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年明けですので、ちょっと贅沢をしまして、観劇に行ってきました。三浦按針の話です。
日頃演劇にあまり興味を持たない娘が、珍しく乗り気になった為というのもあります。藤原竜也効果?(笑) とてもテンポの良いお話です。舞台装置の切り替えが速く、役者さんたちの動きも迅速で、密度の濃い物語がどんどん展開していきます。 オランダ船リーフデ号が日本に漂着するところから物語は始まります。 乗組員であるオランダ人とイギリス人ウィリアム・アダムス、彼らと相対する日本の侍、既に日本に上陸して布教活動をしているイエズス会のパードレたち、三者それぞれの立場や思惑、英語と日本語が入り混じって語られます。 英語と日本語が頻繁に入れ替わるため、時々何語で語られているかよくわからなくなりました(^^; 字幕が設置されて英語の台詞には日本語の、日本語の台詞には英語の訳が出ますので、意味がわからないということはないのですけれど。 登場人物が多いのでちょっと混乱しやすいのですけど、ちょうど天地人のあたりの話ですので、予備知識に助けられてストーリーを追うことができました。 祖国への望郷の念を捨てがたいながら、日本の自然や文化への愛着を深めていくウィリアム・アダムス、武士の家に生まれながらゆえあって修道士となっているドミニコ、広い世界への関心を抱きながら日本から動くことなく世を治めようとする徳川家康、三者三様に葛藤を抱きつつ、友情を深め、前に進んでいきます。 家康、按針、二人の迫力にも圧倒されましたが、純粋な潔白さと内面に潜む狂気を見事に表現するドミニコも凄いです。 良い役者さんの揃った質の良い舞台で、新しい年のスタートがいい感じに切れそうで嬉しいです(^^) 家に帰ってプログラムを見て気がついたのですが、一人二役、三役なさっている役者さんがたくさんいらしたようです。 一幕、二幕、役者さんの演じ分けなども気にしながら見ても楽しいかもしれません(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 11, 2010 02:47:29 PM
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