テーマ:相撲(1568)
カテゴリ:相撲研究
コメント欄で「付け人」なのか「付き人」なのかの質問を頂き、私もたまに混乱する事があるぅ~、と思いエントリーする事にしました。 <相撲大事典より> 【付け人】つけびと 十枚目以上の関取の下に配属されて、廻しの着け外し、洗濯、入浴など、その身辺の世話いっさいをする幕下以下の力士のこと。「若い者(もん)」ともいう。十枚目で2~3名、幕内で3~4名がつき、横綱には8~10名がつく。また、親方にもつく。 原則として同部屋の幕下以下の力士がつとめるが、少人数の部屋では同門の大きな部屋から人員を借りることもある。付け人は関取や親方の世話をしながら相撲社会のしきたりや礼儀、相撲そのものを学ぶ。同時に関取には付け人にそれらを教え、力士として強く育てる義務と責任がある。 相撲大事典には「付き人」は載っていません。「付け人」のみです。 日本国語大辞典第2版より 【付け人】つけびと (1) 保護・監督のために付けておく人。 (2) 付き添って身の回りの世話をする人。付き人。 【付(き)人】つきびと (1)付き添って世話をするひと。付き添いの人。 (2) 芸能人や力士などに、いつも付き添って世話をする人。 この辞典では「付き人」と載っていますが、これは間違っていると思われます。 新明解国語辞典第6版より 【付(け)人】つけびと (1) 付き人。十両以上の関取の身の回りの世話をする、若いすもう取りを指す。 (2) 監督として、そばに付けておく人。 【付(き)人】つきびと 芸能人の世話をする人。付け人。 この辞書は「付け人」となっていますから正解。 <結論> 勝手な解釈ですが、「付け人」が正しいと思います。日本語としては付き人も正しいのでしょうが、相撲用語として使うのは「付け人」。日本相撲協会監修の相撲大事典が「付け人」のみ載せているので、「付け人」と使うべきだと思います。 今後混乱したら「若い者(もの)」「若いモン」と表記したいと思います。 あっ、そういえば、カウントダウン・ドキュメント 秒ヨミ!で把瑠都が山本山に「もう若いモンじゃないんだから!」と激を飛ばしていました。この「若いモン」はまた違う意味なのでしょうね。 因みに「若い衆」 <相撲大事典より> 各部屋で幕下以下の力士を呼ぶ通称。「一人前でない若い者」という意味である。「うちの若い衆」といえば、自分の部屋の若手力士を指し、「おれの若い衆」といえばその力士や年寄りの付け人を指す。「若い者(もん)」「わかもん」ともいい、呼び方は部屋や親方によって異なる。 「わかもん」ってなんか流行りそうな予感。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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