2007/10/20(土)00:03
確信がもてないときは・・・・
私が対象にしている生物は数百種類です。
一言で駆除と言っても、その対象を知らなくては、
正確な対処ができません。
今日の冒頭の写真は、県北のお屋敷です。
玄関脇の土台が食われています。
写真の黄色い丸印の箇所です。
このように、正面に正々堂々と蟻道ができるのは珍しく、
それだけで、何だか違う種類のシロアリではなかろうかと
ワクワクするわけです。
で、
こうして調査器具を用いて、患部の痛んだ木材を
そっと撤去すると、
肌寒い季節になったというのに、元気よく活動している
シロアリさんが見られます。
下の写真の、印の所にいます。
ちょっと見ると、何だかいつも県南で遭遇するシロアリと
少し形状が異なるような気がします。
こうなると、もう気になって気になって・・・・
で、
会社に採集して持ち帰り、このように同定作業をします。
確信を持つまで、きちんと調査研究はしています。
その結果が、次の写真です。
この姿から、ヤマトシロアリであることが判るのです。
このお屋敷の床面積は120坪・・・・とにかく広い。
大部分のシロアリ駆除業者なら、全域に薬を入れて、
100万円ぐらいの施工料金を集金するでしょう。
私ですか?
床下も調査しましたが、患部はここだけのようです。
この患部を中心に、部分施工で凌ぎたいと思います。
出張費を入れて、数万円の工事です。
貧乏ヒマなし。
今日も東奔西走(自分で言うな!)の、一日でした。
明日も山のように調査と作業が入っています。