切れんばかりの体で、眼光が鋭い。日本から持参した明治神宮のお守りやお札をプレゼントすると「あなたは何か宗教に関係のある人か」と聞いてきた。「あなたの息子さんが横綱になって最初に土俵入りをする神社のありがたいお守りとお札です」と説明すると、目を細めて喜んでくれた。「今からドキドキしているだろうって? とんでもない。そんな状況ではいい結果は得られない。息子も同じ考えだよ」と淡々と話した。現在は大学を経営し、格闘技の指導をするなど忙しい。話は止まらず、白鵬の子供のころの話などで約3時間にも及んだ。  



 サンスポ 9月 初日
<抜粋> 
白鵬、勝ちたい気持ちが強過ぎ-「笑うしかない」
綱とり場所の初日に2場所続けて敗れ、支度部屋に引き揚げてきた白鵬は笑みすら浮かべていた。「焦っちゃったね。笑うしかないよ」。快勝した朝青龍に風呂場に呼ばれ「焦っちゃ駄目だ」と言われるほど、もったいない負け方だった。左で張った立ち合いから右差し。腰を割らず無造作に出ると、土俵際で稀勢の里の捨て身の突き落としを食った。顔から落ちた際に左のほおを擦りむき、左肩と左脇腹も痛めた。「久しぶりに血が出たよ。(肩と脇腹は)ちょっと気になる」と肩を冷やしながら苦笑い。まさに痛い黒星となってしまった。場所前から白鵬について「綱とりの緊張感がずっと続いているから、負けられないと意識し過ぎているのかも」と心配していた北の湖理事長(元横綱北の湖)は「いい形になって負けたことが大きいな」。先場所は13勝しながら届かなかった横綱昇進に再び挑む21歳は、勝ちたい気持ちが強過ぎて足がついていかなかったのだろう。場所前から調子はもうひとつで、さらに小さな故障も加わった。白鵬は「相撲に勝って勝負に負けたね。まあ今日はしょうがないよ。肩に力が入っていたな」と努めて明るく話す。残りは14日間。いきなりの逆境を、どうはね返すか。
★稀勢の里「あれしかなかった」
土俵際に詰まった稀勢の里が右で白鵬の頭を押さえつけ、捨て身の左突き落とし。「あそこはあれしかなかった。取り直しになるかと思った」。綱とり大関から白星をもぎ取ったものの、表情はいつもと同じで淡々としたままだった。新小結の先場所は9日目からの6連勝で勝ち越した。今場所はさらなる飛躍が期待される20歳は「うれしいけれど、こういう相撲を取っていたら駄目という気持ちもある」と気を引き締めていた。  



 毎日新聞 9月 初日
<抜粋> 
白鵬、痛恨の黒星発進
青いタオルで、ぬぐってもぬぐっても取れない顔の土。肩からも出血。白鵬は綱取りを逃した先場所と同じ、痛い黒星発進となった。稀勢の里は苦手ではないが出足の勢いがある。止めるために白鵬は、立ち合いの張り差しに「迷いはなかった」と言う。右は差した。「相手を起こしてから出ても良かったのに、そのまま出てしまった」と白鵬。左でまわしを取ろうとすると体が伸びてしまい、頭を押さえ付けられて顔から落ちた。白鵬は「勝ちたい気持ちが強かった」。「物言いつくと思ったのに。審判、冷たいなと思ったよ」と、精いっぱいの負け惜しみを吐いた。「相撲に勝って、勝負に負けた」と白鵬は言う。そうだろうか。出足が止まるから「絶対に止めろ」と言われる張り差しに頼った。場所前、安治川親方(元横綱・旭富士)は「立ち合い後の足の運びが遅い」と指摘していた。体が流れたのは、左足を運ぶ反応が鈍かったからだ。初優勝した夏場所に比べ、足りないもの。同じ大関3場所目で横綱昇進を決めた九重親方(元横綱・千代の富士)は「左前みつを取るために、体ごとぶつける。ほかに何も考えることはないのに」と話す。負けた後の風呂場。朝青龍に呼ばれ「ここで焦っちゃだめだ」と励まされ、土のついた頭も洗った。まだ初日。水に流して心機一転、験直しとしたい。【上鵜瀬浄】  



 読売 9月 初日
<抜粋> 白鵬サバサバ、苦笑い…綱取り2場所連続の黒星発進
「笑うしかないよね。相撲に勝って勝負に負けた」と、白鵬は苦笑い。綱取り場所の大切な初日に、2場所続けて黒星を喫した21歳とは思えない、サバサバした口調だった。稀勢の里を突き起こして、浅いもろ差し。簡単にいい体勢になった白鵬は、すかさず攻め込んだが、足の運びが伴わない。「変な距離が空いてしまった」。頭を押さえつけられた土俵際、強烈な左突き落としを食らって逆転負け。左肩に擦り傷を負い、額にもべっとりと砂をつけた姿で、花道を引き揚げた。微妙な勝負に物言いがつかなかったことを「審判が冷たかったね」などと、おどけている場合ではなかろう。取組後から、国技館を去る車に乗り込む瞬間まで、白鵬から闘志や悔しさが伝わって来なかったことが気掛かりだ。スタートでのつまづきがいかに大きく綱取りに影響するか、そこから盛り返すためにはどれほど強い気持ちが求められるか、名古屋場所で痛感したはずなのに――。支度部屋でマゲを結い直していた最中に、上がったばかりの風呂場へ逆戻りする一幕も。モンゴルの後輩を案じた朝青龍からの緊急呼び出しだった。「ここで焦っちゃダメだぞ」と励ましたという横綱の言葉に、土俵で応えることが出来るか。(込山駿)  



 日刊スポーツ 9月 初日
<抜粋> 白鵬突き落とされ顔面から流血
綱とりに再挑戦する大関白鵬(21)が、20歳の東小結稀勢の里に敗れ、痛い黒星スタートとなった。立ち合いで左張り差しを出して、そのままもろ差しで土俵際まで寄って出たが、逆転の突き落としを食らった。左の顔面と肩から血が流れるほど、土俵に激しく打ち付けられた。「緊張はしていなかったけど…、まあ、今日は仕方がないですね」と苦笑いで振り返った。11日の2日目は東前頭3枚目出島と対戦する。  



 日刊スポーツ 9月 初日
<抜粋> 白鵬苦境…また初日に土
2場所連続で綱とりに挑む大関白鵬(21=宮城野)が、また初日を落とした。小結稀勢の里(20)に土俵際で突き落とされ、先場所に続き黒星スタートとなった。立ち合いの迷いを振り切れるか-。プレッシャーのかかる中、課題克服が今後の巻き返しへのポイントになりそうだ。大関返り咲きを狙う関脇雅山(29)も黒星発進。対照的に横綱朝青龍(25)は、スキのない相撲で白星を挙げた。皇太子ご一家が見守る前で、顔の左半分と左肩にベットリと砂をつけた白鵬が視線を落とす。稀勢の里の懐に右腕をねじ込み、もろ差しで前に出たところを突き落とされ、顔面から土俵にたたきつけられた。2場所連続で、綱とり場所の大事な初日を落とした。「勝ちたい気持ちが強くて焦った。相撲に勝って勝負に負けた、だね。肩に力が入ってたのかな」。力なく苦笑いするしかなかった。不安が的中した。「立ち合いに迷いが見える」。取組の数時間前、入門時から指導する熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)は、そう指摘していた。確かに場所前のけいこでは「必殺」の左前まわしを狙わず、右のかち上げや右差しを試す姿が目立った。白鵬いわく「みんなに研究されてるから」。熊ケ谷親方は「研究されてたって完ぺきな立ち合いができれば負けない。もっと自分の相撲に自信を持たないと」と危ぐしていた。白鵬は、立ち合いで左前みつを狙わず、顔を張りにいった。そして、最後までまわしを取れないまま敗れた。北の湖理事長(元横綱)も「もったいない。まわしを取って攻めた方が勝ちパターンなのに」と嘆いた。前夜の寝る前、白鵬は奇妙な行動に出ていた。「クーラーなしで寝ようと思って」。すぐに暑くなり、再びスイッチを入れた。微妙な心の揺れの表れだった。取組後、白鵬は朝青龍に風呂場に呼ばれて約15分間、異例のアドバイスを受けた。「焦ってるだろ?」。先輩横綱にも心の内を見透かされていた。「今日はしょうがない」と自分に言い聞かせて引き揚げた。迷いを捨てて、今日2日目の土俵に上がれるのか。いきなりの正念場に立たされた。【太田尚樹】  




 サンスポ 9月 初日
<抜粋> 
またやってしまった。左で張った立ち合いからまわしが取れないまま強引に出たところに、稀勢の里に頭を押さえられて突き落とされると、顔から土俵に突っ込んだ。「焦っちゃったね。笑うしかないよ」。左の顔面にはべっとりと砂が付き、左肩にはすり傷。痛々しい姿だが、本人は苦笑いを浮かべて支度部屋の風呂場へ直行した。先場所と同じだ。名古屋場所初日も無造作に出るところを朝赤龍に送り倒された。朝青龍の独走を許し、13勝を挙げながら昇進は見送られた。「初日の黒星が大きかった」とは周囲の一致した見方だ。今場所も北の湖理事長から「13勝以上」をノルマに掲げられている。過去2戦2勝だった稀勢の里に喫した不覚は、あまりにも大きい。取組前から不安を感じていた。宮城野部屋付きの熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)からは、「優勝した夏場所に比べると、立ち合いの踏み込みが15センチ浅い」と指摘されていた。14勝1敗で幕内初優勝した4カ月前は、立ち合いで相手の左前まわしを取る形ができていたが、先場所から狂いが生じている。この日も張り差しで失敗。本来の相撲を見失っている。「勝ちたいという気持ちが強すぎた。相撲に勝って勝負に負けた」。顔をしかめる白鵬は、風呂場で朝青龍に呼ばれ「ここで焦ってはだめだ」と声をかけられた。綱とり場所の初日に敗れて横綱に昇進した力士は過去に6人いるが、2日目は全員勝ち星を挙げている。2場所連続で綱とりを狙う白鵬は、11日の出島戦に必勝を期す。  



 中日スポーツ 9月 初日
<抜粋> 親方厳禁の張り差しで墓穴
稀勢の里に土俵際で突き落とされた白鵬は、頭から土俵に落ちた。しばらく起きあがれないぐらいの衝撃だった。支度部屋に戻った白鵬の左の肩、左目の横と、泥がついていたところがすり切れ、血がにじむ。しかし敗者はけなげに、この日の相撲内容を適切な日本語で表現してくれた。「相撲に勝って勝負に負けた」。まさにその通りだっただろう。「(物言いが)つくと思った。審判は冷たいなあ」と不満も口にした。立ち合い、左から張り差しでいく。「相手の出足を止める意味です」と白鵬は説明したが、これに対して、育ての親である熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「張り差しは腰が高くなる。やってはいけない」と口酸っぱく言っているが、白鵬はこの戦法にこだわっている。「オレの言うことはきかない。モンゴルのお父さん(ムンフバトさん)にお願いするしかない」とさじを投げている。横綱朝青龍に風呂を譲り、自分は髪を直してからと、記者の質問に答え始めた。だが、朝青龍から手招きされ、白鵬は一緒に風呂に入った。そこで横綱から「何焦っているんだ」とアドバイスされたという。白鵬の横綱昇進を「今場所は13勝以上」と話している北の湖理事長(元横綱北の湖)もこの日のコメントは優しい。「初日の敗戦は後でききます。この1敗が響かないようにしないといけない」と奮起を促す。この日、強打した左肩と左脇、首について、白鵬は「首と肩は大丈夫だが、脇腹が少し痛い」と顔をゆがめた。でもそんなことは言ってられない。綱とりのチャンスはいつもやってくるとは限らないのだから。(近藤昭和)  



 スポニチ 9月 初日
<抜粋> 白鵬「焦り」の手痛い黒星
白鵬の左顔面をべったりと砂が覆っていた。まげや左腕にも大量の砂がつき、ほおと左肩は赤く擦り切れていた。名古屋場所から持ち越された綱獲りの大事な初日。土俵に横倒しになり、再び出だしでつまずいた。「勝ちたい気持ちがちょっと強かった。それで焦っちゃった」。支度部屋に戻ると、まげを直す床山と目を合わせて苦笑いを浮かべた。朝青龍には風呂場に呼ばれて「焦ってるんじゃないか」と気遣われた。場所前の稽古は順調にこなしたが、なかなか調子は上がらなかった。得意の左上手で一気に寄り切るような相撲は少なく、4日の総見でも強さをアピールできなかった。この日の立ち合いでは、調子のいい時には見せない張りが出た。流れの中で右を差し、慌てて出たのが落とし穴。「右が入った時に相手の体を起こせばよかった。そのまま出ちゃった」と反省した。手痛い黒星のはずも支度部屋では笑顔が目立つ。「緊張はあまりないけど、肩に力が入ってるんでしょうね。まあ、きょうはしようがない」。表情はやけに明るい。その明るさがあきらめによるものでなければ、可能性はまだ十分ある。  



 デイリースポーツ 9月 初日
<抜粋> 白鵬 大事な初日に痛~い一敗
館内に悲鳴が漏れた。白鵬は立ち合い左を張ってもろ差しとし、稀勢の里を土俵際に追い詰めたが、相手の反撃を受け、得意の左上手を取ろうとした瞬間、体が左へ流れた。この一瞬のスキに右から逆転の突き落としを食らい、最後は顔から土俵に倒れ込んだ。額と目にべっとりと砂がつき、左肩からは鮮血が流れる。痛々しい姿で支度部屋に戻ると、腕を組んでため息をついた。綱とり初挑戦の先場所初日も朝赤龍に送り倒されて黒星先行。この1敗が最後まで重くのしかかり、最終的に13勝しながら昇進を見送られた。同じ失敗はしない覚悟で臨んだ今場所だけに「勝ちたい気持ちが強すぎた。相撲に勝って勝負に負けた」と声を絞り出した。立ち合いに迷いがある。育ての親の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「先場所はけいこ場の状態が悪くてけいこ不足になり苦戦しただけ。それを自分の立ち合いが通用しなくなったと勘違いしている。左を引いて下からもっていく相撲に徹すれば」と、頭を抱える。先場所まで大関昇進後2場所で27勝しながら横綱昇進を見送られ、確かに気持ちの集中を保つのは難しい。加えて立ち合いの不安。「風呂場で横綱から焦ってんじゃねえかと言われた。明日は気持ちを切り替えていく」。いきなり正念場に立たされた白鵬、試練は乗り越えていくしかない。  



 スポーツ報知 9月 初日
<抜粋> 白鵬また黒星発進
悪夢が再現された。白鵬が昇進を見送られた名古屋場所に続き初日、黒星だ。頭と顔にべっとりついた土が痛恨の1敗を物語る。「しようがないですね」。綱取りへ再挑戦の今場所。課題だった序盤戦での手痛い取りこぼしで、横綱への道はまたも険しくなった。これが重圧なのか。注目の立ち合い。左の張り差しを狙うが稀勢の里に突き放される。張り手で逆襲し右が入る。一気に前に出るが足が付いていかない。最後は土俵際で逆転の突き落とし。「勝ちたい気持ちが強くて焦った。相撲に勝って勝負に負けた」。先場所も足が前に出ず朝赤龍に送り倒された。最終的に13勝を挙げたが、初日の1敗が大きく響き昇進を見送られた。同じ失敗を2度繰り返しかねない敗戦に、ツメの甘さを反省した。うなだれる大関に異例のゲキが飛ばされた。支度部屋での囲み取材の真っただ中。突然、風呂場にいた朝青龍から呼び出された。「横綱から、焦っているよ、と言われました」角界をさらに活気づけるため、ライバル横綱の誕生を切望するモンゴルの先輩からの愛のムチだった。「初日だから焦らなくていいんだ。もったいないよ」と最強横綱は自分のことのように悔やんだ。場所前、13勝を昇進の目安とした北の湖理事長(元横綱)は「この黒星を響かせないようにしてほしい」と奮起を促した。2日目は元大関の出島と対戦。こうなったら開き直るだけだ。「笑うしかないよ」。柏戸、千代の富士ら初日に黒星を喫しても昇進した例はある。気持ちを切り替え先場所の悪夢を封印する。  



 毎日新聞 9月 2日目
<抜粋> 
○…白鵬が下がりながらも出島を転がして初日。綱取りに向け、一日遅れて始動した。だが「気楽に取ればいいのにまだ硬いなあ」と振り返る、しっくりしない相撲。懐の深さを生かし、肩越しに取った左上手で投げたが、立ち合いで押し込まれている。北の湖理事長も「本来の相撲じゃない。まあホッとする1勝だろうが、気持ちが星勘定に行き過ぎている。あまり先を見ると疲れるよ」  



 スポニチ 9月 2日目
<抜粋> 
白鵬、勝つには勝ったが
勝つには勝ったが、白鵬はすっきりとしない内容で綱とり場所の初白星を挙げた。踏み込みが悪く、左まわしはやっと手が掛かった状態。出島の出足を利用しての上手投げでは表情もさえない。「今日は良くなかった。まあ、勝てないよりはいい」と笑みはこぼれたものの、口数は少ない。北の湖理事長(元横綱北の湖)は「上手を取って、きちっと形をつくって寄らないと。本来の相撲ではない。ただ勝って、ほっとしたという感じ」と厳しかった。  



 日刊スポーツ 9月 2日目
<抜粋> 白鵬、連敗免れても不満顔
連続の綱とりに挑む大関白鵬(21)が、苦しみながら初日を出した。一直線に出てくる幕内出島(32)の肩口に右手を当てて勢いを止めながら、左で上手を取った。そのまま下がりながら投げ飛ばした。勝つには勝ったが白鵬が納得していないのは明らか。初日を出したことを聞かれると「勝って当たり前だから」とぶ然。踏み込みもなく、左前みつを引く本来の取り口とは程遠く「もうちょっと気楽に取れればいいのに。立ち合い良くなかった」と最後まで不満顔だった。北の湖理事長(元横綱)も「調子を上げていく相撲ではない」と厳しい評価を与えていた。  



 スポニチ 9月 2日目
<抜粋> 白鵬1日遅れで綱獲りへスタート
完ぺきな相撲ではないが、しっかりと勝った。1日遅れで白鵬が綱獲りへの1歩を踏み出した。「気楽に取ればいいのにまだ硬い」。それでも立ち合いで左上手が取れた。前に出ようとする相手を狙い通りに上手投げで放り捨て、安心したようにフゥッと息を吐いた。
「取りこぼしは絶対にある。横綱だって負けるんだから」
「完ぺきな人間っていないですもんね」
初日の稀勢の里戦で逆転負けを喫した白鵬はそんな会話を思い出していた。場所前の稽古で元横綱・旭富士の安治川親方と交わした言葉。この時から「ミスをしない人間はいない」としばしば口にするようになった。前夜はゲン直しに出かけることもなく、夜のちゃんこで少しビールを口にしただけ。「きのうの1敗はもう心の中で決めてんだよ」と“ミス”を受け入れ、自分の中でケリをつけた。朝の稽古場で初日は24番、この日も十両の龍皇と14番相撲を取った。「早く土俵に慣れること。場所前と本場所では違う。だから朝も稽古をするし」。完ぺきな状態でなくても、精力的に汗をかくことで少しずつ土俵の感覚を取り戻せてきた。まだ序盤戦。2度目のミスは命取りになりかねないが「勝たないと意味がない。頑張らないとな」とミスを恐れず、前向きに綱を見据えた。  



 スポーツ報知 9月 2日目
<抜粋> 勝った白鵬 綱取り再スタート
悪夢を振り払った。白鵬は立ち合いで元大関・出島の左上手を取ると、前に出てくる相手の力を利用した。タイミングばっちりの上手投げで綱取りへ再スタート。「もっと気楽に取ればいいのに。動きが硬いですね」課題の残る内容だったが、心を落ち着かせるには大きな初白星だった。痛恨の負けを喫した初日の夜は、同じ宮城野部屋の十両・龍皇と日韓合作映画「力道山」のDVDを観賞。元力士で昭和の大スターの波乱の人生に感銘を受けた。その後は、たっぷりと睡眠を取り、気持ちの切り替えに成功した。「やっぱり、まわしを取って前に攻める相撲をしないと」。本調子でないことは、自身が分かっている。「早く土俵に慣れることしかない。けいこをしてね。焦りはないです」。過去は振り返らず、前だけを見ていく。  



 サンスポ 9月 2日目
<抜粋> 
がむしゃらな相撲で綱とりへ再出発を切った。立ち合いで右から張った白鵬は、素早く出島の左上手をがっちり取ると、左から豪快な上手投げを繰り出した。「不満はある。もうちょっと気楽に取りたい。動きも硬いし…」。初日は小結稀勢の里に突き落とされてまさかの黒星発進。名古屋場所に続いて初日に不覚を取った。日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が掲げた「13勝以上」という昇進条件に早くも黄信号がともったが、24時間後、気持ちを切り替えて何とか白星をつかみ取った。場所前に十分なけいこを積んだが、状態は決してよくない。14勝1敗で幕内初優勝を果たした夏場所は、立ち合いで相手の左前まわしをつかむ形ができていたが、先場所以降はいろいろな取り口を想定し、けいこ中から張り差しを出すことが増えていた。宮城野部屋付きの熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は「今は一つの形を磨いていく時期」と心の迷いを指摘する。さらに「大横綱になった人は必ず一つの型を持っている」と付け加えた。今の白鵬に目指すべき横綱像がある。32度の幕内優勝を誇る大鵬だ。体が柔らかく相手の突進を受けても、上体が衝撃を吸収する点で2人はよく似ている。ただ、大鵬は左四つに組み止めてからの投げ技という必勝パターンを持っていた。「土俵の感覚は少し戻ってきた。やっぱりまわしは取りたい」。綱とり場所の初日に敗れて横綱に昇進した力士は過去に6人もいる。本来の自分を思いだせるのか。白鵬が2場所連続の綱とりへ全力を尽くす。(江坂勇始)  













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