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マレーシア 今日考えた事&思った事

白鵬翔 06年NEWS28

 サンスポ 9月12日
<抜粋> 横綱への道は甘くない
先場所の初日黒星は、「プレッシャーで仕方ないか」で済んだ。しかし、2場所続けてとなると厳しい声が出るのも致し方ない。横綱を目指す大関白鵬が秋場所も初日に土がついてしまった。もろ差しにはなったが、右が手首ぐらいしか入っていないのに強引に出て、稀勢の里に土俵際で逆転の突き落としを食った。張り差しにいった立ち合いに、「なぜ、左前まわしを取りにいかない」と疑問符がつき、「けいこでもっと汗をかけ」としかる親方もいた。先場所の千秋楽、優勝した朝青龍に勝って13勝したものの、優勝争いに絡めなかったことで昇進が見送られた。このショックがかなり尾を引いているようだ。見送り後、親しい人には「もう大関でいいよ」などとすねてみせたともいう。場所前横審のけいこ総見も、うながされて土俵に上がり15番ほど取ったものの、ぴりっとしたところがなかった。大体、「もう1場所見よう」と昇進を見送られ、いったん気持ちがなえると、けいこでけがなどしてろくなことはないしかし、まだ21歳の白鵬がすねたり、悔しがったりするのは早すぎる。北の湖、千代の富士、貴乃花、朝青龍…。歴代の大横綱は昇進前のけいこ場で、みんなが納得する圧倒的な強さを発揮したものだ。「自分より強い者とするのがけいこ。自分と同格か下の者とするのは体慣らし」といった横綱がいたが、彼らのけいこがまさにそれだった。白鵬は、いずれそうした一流横綱の仲間入りが十分可能な素質を持っている大器だからこそ、あえていいたい。すねたり悔しがる前に、けいこで並み居る相手をねじ伏せ、けいこの質も伴った“けいこ場優勝”でまず実績を積んでほしい。  



 毎日新聞 9月 3日目
<抜粋> 
○白鵬 (土俵際で逆転の押し倒し)変な立ち合いだった。相手の形になったけど、落ち着いて取れた。土俵に上がると、まだ硬さがある。  



 日刊スポーツ 9月 3日目
<抜粋> 白星先行も浮かない顔の白鵬
2勝1敗と白星を先行させた大関白鵬(21)だが、まだ本来の相撲が取れないでいる。この日の玉乃島戦も苦戦した。立ち合いで左前みつが取れず、逆に相手に得意の右上手を許し、引きつけられて寄られた。支度部屋で見ていた朝青龍が思わず「何してんだ!」と声を上げるほど。白鵬は土俵際に詰りながら、何とか切り返し気味に体勢を立て直し、最後は豪快に押し倒した。「変な立ち合いしちゃった。向こう(有利)の左四つだけど落ち着いて取れた」。2場所連続の綱とりがかかるが、会心の勝利とは行かず、どことなく浮かない様子だった。  



 読売新聞 9月 3日目
<抜粋> 戦う相手が見えていない白鵬、よく見えている朝青龍
大相撲秋場所第3日(12日・両国国技館)――危なっかしい逆転勝ちに自ら苦笑い。白鵬は「向こうの形になったけど落ち着いて取れた」と“結果オーライ”を強調した。序盤にこれ以上、星を落とせば命取り。勝ち星を重ねるのは先決だが、あまりに、スキが多く、危なっかしい。左上手を引く自分の形になれず、もがき、苦しむ土俵。この日は簡単に、玉乃島に右上手を許した。相手が最も力を発揮する態勢となって、大きなリスクを背負う。左からすくい投げを打って相手を呼び込み、土俵際。右で強引に押し倒したが、一歩間違えば、取り返しのつかない失態だ。対照的なのが、朝青龍。安美錦がまわしを引けばうるさいことを頭に入れているから、突き放して、リスクを回避。横綱は「気を抜いちゃダメなんです。自分が近づいても、相手に近づかせない。自分のペースに相手を呼び込めばいい」と常勝の極意を口にした。北の湖理事長は「朝青龍はどういう相手と当たった時に、どう乗り越えるかを知っている。白鵬は自分の相撲を取ろうという気持ちが強すぎる」と、2人を比較した。戦う相手が良く見えている朝青龍に対し、見えていない白鵬。「土俵に上がるとまだ硬い」とこぼしたが、エンジンがかからない原因は「緊張」のひと言で片づけない方がいい。(向井太)  




 サンスポ 9月 3日目
<抜粋> 
白鵬、連日の不安定な相撲
白鵬の調子がなかなか上がってこない。
玉乃島に右上手を許し、左半身の苦しい体勢。詰まった土俵際で、バランスを崩した相手を何とか押し倒し「何か変な立ち合いだった。あれっと思った」と首をかしげた。綱とりの緊張感からか、不安定な相撲が続く。「動きは悪くないが、土俵に上がると硬さがある」と言う白鵬について、北の湖理事長(元横綱北の湖)は「立ち合いが軽いし、体が思うように動いていない」と物足りなさそうだった。



 中日スポーツ 9月 3日目
<抜粋> 「動き悪くない、でも硬さが…」
綱とりの大関白鵬(21)=宮城野部屋=は玉乃島を苦戦の末に押し倒して初日黒星の後に2連勝。横綱朝青龍は安美錦を力強く押し出して3連勝とし、大関復帰を狙う関脇雅山は大関栃東をはたき込んで2勝1敗とした。ほかの大関陣は、琴欧州が玉春日を送り出して3連勝としたが、千代大海は新小結黒海に突き出されて初黒星。魁皇は初白星を挙げ、栃東は3連敗となった。注目の把瑠都は勝って2勝1敗。3連勝は朝青龍、琴欧州に平幕の露鵬(26)=大嶽部屋=ら4人を加えた6人となった。際どい勝利で、連勝した白鵬はフーッと大きく息を吐いて勝ち名乗りを受けた。左四つの玉乃島とはけんか四つ。精彩を欠く立ち合いで右上手を許すと、攻め込まれた。かろうじて押し倒した。「動きが悪くないと思ったけど、土俵に上がると硬さがある…」。矛盾を感じる言葉が今の白鵬の状況を示している。入門当時から指導する熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)は、まな弟子の状況をこう説明する。「突き押しとか、どっち四つだとか。相手の相撲のことばかり考えている」。前日は前に出てくる出島を見すえた取り口で、この日は玉乃島の形に持ち込まれた。お世辞にも喜べる連勝ではない。「立ち合い? どうかな、変な立ち合いしちゃったのかな」と白鵬。綱とりに再挑戦の今場所は、勝ち星とは裏腹に一進一退だ。(中谷秀樹)  



 サンスポ 9月 3日目
<抜粋> 
こちら白鵬も連勝「調子上がっている」
綱とりを目指す白鵬は、玉乃島を押し倒して2勝目。十分の右上手を引いたが、相手の寄りに土俵に詰まり、左からすくって左内掛けから押し倒した。「変な立ち合いだった。よく分からない」と苦笑い。北の湖理事長が昇進条件に掲げた「13勝以上」に向け負けられない戦いが続くが、「調子は上がっている」と今後に手応えを感じていた。  



 スポニチ 9月 3日目
<抜粋> 白鵬 苦戦も粘って連勝マーク
白鵬が玉乃島に勝って2勝目を挙げた。右上手を許して、左半身で土俵際まで詰め寄られる苦しい展開。左からすくって粘ると、外掛けをかわして押し倒した。「落ち着いて取れたので大丈夫でした」と振り返ったが、主導権は相手に握られていた。「動きが悪いとは思わない。一番、一番」とまずは白星を挙げたことに納得していた。  



 毎日新聞 9月 4日目
<抜粋> 朝青龍が4連勝 白鵬は時天空を投げる 4日目
○白鵬 何かしてくると思ってフワッと立っちゃったな。(琴欧州敗戦の相撲を見て)あららら。引いちゃったのがいけないな。  



 日刊スポーツ 9月 4日目
<抜粋> 白鵬は立ち合い変化して3連勝
大関白鵬(21)が幕内時天空(27)を上手投げで下し3連勝とした。立ち合いで左に変わりながら上手を取り、ひと呼吸おいてから上手投げ。立ち合いの変化には「たぶん、とっさだ」とポツリ。2日目から3連勝も、まだ会心の勝利とはいかない様子で、満面の笑みとはいかない。話題が初日に逆転負けを喫した稀勢の里戦なると「相撲は難しい。土俵が丸いからね。丸くないなら、ゆっくりいけるから」としみじみ。逆転負けの取り口を思い起こし、相撲の深さを実感していた。  



 サンスポ 9月 4日目
<抜粋> 
白鵬、表情もさえない
白鵬は2日目から3連勝としたものの、左へ変わり気味に立った内容でまだ本調子には程遠い。「変わったのはとっさ。(時天空が)何かやってくると思った。相撲は難しい」。さえない表情で振り返った。2場所連続で綱とりを懸ける重圧からか、今場所は口数が少ない。北の湖理事長(元横綱北の湖)は「まだ4日目。今は内容よりも白星を並べていかないことには先につながらない」と話した。  



 サンスポ 9月 4日目
<抜粋> 
白鵬2日目から3連勝
綱とりに挑む白鵬は、同じモンゴル出身の時天空を上手投げで破り、2日目から3連勝。立ち合いで左へ変化、左上手をガッチリつかむ完勝。「相手が何かやってくると思ったので、フワっと立った。まわしが取れてよかった」とホッとした表情。全勝は早くも4人となり、優勝のチャンスも残されているが、「1番、1番」と気を引き締めた



 日刊スポーツ 9月 5日目
<抜粋> 白鵬、本来の立ち合い取り戻せるか
初日からぴりっとしない相撲が続く白鵬が、好調の新小結黒海の挑戦を受ける。綱とりに向けての一つの関門だ。今場所の白鵬は立ち合いから腰が高い。安易にさばこうとすると、黒海の突進をまともに受ける危険性が高い。本来の立ち合いを取り戻せるかが鍵だ。突き、押しと出足がさえる黒海は、一気にもっていきたい。



 朝日 9月 5日目
<抜粋> 白鵬の序盤戦の内容、厳しい評価 横審が場所総見
東京場所恒例の横綱審議委員会(横審)場所総見が14日にあった。綱とりのかかる白鵬の力量を見極めようと11人の委員全員が顔をそろえたが、序盤戦の内容には不満の声が大勢だった。全員出席は最近では異例。石橋義夫委員長(共立女子学園理事長)は「それだけ白鵬に期待しているということ」と取組前に話していたが、打ち出し後は「まだまだ期待するような相撲は取っていない」と辛い評価をした。 内館牧子委員(脚本家)は「圧倒的な強さではない。この勝ち方で14勝、13勝して諮問があったとしても、世間を納得させることができるか」と厳しかった。   



 日刊スポーツ 9月 5日目
<抜粋> 白鵬4勝目も内容に物足りなさ
大関白鵬(21)が苦しい取り口ながら、今場所好調の新小結黒海(25)を下した。立ち合いで肩口から左まわしを取ったが、突き放されてすぐに切られてしまう。その後の突き合いの末、右を差したところで左上手をがっちり引いて寄り切った。「流れで相撲を取れているのがいい」。支度部屋では自分に言い聞かせるような口調だったが、苦しい胸の内も漏らした。「相手は(自分が)立ち合いから左を取りに行くのは分かっている。それで(上手が)取れないと、自分(白鵬)の相撲じゃないといわれるしね」。横綱審議委員会による本場所の総見。観戦した石橋委員長は「物足りない。やはり白鵬本来の相撲じゃないね。私は内容を重視すると言ってきたからね。残りの10日間で盛り返してもらいたい」と注文をつけた。序盤戦を最低ラインの4勝1敗で乗り切ったが、白鵬にはまだ笑顔はない。  



 中日新聞 9月 5日目
<抜粋> 大関白鵬、冷静
大相撲秋場所5日目の14日、横綱朝青龍は時天空を送り投げで下し5連勝。綱とりを狙う大関白鵬は小結黒海を寄り切り4勝目を挙げたが、関脇雅山は大関琴欧州に寄り切られて3敗目を喫し、大関復帰は厳しい状況となった。琴欧州は連敗を免れ4勝目。ほかの大関陣は、千代大海が玉乃島を押し出して4勝1敗。栃東は小結稀勢の里を押し出し2勝目を挙げたが、魁皇は安美錦に突き落とされて1勝4敗となった。全勝は早くも朝青龍と平幕安馬の2人だけ。3大関と関脇琴光喜ら計7人が1敗で続いている。

◆上手切れても慌てず
今場所好調の黒海をどう受け止めるか。白鵬のこれからを占う一番だった。初日のつまずきからなんとか軌道を修正。これを上昇機運に乗せるためには負けられなかった。その思いが立ち合いに出た。「相手は調子がいい。立ち合いは、どちらかのまわしを取って攻めたかった」と言いながらも、左を伸ばし強引に上手をつかみにいった。すぐに切れてしまったが、ここで慌てなかった。右四つの形を一度振りほどき、張り手を交えて攻めながら、組み手を探る。先手、先手と攻めた白鵬が、右四つに再び組み止めた時点で勝負の行方が見えた。このとき「焦ると逆転がある。上手だけでいくと危ない」と判断したという。攻め急いで初日に稀勢の里に敗れた教訓を生かした。右を返し、左上手を引きつけて寄り切った。「下から突き上げてうまくまわしを取った。右のかいなを返すいい形だった」と北の湖理事長(元横綱北の湖)は言うが、立ち合いのまわしの取り方に「つけ込まれる危険あり」と苦言も呈した。白鵬は序盤を「たとえまわしが取れなくても、流れで取っている。まずまずの相撲になってきている」と評価した。しかし、この日観戦した横綱審議委員会の石橋義夫委員長は「もう少し調子を上げないと苦しい。今後に期待するしかない」と厳しい。優勝した夏場所の取り口がどうしても印象に残る。「左で上手を取らないと白鵬の相撲じゃないといわれるから」と思わずつぶやいた。綱とりの苦しみは残り10日間。白鵬はどんな自己表現をするのだろうか。(堀内種正)  



 サンスポ 9月 5日目
<抜粋> 
白鵬、苦しい4連勝
綱とりを目指す白鵬は、突き、押しで攻める黒海にてこずり、左上手を何とか引いて寄り切るもどかしい白星。初日黒星の後、4連勝だが、「立ち合いで左上手を取れなかったら、(周囲は)それだけで白鵬の相撲じゃないと言うからね」と苦笑い。この日は横綱審議委員会による総見。21歳の若き新横綱誕生への期待からか、11人の委員全員がマス席で観戦したが、石橋義夫委員長は「もう少し調子を上げないと(昇進は)厳しいかな」とガッカリした表情を浮かべた。  



 中日スポーツ 9月 5日目
<抜粋> 白鵬に横審「NO」
マス席から、鋭い視線が綱とりに挑む白鵬に突き刺さる。
この日、場所総見で来場した横綱審議委員の11人全員が、白鵬の序盤戦の戦いぶりに強烈な『NO』を突きつけた。結びの一番まで見終えた横審の石橋義夫委員長は、白鵬の横綱昇進について「もう少し調子を上げないと厳しいかな。このままだとダメ? だろうね。今後に期待するしかない」と残念そう。さらに内館牧子委員(脚本家)は手厳しい。「確かに星は4勝1敗だけど、勝った相撲は強いという感じじゃない。長い息で圧倒的な強さを持つ横綱を求める立場からすると、いま3か、いま4」とバッサリ。「心配なのはこの勝ち方で、もし準優勝とかになった場合、大向こうが納得するかどうか…。横審全員にムードが盛り上がってこない」。今場所は13勝が目安とされているが、仮にクリアした場合でも昇進に大いに疑問を投げかける。この日は、突っ張り合いから右を差した瞬間にかいなを返して黒海の体を起こすと、左上手をがっちり引いた。今場所初めて寄り切りで勝ったが、立ち合いはいまひとつ。白鵬は「だいぶ楽になった。だんだん硬さがなくなってきた」と語るが、横審から続出する不満の声。星はもちろん、内容で悪いイメージを払しょくするしかない。 (中谷秀樹)  



 スポニチ 9月 5日目
<抜粋> 白鵬 復調も横審評価上がらず
白鵬が好調の黒海を寄り切って1敗を守った。序盤の5日間を終えて白鵬は「硬さがとれてきた気がする」と笑みが漏れたが、両国国技館に11人全員が顔をそろえた横綱審議委員の評価は一様に低かった。石橋義夫委員長(共立女子学園理事長)は「もう少し調子を上げないと(昇進は)厳しい。今後に期待するしかない」と手厳しい。13勝した先場所、白鵬の昇進について横審へ諮問がなかったことに苦言を呈したこともある石橋委員長。これまで白鵬の昇進には比較的前向きなスタンスだったが「左上手を思うようにとれない」と相撲内容に不満だったようだ。内館牧子委員(脚本家)も「覇気がない。盛り上がらない。強いなあ…という感じがしない。心配は(今後無敗で)14勝して横綱になったとして国民が納得するかどうか」と奮起を期待した。  



 スポーツ報知 9月 5日目
<抜粋> 白鵬、勝ったけどダメ出し…大相撲秋場所5日目
横審委員が熱視線を送った土俵で、白鵬がアピールに失敗した。ここまで2大関を撃破している好調・黒海戦。圧倒すれば昇進ムードが高まる大事な一番だった。立ち合い変わり気味に左上手を狙うが、取れずに逆襲の突っ張りを食らう。タイミングよくいなして右四つになると、何とか寄り切った。「焦らず慎重に取れた。硬さが解消されてきた」2日目からの4連勝に表情は明るい。だが、勝つには勝ったが、力強い“横綱相撲”を見せつけることはできなかった。初日から一向に上がってこない調子。綱取りに挑む大関としては不満の残る内容に、横審委員の怒りが大爆発した。「いま三、いま四くらいの相撲。このままの内容で13、14勝だったとしてもみんな納得するかしら。ムードが盛り上がってこない」辛口なコメントを連発した内館牧子委員は3つの関門を挙げた。〈1〉審判部で諮問されるか〈2〉横審で通るか〈3〉国民がどう判断するか。高いハードルを設定し、奮起を促す。場所前には12勝での昇進も示唆していた“白鵬応援団”石橋委員長ですら「もう少し調子を上げないと(昇進は)難しいかな」と、バッサリ。このままでは12、13勝を挙げたとしても、優勝しなければ昇進を許されない状況になってしまう。本人は前向き 周囲の反応をよそに「初日負けたのは痛かったけど、昨日、今日と良くなった感じ」と前向き。右ひざの違和感など不安はあるが、残り10日間、すべての人を納得させる“強い白鵬”を見せ続けるしかない。  



 デイリースポーツ 9月 5日目
<抜粋> 白鵬 序盤戦は“不合格”判定
心もとない相撲内容の連続に横綱審議委員会は手厳しかった。1敗を守って序盤戦を乗り切った白鵬だが、昇進ムードは盛り上がらない。この日は横綱審議委員会による総見。昇進を期待するメンバー11人全員が集結した。だが、立ち合いでもたつきながら、なんとか右を差し強引に左上手を取って黒海を寄り切った白鵬に対し、石橋義夫委員長の評価はいまひとつだった。「焦っているんじゃないかな。もう少し調子を上げていかないとね。今後に期待したい」と、中盤戦からの奮起を促した。初日から5日間皆勤という内館牧子委員も「前回でキレてしまったんじゃないかな。みんな待ってるのに、盛り上がる強さを感じないし、オーラ、覇気が見られない。このままじゃ大向こうが納得するかどうか」と、疑問符を投げ掛けた。白鵬本人は、体と気持ちが空回りしているようで「焦らず慎重に…。まわし取りに行かないと白鵬の相撲じゃないといわれる。良くはなっている」と言うのが精いっぱい。北の湖理事長(元横綱北の湖)は「立ち合いがしっくりしてないが、負けないことが大事。勝っていけば相撲が良くなってくる」とムチを入れるが、迷走打破には己で突破口を見いだすしかない。  



 毎日新聞 9月 6日目
<抜粋> 
◇これからどう立て直すか 白鵬
栃東が土俵にはい、琴欧州はひざまづく。魁皇は後ろ向きに土俵を割り、千代大海はつかまって為す術なし。大関のドミノ倒しを止めるべき綱取りの白鵬、そして朝青龍までもが巻き込まれた。白鵬は強引すぎた。突っ張り。うるさい安美錦を嫌って突っ張ったが、これが裏目。脇が空いて差された。その右腕を小手で振り回すが、相手を呼び込んでしまい外掛けを食らって土俵に尻もち。背中にべっとりと砂がついた。目の前で大関が敗れると、千代大海が「雰囲気が重くなって、自分が端に追いやられる気持ちになる」と言うように嫌な気分になるらしい。そこで泰然自若と自らの相撲を取るのが綱を目指す力士の強さだろう。しかし、白鵬は「熱くなりすぎた。あそこ(小手投げ)で無理やり行ってしまった。ミス」。冷静さを欠いた取り口を悔やむあたりが、何とも未熟だ。しかし白鵬が負けて「鳥肌が立った」と言う朝青龍も「先にまわしを取られて焦った」と、小結2場所目の新鋭に横綱戦初白星を献上する、おまけまでついた。上位に全勝が消える大波乱。最後まで見届けた白鵬は支度部屋で「横綱、大関陣全敗。どうなっちゃったんだろう」。終始固かった表情が緩んだ。もう負けられない状況に追い込まれる一方、期せずして混戦の中に身を置ける幸運も転がり込んだ。これからどう立て直すのか。【飯山太郎】  



 日刊スポーツ 9月 6日目
<抜粋> 白鵬、背中から落ちて2敗目
綱とりを狙う大関白鵬(21)が、痛い2敗目を喫した。平幕安美錦(27)と立ち合いから突っ張り合い。左上手を狙って2度まわしに手が掛かったが取り損ねる。最後は強引な左小手投げを打ったところで、安美錦の右足の外掛けに屈した。背中から土俵に倒れた白鵬は、力なく起き上がると伏し目がちに花道を退いた。10日目までに1敗が、昇進への最低ライン。北の湖理事長(元横綱)は「これから先、負けられない状況になった。イメージもある」と厳しい目を向けた。 6日目での2敗に白鵬も「うん、しょうがない」と言って目を閉じた。それまで必死に前を向いていた目は真っ赤。今にも涙があふれそうで、ショックは隠せない。「大関全員負けたんだ。どうなってんだろう」。少しだけ表情が和らいだが、切り換えられるかと聞かれ「できればね」と弱々しく答えるだけだった。



 サンスポ 9月 6日目
<抜粋> 
重い、重すぎる痛恨の黒星だ。腰から土俵に落ちた白鵬の背中についた土俵の土が、惨敗を意味していた。綱とり場所。折り返してもいない前半戦で、横綱の座が遥かかなたへ遠ざかる。「まわしが取れなかった。攻め急いだ。無理やり小手投げにいったのがミス。仕方ない…」。声が小さくなった。
突っ張って、攻め込んだ。だが、左上手は取れない。再び突っ張って土俵際で強引な小手投げを打ったが、安美錦の右外掛けに、あおむけにひっくり返った。初日の稀勢の里戦に続き早くも2敗目。場所前、日本相撲協会・北の湖理事長(元横綱)から設定された昇進条件は「13勝以上」。もう負けは許されない。後はなくなった。入門時から指導する育ての親は、この敗戦を予感していた。宮城野部屋付きの熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)だ。右ひざ痛のため2日連続で朝げいこを休んだまな弟子に、「いまのままじゃ相撲がうまい安美錦には確実に勝てない。安馬、露鵬にも負けるね」と切り捨てていたのだ。立ち合いで相手の左前まわしをガッチリ取る得意の形を思いださなければ、勝利は呼び込めない。予告は的中した。前日、観戦に訪れた横綱審議委員会の石橋義夫委員長は「調子を上げないと昇進は厳しい」と力強さ、安定感に欠ける序盤戦を指摘。逆に、抵抗できない負けっぷりに悪い印象だけが重なってゆく。北の湖理事長は「(昇進には)この先、もう負けられない」と改めてデッドラインを明言した。白鵬を含む5大関に土がつき、結びの一番で朝青龍が稀勢の里に敗れ、史上初めて1横綱、5大関が敗れる大波乱。白鵬は「きょうは大関が全員負けた。どうなっているのかな」。優勝戦線は混とんとしてきたが、自分自身との闘いに徹して、先を切り開く。(江坂勇始)  



 日刊スポーツ 9月 6日目
<抜粋> 綱とりピンチ白鵬2敗
まわしに苦しんでいる白鵬が同じ失敗で2敗目を喫した。立ち合いから突っ張り合い。2度、左上手に手が掛かるも取り損ねた。焦りは取り口に出る。安美錦の右のかいなを小手に巻いて強引に投げようと上体を反らすと、右外掛けで背中から倒れた。力なく起き上がり伏し目がちに花道を引き揚げた。10日目までに1敗が、昇進への最低ラインと言われていた。北の湖理事長(元横綱)は「負けられない状況になった。イメージもある」と厳しく言った。そんな空気は、土俵際に立たされた白鵬が誰よりも感じている。風呂を出る時、敗れた悔しさを全身から振りまくように歩く朝青龍と擦れ違った。「ア~ッ」と叫ぶ声を背に、力が抜けた顔を見せた。6日目での2敗に「うん、しょうがない」と言って目を閉じた。それまで必死に前を向いていた目は真っ赤。「大関全員負けたんだ。どうなってんだろう」。少しだけ表情が和らいだが、切り替えられるか、と聞かれ「できればね」と弱々しく答えるしかなかった。綱とりが遠くなる白鵬のすぐ横で、朝青龍は怒りのオーラをガンガン漂わせた。土俵に落ちた時にぶつけた右足のスネが赤黒く腫れ上がると「胸が合った? じゃないと負けるかあいつに。負けちゃったよ、負けた」と言って唇をかんだ。「若手でいい相撲とったよ」と、稀勢の里をたたえたが、すぐに屈辱の言葉がわき上がる。「巡業もあるからな。けいこしないとだめだ!」。早くも稀勢の里との三番げいこを予感させる荒々しさ。負けて意気消沈の白鵬とは正反対だ。朝青龍も史上初の大波乱にのみ込まれた。「白鵬が負けて鳥肌が立った。みんな負けたんだな? くっそー。嫌な雰囲気だったんだ」。肩を怒らせて相撲診療所へと急いだが、打撲と診断されて出てきた時はもう前向き。「明日は取れるでしょう。せっかくだからね。祈ってくれよ」。この切り替えの速さが強い横綱を支えている。【井上真】  



 スポーツ報知 9月 6日目
<抜粋> 
21歳の新横綱誕生を期待するファンの悲鳴が、国技館に響いた。「しようがない」白鵬の背中についた土が、痛すぎる1敗を表していた。
目の前で4大関が総崩れした。「オレはそうじゃないって熱くなり過ぎた」心が揺れたまま土俵に上がった。相手は2日連続で大関を撃破した安美錦。立ち合いで突っ張るも得意の左まわしを取れない。左から強引な小手投げにいったが、外掛けの餌食となった。昇進目安の13勝まで、もう1敗もできない状況。1場所15日制以降、6日目まで2敗して横綱に昇進したのは朝潮、柏戸、3代目・若乃花の3人だけ。約1割という確率が、険しくなった道を物語る。不振の要因は精神的な重圧だ。場所前に「プレッシャーはある」と漏らした。不安から立ち合いに迷いが生じている。場所に入ってからは、腰と右ひざに痛みが出るなど満身創痍(そうい)の状態だった。極度の不振に5日目には横審からのダメ出しを受けた。さらにこの日の朝、育ての親・熊ケ谷親方(元幕内・竹葉山)は不安を口にした。「かわいいから言うけど、今の状態なら(昇進は)100%無理。横綱になっても1年も持たない。このまま終わる人間じゃないんだから」と初めて厳しいゲキを飛ばした。救いは横綱・朝青龍にも土がついたこと。名古屋では目安の13勝を挙げたが、朝青龍の独走を許し昇進見送りとなった。今回は同日に朝青龍、4大関も敗れ優勝争いは混とんとしてきた。北の湖理事長(元横綱)は「まだ優勝争いは分からないが、もう負けられないよ」と突きつけた。「頑張りますよ」7日目は1敗の琴光喜戦。目の前のライバルを一人ずつ、蹴落としていく。  



 デイリースポーツ 9月 6日目
<抜粋> 綱とりがけっぷち!白鵬痛い2敗目
今場所の不振を象徴する相撲だった。立ち合い突っ張って出た白鵬は、命綱の左上手を取ろうと何度か手を伸ばしたが、深い踏み込みがないため届かない。しびれを切らし、強引に小手投げにいった直後に落とし穴が待っていた。業師の安美錦に絶妙の外掛けを決められ、土俵に背中から倒れこんだ。初日の稀勢の里戦に続く黒星で、6日目にして早くも2敗目。支度部屋では興奮のためか顔を真っ赤にして目を閉じ「まわしが取れずに無理に(小手投げに)いったのがミスです。ちょっと攻め急いだ感じ。今日は大関も横綱も全員負け?どうなっているんだ」と、自分を責めた。先場所は13勝を挙げながら、一度も優勝争いに絡めなかったという理由で無念の昇進見送り。今場所は直後の結びで朝青龍が1敗を喫し、星ひとつの差は変わらないが、北の湖理事長(元横綱北の湖)は「優勝の流れが決まったわけではないので、まだ自分を追い詰める必要はない。だが、これから先は負けられない。イメージもある」と綱とりが厳しい状況になったことを示唆した。「負けたことはしようがない。明日から切り替えていく?それができればいいが。とにかく頑張ります」。まだ優勝も昇進の可能性もわずかながら残っている。この苦境をどう克服するか、夢にまで見た綱はその先にある。  



 スポニチ 9月 6日目
<抜粋> 白鵬2敗目!綱獲りへ黄信号
大相撲秋場所6日目、白鵬が波乱の渦にのみ込まれて、綱獲りへ黄信号のともる黒星を喫した。支度部屋に戻った白鵬は「きょうは大関全部負けてんじゃないの」と笑って悔しさをまぎらわせた。調子の上がらないまま早くも2敗目。朝青龍が敗れたことで首の皮はつながったが「まあ、頑張ります」と力なく言うことしかできなかった。相撲巧者の安美錦に対し「まわしを取らずにいきたいと思った」ともろ手突きからしゃにむに突っ張った。粘る相手に右を差されると、左上手を取りきれずに強引な小手投げ。目の前で4大関が敗れて「オレはそうはいかないぞって熱くなりすぎた」と冷静さを欠き、外掛けの餌食となった。北の湖理事長(元横綱)は「今後の流れもあるが」としつつも「これから先は負けられない」との見解を示した。
≪安美錦 自画自賛の快勝≫安美錦は琴欧州、魁皇に続いて綱獲りの白鵬も破った。「よく我慢できた。小手に振りにきたんで体を寄せるしかないと思った。よく右足が出たね」と自画自賛。平幕の3日連続大関撃破は01年秋場所の土佐ノ海以来7人目となった。殊勲の白星も「萩原(稀勢の里の本名)のせいで台無しだよ」と風呂から上がってきた稀勢の里を横目に見て苦笑いしていた。  



 毎日新聞 9月 7日目
<抜粋> 
○…白鵬が力ない相撲。立ち合いで左前みつに手がかかったが、琴光喜の突っ張りであっけなく放れ、半身に。そのすきに左上手を許してしまい、相手の出し投げで後ろ向きに土俵を割った。北の湖理事長が「起点」と言う13勝に届かない3敗目。支度部屋でも出てくるのはため息ばかりだ。白鵬は「いずれはこういう成績になるのではと不安があった。それが今場所だった」と落胆しきり。綱取りについて北の湖理事長が「12勝でも優勝なら」と含みを残しているのに、当の本人が「まだまだだなと思います」と白旗。8日目の把瑠都戦に向け「切り替えます」と言いながら、最後まで笑顔はなかった。  



 日刊スポーツ 9月 7日目
<抜粋> 終戦ムード?白鵬の綱とり絶望的
大関白鵬(21)の綱とりが絶望的になった。関脇琴光喜にいいところなく送り出され連敗。綱とりが絶望的になる3敗目を喫した。「肩に力が入った。バタバタした。気持ちを切り替えて頑張ります」と、必死に言葉を振り絞ったが、ここまで7日間の相撲を振り返るなど、終戦ムードも漂った。北の湖理事長(元横綱)も「昨日、今日の負けは大きい。優勝は決まってなく、あきらめてはいけない。優勝すれば分からないが、(優勝ラインが12勝を)落ちての優勝では論外だ」と、12勝での優勝しか昇進につながらない見解を示した。また、放駒審判部長(元大関魁傑)も「苦しいのは皆さんが見ての通り。これだけ負けるのだから、どこか痛めているのかな? 基本線は今の状況では言えない」と理事同様に厳しい見方をした。  



 読売 9月 7日目
<抜粋> 白鵬綱取り、北の湖理事長も放駒審判部長も厳しい見方
7日目で3敗となった白鵬の綱取りについて、北の湖理事長(元横綱)と審判部の放駒審判部長(元大関魁傑)は取組後、ともに厳しい見方を示した。審判部長は「今場所は安定感や積極性が落ち、気持ちの充実感が足りない」と指摘。理事長も「相撲がバラバラで負け方が悪い。今の状態では来場所につなぐことも難しい」と否定的だった。数字上、白鵬は12勝での優勝の可能性を残している。  



 読売 9月 7日目
<抜粋> 横綱“秒殺”のすごさ、白鵬は一方的な負け相撲
大相撲秋場所7日目(16日・両国国技館)――取組前の支度部屋。朝青龍は、テレビ画面に視線を突き刺していた。流れていたのは、把瑠都に4連敗を喫した場所前の横綱審議委員会けいこ総見の映像。若い稀勢の里に完敗した翌日でもある。見終えて準備運動に移る姿からにじむ気迫は、さながら野獣。こんな時の横綱はとにかく強い。「立ち合い勝負」と朝青龍。ゆるりと腰を上げた把瑠都に、踏み込みの違いを見せつけた。のど元をもろ手で突いてのけ反らせ、わずか三突きで規格外相撲の巨漢を腰砕けにした。まさに“秒殺”だった。本場所の横綱は、やはり厳しさが段違い。初顔相手には特に強い。周囲待望の一戦に師匠の高砂親方(元大関朝潮)は「こんなもんだよ。周りが盛り上げ過ぎた感じ」と淡々と評した。前日の相撲で右ヒザの下を土俵に打ちつけ、激しく内出血した朝青龍だが「負けたのが悔しくて、気にする余裕はなかった」。あきれるほどの執念で白星を取り戻した横綱と対照的に白鵬は、一方的な負け相撲で連敗――。勝負師のあり方を示した一番だった。(込山駿)  



 中日スポーツ 9月 7日目
<抜粋> 白鵬が3敗、綱とり絶望に
「(自分の力が)まだまだだなと。(好調を)維持するのは難しいなと。いずれこういう成績になるのかなという不安がありましたけど…」。敗れた一番を見た北の湖理事長(元横綱北の湖)は、綱とりが途切れたかについて、あいまいな言葉に終始したが、白鵬自らがギブアップを口にした。後がないという覚悟なのか、立ち合いで左前みつを取りにいった。本来の形にすがったが、心が入っていないのだからさびついている。踏み込みが甘い。すでに、心が折れてしまっているようだ。この日朝、白鵬はけいこ場に降りてこなかった。育ての親の熊ケ谷親方(元幕内竹葉山)に問いただされたが、明確な理由を答えず「綱とりなんかやめちまえ!」と一喝された。自分の相撲を見失い、葛藤(かっとう)といら立ちで苦しむ弟子。親方は「自分で気付くしかない。こんなに人間って変わるもんかなと思うよ…」と上ずった声で嘆く。「これから気持ちを入れかえてやる」と白鵬。だが、その表情は上の空。反動が心配だ。  



 スポニチ 9月 7日目
<抜粋> 早くも3敗…白鵬 綱獲り絶望的
観念したかのように両足で土俵を割った。琴光喜に後ろを向かされ、白鵬はなすすべなく送り出された。宙を見つめて肩で一息。ゆっくりとした足取りで支度部屋に戻ると「いや、もう…。まだまだだなと思います」とため息をついた。左から踏み込んで前みつを取る、今場所初めて見せた“らしい”立ち合い。しかし、踏み込みが足りずに一度手のかかった左の上手はすぐに切れた。まわしが取れずに「肩に力が入った」と左からの上手出し投げにあっさりと体が泳いだ。今年に入って4場所続けて13勝以上挙げてきたが、今場所は早くも3敗。昇進の目安とされていた13勝には届かない。「いずれこういう成績になるかもって不安があった。それが今場所になった」。先場所の終盤から腰に痛みがあり、夏巡業で右手のひらにも違和感を覚えた。初日に敗れた際に右ひざを痛め、この日はサポーターを着けて土俵に上がった。肉体的にも精神的にも少しずつ追いつめられていた。北の湖理事長(元横綱)は「12勝での優勝なら(昇進は)ないことはない」と可能性は残したが「もう1つ負けたら論外」と語った。放駒審判部長(元大関・魁傑)も「内容的には決していいものではない」と評価は厳しく、昇進は大きく遠のいた。夏場所優勝で始まった長く険しい綱獲りロードは振り出しに。「気持ちを切り替えて頑張るのが大事だね」と語る白鵬の顔には、悔しさとともにホッとしたような笑顔も浮かんでいた。
≪琴光喜 場所前から手応え≫琴光喜が白鵬を送り出して1敗を守った。「相手の左を右手で殺せた。体は動いてますね」と白鵬得意の左前みつを許さないイメージ通りの取り口に喜色満面。場所前、白鵬の宮城野部屋へ出稽古した際「本調子じゃないと思った」と、すでに手応えをつかんでいたという。元大関候補が横綱候補に意地を見せた。  



 スポーツ報知 9月 7日目
<抜粋> 白鵬見たか!これぞ朝青、これぞ横綱
この日、3敗目を喫し昇進が絶望的となった白鵬とはすべてにおいて格の違いを見せつけた。取組後には初日に続き風呂場で大関に「焦る必要はない。負けることも財産なんだ」と奮起を促した。土俵全体を盛り上げようとする第一人者としての自覚がそこにはある。白鵬に綱としてあるべき姿を見せるためにも最強横綱が2場所連続優勝へ突き進む。  



 スポーツ報知 9月 7日目
<抜粋> 白鵬3敗、綱取り絶望
 綱取りへの気持ちは完全に切れてしまったのか。白鵬は、勝負をあきらめたかのように、簡単に土俵を割った。支度部屋に戻ると、ため息とともにじっと目を閉じ、悔しさをかみ殺す。気持ちの整理をつけると口を開いた。「まだまだだと思います。何場所も十数番以上を維持するのは難しい。いずれこういう成績になる不安はありました。それが今場所だった」胸の内を明かした。昇進目安の13勝以上へ、負けられない琴光喜戦。立ち合い、得意の左まわしが取れない。逆に左上手を取られると出し投げで崩され、後ろ向きになり送り出された。「肩に力が入ってしまった」とポツリ。1場所15日制になった1949年夏場所以降、7日目までに3敗して昇進した例はない。北の湖理事長(元横綱)は「優勝争いが分からないので可能性があるとかないとかは言えない。ただ、3敗は厳しい」との見解を示した。昇進問題を預かる放駒審判部長(元大関・魁傑)も「苦しいことは苦しい。安定し、積極的だった先場所と比べると印象は落ちる」と評した。絶望的となった綱取り。「残り頑張ります」白鵬が最後に見せた笑顔には悲しさが見え隠れしていた。  


















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